kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習2日目~午後~

2012-09-02 | 陸上競技
午後、しっかりと走ることにしていました。練習前半は午前中の動きの確認。「移動」の部分まで進んでいくと「あと一歩」という感じになります。重心が移動するのを待てずにすぐに脚が落ちてしまう。繰り返し書いていますが「タメ」というか「待つ」部分ができていないとここは克服できないのではないかと考えています。

マークを使ったもも上げでは何度か良い動きをしているなと感じる部分もありました。完全に潰れている者もいましたし、ひたすらもも上げをしている者も。感覚的に難しいのでしょう。潰れている間はどうしても前に進みませんし、移動する前に動かすだけになってしまうと進みません。それでもやっていくしかないなと言う感じですね。全てが悪いとは思っていません。この部分をどうやって良くしていくかだけです。もう少し時間がかかるのは間違いないですが。

バトン走をやってから後半はしっかりと走る。120mを中心に走りました。ここ最近は競技場のバックストレートが追い風になります。練習の大半はここをつかってやっています。この日は気が付いたらバックストレートが向かい風になっていました。なんだか・・・ですね(笑)。1年生の女子には「この日しっかりと走れなかったら県新人でマイルに出場」と伝えました。前回の支部新人でかなりしんどい思いをしていますから今の時点ではかなり嫌がります。全く練習をしていない&ペース配分がめちゃくちゃの状態で4分18秒で走っていますから条件が整えば間違いなく12秒程度はいきます。今は出ませんが(笑)。

その一言があってかどうかは分りませんがこの日は1年生が良く走れていました。合宿の時もそうでしたが「一生懸命やる」というのが多少できるようになってきた感じがありますこの半年間でこういう部分での成長が見られます。最初は120m1本でさえ抑えて走っていましたからね~。2年生の女子はもう少ししっかりとしないといけません。1年生の勢いに飲まれています。ムードも作れない状態では上級生の役割は果たせません。「声を出せ」と言い続けていますがそれすら部分的。もうちょっと・・・ですね。

先日病院に連れて行った者も練習に参加してました。が、途中で脚が痛くなって離脱。それは仕方ない部分だと思います。しかし、そこで落ち込んで自分の殻に閉じこもってしまうのは良いことではありません。走れなかったら自分自身が一番つらいと思ってしまうのでしょう。走れないのならできることがあるはずです。人一倍声を出して雰囲気を盛り上げる。ここができないからいつまでたっても気持ちが前向きにならないのです。この選手が大きな成長をしてくれないとうちが戦っていくのは不可能だと思っています。「甘い」というか「弱い」ですね。いつまでたっても「女の子」のままです。「絶対にやってやる」という気迫が出てこない限りは先はないと思っています。

男子はある程度の水準まで来ました。幅跳び選手も走り込みの部分は参加しました。これまでであればすぐにへばっていたのですが、動きが鈍りながらも我慢できるようになってきた感じがあります。短長の選手も同様。これが試合で出せるようになれば随分違うと思います。練習だけでいえばいつ51秒台がでてもおかしくないのですが・・・。試合になると全くの別人になってしまいます。自分の力を出し切れるようになってもらいたいですね。

この日で夏休みの練習は終了。土日は休みとしました。この2週間かなり追い込んでいますからダメージも大きいはずです。与えられた休息時間をどのように使うか?戦うためには絶対に避けては通れない部分です。自分自身の身体をケアするのは自分だけ。多少お金がかかるかもしれませんが今しか競技に集中することはできません。その意味をしっかりと考えてもらいたいと思います。重心移動などはその場でも意識できます。身体を休めながらもできることは最大限にやってもらいたいと思います。

うちの選手がこのblogをどれだけ見ているかわかりません。しかし、大きなメッセージを込めて書いています。「不快」だと言われる部分があるかもしれません。それでも何かが伝わるはずです。しっかりと受け止めてもらいたい。それが本当に成長するためには必要不可欠なのですから。

もう夏も終わりです。早いですね。

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強化練習2日目~午前~

2012-09-02 | 陸上競技
金曜日、この日も前日と同様1日練習としました。間違いなく疲労はピークです。週の前半に合宿、一日置いてから強化練習ですから筋疲労はかなりのものだと思います。翌週は2年生は就業体験などで練習時間が確保できなくなる可能性がありますからできるときにしっかりとやっておきたいという気持ちがあります。

技術的な変化を生み出そうと思えばある程度集中的に練習を行わなければいけないと考えています。自分の中で「やらなければいけない」と感じる部分があります。ここの部分の克服ができなければ上で勝負することはできないと思っています。そのためにも疲れ云々を度外視して練習を進めておきたい時期があると考えます。やり過ぎないように注意をしなければいけませんが秋の大会に向けて重要な要素だと思っています。

