整体を教えたりしていると、最初に混乱されるのが、僕の「身体の歪み観」です(苦笑)
身体には、なにかが起こっても良くなっていこうとする力がありますよね。
風邪のときの諸症状しかり。
そこから身体の歪みを考えてみたことがあるんですね。
いつも書いていることですが、「痛くなるほうへ、痛くなるほうへ」歪んでいる人ってほとんどいないんです。
腰が痛い人は、少しでも痛みが緩和する方向へ歪んでいきます。
つまり、、、
「痛くないほうへ、痛くないほうへ」歪んでいくケースが多い。
もし、身体には良くなっていこうとする力が本当にあるんなら。
仮に、痛くなるほうへ歪むことで良くなるのであれば、身体は痛いほうへ痛いほうへ歪むと思うんです。
良くなろうとする、身体に備わっている力がそうさせると思うんです。
歪むことが単に「悪い」意味しかないのであれば、身体は「頭で考えなくても」「歪まないほうへ」向かおうとするんじゃないかと。良くなろうとする力が歪ませないと思います。
(風邪をひいたときに、頭で考えて発熱したりだるくしたりくしゃみや咳をしたりしてませんよね?身体がやってくれてることですよね?)
歪みが悪いことなのであれば、「身体が歪むことを選択する意味」がわかりません(苦笑)
頭で考えて歪んだんじゃないんだから、身体が選んだんだと僕は思うんですね。
身体は頭で考えるよりも先に「痛くないほうへ」歪んでいこうとする。
これに、ほんとに意味がないのか、ということなんです。
うん、意味がない、身体は怠惰なんだ、ほっとくと身体は悪くなるばっかりなんだ、怠けてるばっかりなんだ、なんでしょうか。
ここは、もう、施術者がどういう人体観・世界観をもっているか、だと思います。
身体はどうして悪くなる(歪む)のか、じゃなくて
身体はなぜそれ(歪みに見える状態)を選ぶのか。
悪いと決め付けたりせずに、身体に起こることを眺めると、新しい人体観・世界観がきっと手に入ると思います。
人はなぜ、「痛い方向には歪まずに」「痛くないほうへ歪む」のか?シンプルな問いだけど、整体観を変えうる問いだと僕は思っています。
人にも、身体にも、善を見てね、という気持ちで整体や整体スクールをさせてもらっています^^
今日もありがとう。
かいつう館です♪