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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

気持ちが入れば

2013-04-28 | 陸上競技
前述のように先週がミーティングを行ったので練習が計画通りできなくなりました。まー計画といってもあってないようなものですが。これも長距離コーチと話をしたのですが、一週間のメニューを綿密にたてることはありません。指導し始めの頃は週間計画を立てて毎週配っていました。毎回意識するポイント等を詳しく書いて渡す。練習メニューの把握という意味では先を見て考えることができるので必要なことなのかもしれません。しかし、最近はある程度立てていますが細かい部分は練習中に指示を出します。見ていて足りないな、上手くいっていないなと感じた所の修正練習になるからです。

話が若干それてしまいましたが練習開始を12時からにしました。選手からの申し出により変更しています。そのためグランドでは野球部の紅白戦が始まるとのこと。メニュー的には走っておきたい日です。だからといって前日の状態で、走り込みをしようという雰囲気にはなりませんでした。私の気分的なものなのかもしれませんが。一応野球部に確認に行きました。120は無理だと判断して短い距離に変更しようと。ガムシャラに強くなろうとする練習も必要です。時には倒れこむくらい力を使い切るハードな練習が必要になります。ミーティングをしたあとでしたからそれくらいの練習をしておきたいと思いましたが諦めました。短長系であればこういう時のこの手の練習は効きます。特に女子は。まー場所的に厳しいので仕方ないですし、短短が多くなってきている今のチーム状態であれば他の形もありかなと。

私が野球部の所に場所の確認をしに行っている間にほぼ動きの部分は終わっていました。前日私が放置して帰った後にドリルをやったようです。それくらいはやらないといけないよね、という感じの話をしていますから当然といえば当然なのかもしれませんが。意識する部分は何度もいってきています。後はそれがどれだけ出来るかですね。

その後フレキをやってからタイヤへ。前半の加速段階のイメージを強く意識させました。ここから高跳選手は専門へ。とにかく跳ばしたい。跳ばないと感覚が作れないので。細かい技術的なことはわかっていません。かといって基本的な部分はハードルや幅跳びと同じだと思います。中国の可能性が充分ありますから練習をさせないといけません。

タイヤが終わってからマーク走。この日は中間の意識まで持たせたかったのでそこの区間にもマークを。1人身体が動いていない者がいました。理由は簡単です。激しい筋肉痛に襲われているため。火曜日のトレーニングができていないため前日のトレーニングが久しぶりの負荷でした。このダメージが大きく身体をコントロールすることができません。なかなか難しい部分です。マークの幅が届かないようでした。ここは我慢してやるしかない部分です。

その後のバトン併走も思うように走れていませんでした。それでも我慢していました。これは大きな成長だと思っています。以前はこういう状態になるとまったくダメでした。かなり感情的になって練習の質が一気に落ちてしまっていた時期が長くありました。それが我慢できているというのは大きいと思います。周りのサポートも大きいですね。意識レベルがもうワンランク上になるとすごく面白いと思います。

スタートも行いました。女子はかなり良かったですね。大きいエースとキャプテンはしっかり走れていました。それに一年生がある程度の差で付いています。スピードが出るようになってきたかなと感じています。この一年生がどれだけ走れるようになるかがうちにとっては大きいのです。中学レベルまで戻ってくれるだけで上が見えます。持っていき方によっては早い段階で12秒台が見えるかなと考えています。12秒台4人で4継を組む。ここが見えてきていると思います。もちろん12秒9が4人ではどうにもならないのですが。

短い距離しか走れないので更にバトンを。支部大会ではバトンが滑るというアクシデントがあったものの無難に渡すことができました。精度をもっと上げていかなければいけません。練習回数が少ない2走3走の区間を中心に行いました。小さいエースは走りが微妙でした。そこで足長を調整しながら行いました。この日は走る者、サポートする者の役割り分担が上手くいっていました。いつもこれくらいの事ができると良いのですが。まだまだ練習が必要です。

最後は60m。かなりとはいきませんがある程度の本数を走りました。動かない中でも我慢して動かす者、感覚をつかみかけているためスピードが出ている者といましたが総じて走れていたと思います。ここ最近では一番かなと。まーそれくらいにならないと到底目標には届かないのですが。

気持ち的に高まり集中できれば良い練習になります。常にどうすれば走れるようになるか、今やっている事が走りにどのようにつながるかを考えながらやっていけたら面白い事になります。以前はこのような状態から練習を始めると悲壮感漂う練習になっていました。追い詰められてる練習です。何が違うのか分かりませんが今はかなり明るい。忘れているだけなのかも知れませんが(笑)。メリハリがつかない明るさはマイナスになります。きちんとスイッチを切り替える事ができる明るさであればチームは強くなると思います。

やるのは選手自身。これは何度も言っています。どうなるでしょうか。見ていきたいと思います。
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本当の意味での取り組みとは

