尼崎の整体院です|「かいつう館の日々是整体」 腰痛など慢性の痛みは当院にお任せください^^

尼崎・武庫之荘の整体院です。腰痛・股関節・膝痛、首痛や頭痛など大得意。回数券を必要としない、通えない方のための整体です

関東話 その最終章

2005-09-10 12:43:05 | 健康 整体
で、結局。だいたい十回の遠隔でほぼ、元気になられたようです。

聞くところによると、遠隔の際に、電話をしながらだったのですが、1時間あるとしたら約59分30秒は話っぱなし。残り30秒で遠隔をしてた、らしいです。それだけ、いろんなことをしゃべってくる、質問してくる、わけなんですね。僕もメールや携帯で相談にのったりしていたのですが、一回の電話が60分を越えることもよくありました。

今から思うと、彼がいろんな治療院に行って良くならなかった。それは、本当は、、、「治して欲しい」よりも「わかってほしい」があったのではないでしょうか。痛みをとってくれ、と彼は治療院に行くわけですが、深いところでは家庭環境やどれだけ痛いかを含め、「この辛さ苦しさをわかってほしい」というのが隠されていたような気がするのです。それを幸いにか僕達二人は離れているため、施術ができずに会話が主体となった。僕だって、関東からこの店に来られたらお話だけ聞いてお金をもらうわけにはいきません。だから、満足に話を聞けずに体を触り「やっぱり良くなりません」となっていた可能性もあります。

現在は主訴は無くなり、一部に痛みは若干残るものの、「これくらいなら大丈夫」ということで打ち切りになりました。遠隔のおあにいさんは言います。たかが30秒でなにができますか(笑)彼が勝手に良くなったんですよ、と。いまなら、わかる気もします。そう、確かに彼が勝手に良くなったんだと。聞いてもらい、共感してもらい、質問には答えをもらい、納得し満足する。彼の心が満たされたときに「痛みはまだあるけど、大丈夫」になったんです。施術する方が「無理やりに治した」んじゃなく、彼が納得・満足することで痛みの囚われから自分で解放されていったんだ、と言う事が。(なににどう納得したのか、などは書けませんのでスミマセン。話だけではなく、本の紹介もしたりなんかして、ね。いろいろあったんですよ)まだ病気(痛み)を所有しているかもしれないけれど、「病人(やまいびと)」ではなくなったんですよね。

わかりますでしょうか?今なら「誰が来ても(赤の他人が、無理やりに他人をどうにかできる)一発で治るような万能療法がない」という意味が。「パワーの強い低いではなく、共感する能力だ」と言う意味が。「意味を奪う事はできない」という意味が。そのほかの今まで書いてきたブログがここに収束していくことが。

そして、僕自身。彼から質問されるたびに答えていく中で。なんどか。しゃべりながら「なんてすごいことを自分は言っているのか。こんな答えが僕の中からでてくるなんて」とびっくりしたことがあるんです。「おいおい、これは誰がしゃべってるんだよ(笑)」と。つまり、僕も彼から思わぬプレゼント(成長できる、という)をもらっていたわけなんです。過去にこのブログに書いたこと、ほとんどは僕がうまく結果をだせなかったことがメインになってたりします(そうでもないか)。それだけ、僕の中ではインパクトが強く、なにかを考えさせてくれたからです。健康とは、病気とは、なぜ痛くなるのか、なぜ治りやすい人治りにくい人がいるのか、なぜ、なぜ、なぜ、、、。きっと、こういうことを考えるのが好きなんでしょうね。整体をとおして見えてくるもの、僕がうまく結果を出せずに、おかげで見えてきたもの(あ、そうひとにはこの場を借りてお詫び申し上げます)、いっぱいのプレゼントを両手に抱えて、今日も明日も人間を見続けていきたい、と思う次第です。

完。




本当に?


また続けてもいい???明日には復活してたりして。



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