整体師がなにを信じるかで、言うことが変わります＾＾

この前、「ひよこクラブ」の代理店さんから広告の話しがありまして。
産後の骨盤ケア　の特集でそこに枠広告を出しませんか？と。

なんでまたうちに？とお聞きすると

「産後のママさん向け」をアピールしてる院は多いですが、かいつう館ほど「お母さん目線」で書いておられるところはありませんので。
と嬉しいことをおっしゃってくださいました。

で。念のために「うちは、出産したら骨盤がおかしくなるとは思ってないんですが、いいんですかね？」と質問するとすこ～しだけ沈黙が流れました(苦笑)



産後に腰が、股関節が、膝が、、、というお客さまは僕のところにも多いです。

で、この業界の啓蒙活動の効果によってかみなさん、「骨盤がおかしくなってる」と思ってくださっています。

そういうこともあるのかも知れないんだけど。
出産したから骨盤がどうにかなってるはず、いうのは施術する側としてはどうかと思うこともあるんです。

(分娩台のせいで骨盤がどうにかなるのだ、というのであればわからないこともないです)。

なぜかというと、その説を受け入れるのであれば、

一言でまとめると

「出産は母体に悪い影響を及ぼす」

になってくるから。

「出産すると骨盤が歪んで腰が痛くなったりするよ」

つまり、

「出産は健康に悪い」

と言ってるようなもので。

果たして、

そんな進化をするのか？

ここまで見事な進化を遂げている人類はじめさまざまな生き物の、よりにもよってこのプロセスで健康を害する進化上の欠陥がある、とはどうしても僕には信じがたくて。

はい。信じる信じられないの話しで申し訳ないんですが(苦笑)

僕がここの冒頭で「施術する側としてどうかと思う」と書いたのは、
施術する側が、人体の不完全さを信じて施術するのか、完全さを信じて施術するのか、ということなんです。

なにを信じるのか、という部分なのでなにが正しいよ、とは言えません。

不完全に見ようと思えばいくらでもそう見えるし、完全にみようと思えばいくらでもそう見えるしで(苦笑)

動作分析整体法は、もしこの状態にメリットがあるとすればそれはどんなメリットがかんがえられるだろう？と想像します。

その想像を支えるものは人体の完全さ。これを信じているからです。

「人体は完全である。とすればこの状態もなんらかの意味で完全である可能性がでてくる。この状態をも完全だと言えるのはどういう場合だろう？」

「人体ってすごいよね。ここまですごいんだから、あとはちょっとしたことで良くなってもおかしくないよね」


僕は個人的にこんなことを考えながら施術をさせてもらってます。


今日もありがとう。

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