2013-04-28 | 陸上競技
土曜日、この日は朝から練習の予定でした。が、前日の事もあり私は練習に行かなくても良いかなという気持ちでした。無責任と言われるかもしれませんがそれなりのレベルで競技をやるという気にはなれませんでした。先日にキャプテンからミーティングをしたいという連絡がありました。話をして意味があるのかは分かりません。何をしないといけないのか、自分達の取り組みの見直しがきちんとできないのであれば時間が無駄になってしまうだけです。

通常の練習開始時間から選手はミーティングをしていたようです。長距離も一緒にミーティングに参加していました。基本私はノータッチ。チームとしての取り組みの意味を考えるためには必要な事だと思います。別にミーティングをさせるために前日話をしたわけではないのですが。本気でできないと思う者は練習に来る必要はないと伝えていました。総体に向けて、中国に向けて練習の質を上げなければいけない時にそれなりの練習しかできないようでは来る意味もありませんから。

1時間くらいして長距離コーチから連絡がありました。早い時間帯から来て待っていたようです。申し訳ないですね。しばらく私と二人で色々な話をしました。うちの卒業生です。当時は長距離の超エキスパートの指導者がいましたから、練習は完全に別でした。チームとして活動はしていましたし、部員同士や顧問同士も密に関わっていましたが今の状況とは違う部分があります。その辺りの話しと今のチームについての話を。コーチとしてお願いしましましたがきちんとした指導経験はほとんどないと思います。今までやってきた事が指導のベースとなるはずです。ここについての話もしました。経験者だからこそ陥りやすい失敗があります。若いだけに色々なものが吸収でにるはずです。

2時間くらいしてからキャプテンが話をしに来ました。一人一人考えさせたとのこと。自分達の練習に対する姿勢を見直しすきっかけになったと言っていました。それにしても2時間は長すぎますね。それぞれ思う事があったのかもしれません。中には自分達の練習態度の何が悪いのか分からない者もいたでしょう。その中での2時間というのはどのような時間だったのでしょうか。前の記事にも書きましたが「いつも通り」の練習でした。ここ最近トレーニングの練習が不足しているので久しぶりの練習であったことは間違いありません。それで「何が悪いのか」という感じで捉えている者もいるのではないかと思っています。しかし、本当に目指すモノに向けての練習としては明らかに不足しているのです。このレベルで中国に行く資格はないと思います。

陸上競技部であるという意識を持つことがすごく大切です。昨年、女子の4継0.01秒差で7位。これは日曜日の支部大会後にも話をしています。どれだけ練習をしても6位と7位では天と地ほどの差があるのです。だからこそ真剣に練習に取り組まないといけない。部活によっては100対20くらいの点差で負けるところもあります。本当に努力をしてその点差なのか、それなりに練習をしてその点差なのか。また、その「負け」に対して「悔しい」と涙を流すことができるほど打ち込んでいたのか。大きな部分です。「練習の時間だから練習をする」という感覚では「負けたね」で終わってしまうのです。絶対に勝つんだという意識を持って練習をするのと漠然と練習するのでは全く違う。これを何度言えば分るのか。

結局は自己満足で終わってしまう可能性はあります。しかし、その満足度が全く違うと思います。どんな結果であってもきちんとやったものなのかどうかではないかと。今の状況であればそれなりの結果で終わりです。勝負をするという意識を持って取り組まないと取り返しのつかないことになるのです。

ここの部分、伝わらない者には絶対に伝わりません。だから同じ失敗を繰り返す。繰り返すというか意味が分っていないからまた同じことをするのです。真剣に競技に取り組むというのは表面的な部分だけではなく「本質」の部分から理解して競技に取り組まなければいけない。1年生であろうが3年生であろうがこの部分が分らない者はこれから先の伸びは期待できないと思っています。

「危機感を持って練習をする」「絶対に強くなるための練習をする」というのはどのようなものか?目に見えるものではありません。具体的に「これをやればいい」というものでもありません。形はない。だから理解しにくい。でも近くで見ている指導者は「これはいける」「これはダメだ」と感じます。もちろん全ての指導者ではないと思いますが。「やるだけ」の練習でも「素晴らしい」と思う人もいるかもしれません。真剣に見ていたらその部分は絶対に分るようになります。

キャプテンは涙を流していました。この涙の意味は本人しかわからないと思います。怒られて流す涙なのか、自分たちの「弱さ」に対してなのか、もっと強くなりたいという「想い」なのか。これが「行動」に現れるかどうかです。

結局11時くらいになってしまったので練習開始は12時からとなりました。昼食を準備しておくようにというのは以前から言っていますが持ってきていない者もいるかもしれません。そこまで配慮しろと言われたらその通りかもしれませんがやはり違うと思います。帰りたい者、覚悟が決まらない者は帰ってもいいと伝えておきました。冗談ではなく本気でそう思っています。

これがきっかけになるでしょうか?意図的にこのような話をしたわけではありません。本当に「これは届かないな」と感じたからそれなら「無理矢理やる必要はないだろう」と思って話しただけです。今後の練習にそれは出てくるでしょう。どうなるでしょうか。
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