kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雰囲気

2012-09-21 | 陸上競技
水曜日、この日はしっかりと走ることにしていました。中国新人に向けて、それから先に向けて「ため込む」時期が必要となります。適度にやるのではなく「しっかりとやる」ことにしたいと思っています。中途半端な練習をするのではなく「目的」を持った練習にしたいと。

朝練では基本的な動きの前段階。地道に地道にやっていきます。この部分は「感覚づくり」だと思っています。選手によっては「言われたからとりあえずそれらしい動きをする」という者もいます。深く考えずにとりあえず動かしているという感じでしょうか。このような状況では絶対に動きは変わりません。この部分はしつこくしつこく言い続けていますがなかなか難しいですね。
重点的に取り組みたいと思っていることがあります。先月の合宿の時にもらったヒントを少しでも生かしていきたいと思っています。今の段階では少しいい方向に向かっているのではないかと感じています。まだまだ選手の感覚の中にどれだけ入っていくかですね。しつこくしつこく、同じことを繰り返していくのがうちの練習の最大の特徴です。ある意味危険性を伴います。私が言っている動きと本人が意識している動きが全く違った場合は「悪い動き」が身についてしまいます。ここは本当に気を付けなければいけません。一生懸命にやればやるほど方向性がずれてしまうというところがあります。時間をかけて見直していかなければいけない部分ですね。

午後は私は会議のため前半は選手任せ。仕方ない部分があります。身体ほぐしをやってから朝練の続き。そのままドリル、マーク、マーク走へと移行。私はマーク走が終了した所で練習に行くことができました。ここからはバトン走。女子の4継は中国新人があります。まだまだバトンに関しては課題がたくさんありますから毎日毎日改善のための努力をしていかなければいけません。細かい部分をひたすら指摘。まだまだ目指す部分に関しては届いていません。県新人でバトンが上手く渡らなかった3走の部分をきちんとやっておきたかったのですが、課外に参加しているため不在。こういうタイミングを外すというのは今後に大きく影響します。大事な時期なんですけどね・・・。

その後はタイヤを使った練習としました。この時期に冬期練習のようなタイヤ引きをする必要があるのか?と言われると「分からない」としか答えられません。感覚的に「1からやり直す」必要があるのかなと感じたのでやっただけです。これまで女子が使うタイヤは是認同じ重さにしていました。が、良く考えていると体格の差がかなりあるのにこの状態では「重すぎる」選手がいるのではないかと。そこで一人はかなり軽いタイヤを練習に使用することにしました。こちらのほうがバランスがいかなと。今までアバウトだった部分も少しずつ見直していきたいですね。

短い距離と中間までの距離をかなりの本数やりました。中国新人を考えると出場する種目は全て短い距離です。この状態であればまずは前半部分と中間へのつなぎの部分をしっかりとやればいいのではないかと判断しました。また、県新人のレースを見てまだまだ加速段階の動きが微妙だったのでこの部分の修正は必要不可欠だと思っていました。タイヤを引くと当然重いので最初の数歩が飛び出せません。ここを意識的に改善していくことで実際の走りも変わってくるのではないかと考えていました。前日にかなり話をしただけはあってタイヤ引きの合間に自分たちで何度も出の練習を行っていました。互いに指摘をしながら、少しでも改善しようという姿勢が見られました。「やっと」ですね。こういう姿勢が継続できれば間違いなくワンランクレベルが上がります。

県新人の結果から失われていた「自信」が少しずつ戻ってきた感じがあります。春先から上手くいかずに中国を逃す。この中で自分たちの走りに自信を持てなくなっていたのだと思います。結果が伴うこと「自分たちには可能性がある」と感じることができたのではないかと。大きなことです。このレベルが最低ラインとなりもう数段上の感覚で練習ができるようになれば一冬で大幅に伸びてくれると思います。ここ最近の傾向としてはこれが継続できずに1日で終わりということが多々ありました。この部分ですね。本当に強くなりたいと思うのであれば自分たちの意志で「継続」することが大事です。

本当に久しぶりに良い練習ができたのではないかと思っています。内容云々ではなく「雰囲気」ですね。「強くなりたい」という雰囲気の中で練習ができるようになってもらいたいものです。

練習終了後、微妙なことが。これは書きませんが「遊んでいる」レベルは部活動だとは思いません。選手には「見ている方向が違う」ということを再認識させました。部活は「身体を動かす」ことが目的ではないと思っています。もっともっとできること、やらなければいけないことがたくさんあるはずです。自分たちの信じる道をまっすぐに進みたいと思います。
コメント
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