午前中は基本的な動きの確認。走るために必要な要素をもう一度確認をしました。徹底しておかなければいけない部分が抜けてしまうと意味がなくなってしまいます。この夏休みは色々な事情が重なって基本的な動きの確認に多くの時間がとれませんでした。正確に言うとやっていたはずなのですが、私は不在の時期が多く多少やろうとしていることと違う流れになっていたというのがあります。丁寧にやっておきたい部分なのですが・・・。

「脚運び」「重心の移動」「切り替え」の要素をもう一度確認しました。ひたすら動かすことが中心になっている今の動きではどうしても次に結び付きません。こうやって見直してみると不足している部分があったのは明確です。この状態では次の段階には進みません。地味で基本的な動きをもう一度徹底しました。明らかに集中が切れかけている者がいました・・・。冷たいと思われるのかもしれませんが「一生懸命やる」者へのサポートは大事だと思っています。「やるだけ」ではちょっと・・・。疲れが集中を途切れさせるのかもしれません。この部分は考えていかないといけないですね。

前日の流れから「タメ」の部分まで。脚運びから前に進む動きまでを意識させました。この段階で「全く」という者もいました。うーん、どういう風に伝えれば上手くイメージできるのか?腰が落ちてしまい更に脚だけの動きになる。更に接地した時に潰れてしまう。「努力」で前に進むだけとなっています。我慢強く言い続けていかないといけないと思っていますが、足踏み状態ですね・・・。何とかしてあげたいとは思うのですがもう少し工夫をしてもらわないといけないと思います。

これまでのイメージから少し離れたことをやっています。接地ポジションだけではなくその部分にどうやって持っていくか?言葉だけでは上手く通じません。感覚的に言葉を選びながら実際に例を示しながらやっているつもりですが、イメージできない者はなかなかできないというのが現状です。自分の中ではある程度の方向性が見えているのですがあとひと押しができません。私自身不足しているものがあります。ここをどうやって克服するか模索していくしかないと思っています。

すぐにできるようになるとは思いません。しつこくしつこくやっていくしかないのです。私は指導者として何ができるか?唯一他の人に負けないと思うのは「情熱」です。一生懸命に関わっていく中で選手の成長を促す。これだけが武器だと思っています。もう一度しっかりとやっていかないといけないと考えています。

焦らずやっていきたいと思います。動きを変えられるか?大きな課題です。
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強化練習1日目~午後~

2012-09-02 | 陸上競技
木曜日午後、練習は競技場で行うことにしました。道具の運搬など手間がかかるので本来であれば学校でやった方が効率が良いのですが、幅跳びの練習をお願いしていたのでその練習を見るためにも場所を移動。通常とは違う場所でやることでいつもよりも集中できるのではないかと少し期待していました。

準備段階でかなり手間取っていました。投擲が練習をしているので「安全面」をきちんと考えて場所を選ばないといけません。非効率的な場所選びをしてました。うーん、客観的に見ることができたらかなり違ってくるのですが・・・。どうしても特定の人物が早まった判断をしてそれに追従するというのがあります。自分たちだけで練習をしているのではないと考えるとどのように動けばいいかは見えてくると思うのですが、なかなかそこまではいきませんね。

内容としてはいつも通り。シャフト補強とプレート歩行を実施。シャフトでは午前中にやったことを取り入れながらやるように指示を出しました。どうしても「一生懸命やる」ことでいっぱいいっぱいになって意識するポイントが抜けてしまいます。せっかくの練習ですからきちんと意識して取り組まないといけないですね。「動かす」ことが大事ではありません。動きの中で重心を移動させるという所に課題を置いています。なかなかできないのですがそれを繰り返していくしかないと思っています。

プラスアルファでBOX補強も。これも今までと同じ流れでやる前に少しだけ動きの感覚について話をしました。「タメ」の部分です。意識してやろうとしている選手ととりあえずやるだけの選手は見ていて動きが全く違います。一瞬の「タメ」ができると重心の移動も起きます。ここがなくとにかく脚だけになるというのは狙いとは違います。ステップアップとジャンプの動きで特に意識をさせました。意識次第ではやっている練習も大きく変わってきます。見た目の動きが同じでも「意識」が違えば効果は違ってきます。

幅跳び練習は完全にお任せ(笑)。中途半端に関わるよりは「頼れる人に頼る」方が間違いなく近道です。全く分からないというわけではないですが中途半端は良くない。基本的な部分からしっかりと見てもらえました。スプリントから考えると7m近く跳んでもおかしくないとのこと。そのための「技術」を教えてもらえました。見ていて良い跳躍と悪い跳躍くらいは分ります。後半はあるい程度できるようになってきたかなと思います。わざわざ教えに来てもらっていますから少しでも多くのことを身につけてもらいたいですね。

練習終了後は合宿のお手伝い。最もお世話になっている2人が行われる合宿です。私が役立てることがあれば全力でサポートする必要があると考えています。普段何も恩返しができないですからこういう部分だけでも貢献できないと、何もできないですからね。指導者が練習に集中できる環境を整えるのが「事務局」の仕事です。参加させてもらった色々と話が聞けるだけでも勉強になりますから。

貴重な時間です。
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