そけい部が痛いという若い男性。
神戸から足を運んでくださったのですが、お聞きすると同僚の方(男性)のご紹介なんだとか。
遠方からだし男性→男性という紹介もなくはないですが、けっこう珍しいので、とっても嬉しかったです^^
検査では、「股関節がかなり磨り減ってる。水がたまってる。骨頭が人よりとんがってる」という指摘。
それが原因とは決めつけられないので、大きな病院で、と紹介状を書いてもらったそう。
かなりの部分をはしょります。
僕はこういうふうに考えてみました、というストーリーをちょっと書かせていただきますね。
仰向けで膝を立ててもらったときは別にそけい部に痛みはとくにありませんでした。
今度はその足を伸ばしてもらい、ベッド面から浮かしてきてもらうと、ベッド上10センチくらいのところで、もうそけい部が痛い、ということでした。
施術して、今度は角度でいうと45度くらいのところで痛みが。
また施術して今度は、90度を越えても痛みがなくなりました。
さてさて。
股関節の角度で見ても、足先がベッド上10センチよりは膝を立てている角度のほうが大きいです。
つまり股関節の検査を受けたようだけど、股関節の「角度」に左右されてないんじゃないか。
明らかな違いは「力を入れてるかどうか」かも知れない。
そりゃ負荷をかけたら誰だって痛いわい!と切り捨てずに、
股関節の角度に左右されないのであれば、股関節の状態にビクビクさせる必要がなくなります。それだけでも、お客さんは勇気を得ます。
つぎに「力をいれたら誰だって痛いわい」であれば、「どこに力を入れたら痛いと言っているのか」がわかれば、「そこにアプローチすればいい」ということが明確になるというだけの話。
このストーリーが「正解」かどうかはわからないんです。
実際に痛みはかなり取れましたが、それでもわからないものはわからない(苦笑)。
僕が思っているのは、こうやっていろんな角度から比較していけば、論理的に説明のつけられるストーリーを生み出せる、ということです。
そして、可能な限り、お客さんにとってメリットのある説明にしたいな、と個人的には思うんです。
ほら、こういう現象が起こってるんだから、筋肉が硬いだけだと思いますよ、とか。
今日もありがとう。
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