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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

見えてくるヒント

2019-12-06 | 陸上競技

テスト期間なので練習は1時間と決めています。勉強をせずに練習だけやっておくというのはやはり違ってくるので。成績不振者は参加させず。参加しなかったら勉強するのかという大いなる疑問もありますが。前も書きましたが「取り組み方」は全てにおいて共通すると思います。やるべきことができないのであれば競技でも同様。

 
練習に関しては必要な要素を抜き出して実施しています。3パターンをローテーションで。今やりたいなと思っている事を徹底したい。が、与えられた時間は1時間しかない。その中で何をするのか。基本的な部分の徹底かなと。走る量を増やしても意味はないかなと。
 
水曜日の練習ではアジリティとラダー。これは「やりたい」という要望があったのでそれに合わせて。その後はシャフト補強Aメニューを入れてからスイッチング&スキップ。この中で色々と感じるものがありました。
 
シャフト補強で「やりたい動き」を意識させる。ここはかなり。走る練習に行くまでに何をするか。今はここにポイントがあると思っています。走りは「結果」だと思っています。もちろん走りながらでしか分からないことがあると思いますが「走る」事に関して考える中で「準備段階」をどうするかが重要だと感じています。
 
スイッチング。これは切り替えを意識しています。走る要素でいえば「力の方向を変える」という部分。これまではそこを重視していました。しかし、よく動きを見るとここは「意識するポイント」を変えるべきではないかなと。スイッチングで速く動いてしまう者が出ます。進む事を意識しすぎてしまう。確かにこの部分で言えば進む感覚はあると思います。しかし、そちらが優先されてしまう。進むことが重視されてしまうことで本来的な狙いができなくなる。
 
ここの動きは水平移動を意識していました。が、根本的な部分から見直しが必要かなと。頭の上下移動があっても良いので「縦の動き」を意識することが重要なのではないか。「やりたいこと」を頭に入れて見ることで「こっちの方がいいな」と感じることがあります。そうなるとミニハードルの距離が広いかもしれないなと思います。
 
ミニハードルを使ったスイッチングでは「縦の動き」を意識する。これは「上から下」へ「大きな力を加える」という要素。まずはそこを意識する。この前の段階でハードルドリルを入れています。ここでやった事を走りに繋げていく。そこでスイッチングが必要かなと。この辺りの順番は検討の余地があると思いますが。
 
「縦の動き」を意識してからその後スキップを入れる。これで「力の方向を変える」という部分が生まれる。スイッチングとスキップを「同じ位置付け」でやっていましたが「別物」として考えていく方が良いなと。
 
元々この練習自体は「思いつき」でやっている部分がありました。練習の狙いは明確にしていました。しかし、精査していく中で別の視点から見ていくことができた。これによりもっと違う形で「速く走る」事に対してアプローチできると思います。「見た目の動き」ではなく「何を狙いとしているか」にこだわっていく必要があるかなと思っています。
 
この部分と同じ。木曜日の練習で「サーキット」→「シャフト補強Bメニュー」→「ハードルジャンプ」→「スピードスキップ」の順番で練習を進めました。ここも前の話と同様です。元々このメニューにしていたのですがここも意識するポイントが同じ。シャフト補強で「ポイント」を明確にしてそれを「ハードルジャンプ」で「縦の動き」で意識する。この段階でできていない選手は「潰れる」ので跳べない。反発をうまくもらうという練習。
 
「反発をもらう」という話をすると「ジャンプ系」をするという流れになるのだと思います。しかし、「前段階」が重要ではないか。反発をもらうためには「地面に大きな力を加える」と「力を逃がさない」という部分が必要になる。そこができないのに「反発系」を意識しても「末端を使った動き」で誤魔化してします。そこをどうするかどうか。
 
練習で「固める」という動きをしています。これをやったからどうなのか。これはある人から突っ込みが入りました。客観的に見ればそうなのだと思います。走りの中で「意識する」というのはほぼ不可能だと思っています。細かい技術的なことを速い動きの中で意識する。それができればもっと簡単に速くなります。
 
今の練習のテーマは「感覚の自動化」です。走る中で関節の固定を意識するのは難しいので「予備動作」の中で「固定」をする感覚を養う。それを実際の走りの中で「自然にできるようにする」という部分です。意識してできるスピードレベルや負荷の中で別途やっておいてそれを最後に走りに落とし込む。そのための「予備動作」です。ここが丁寧にできるかどうかで走りの感覚が作れるかどうかは決まってくると思います。
 
またマニアックな話になってきています。余裕があるときにもう少し書きます。多分(笑)。興味のない人にとってはしんどい話かもしれませんね。お許しを。
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