身体は、あなた思い(＾＾)

「肩こり、肩甲骨のあたりの痛みと、抱っこする腕の痛み」が、というママさんのお話です＾＾
出産して骨盤矯正受けなきゃ、と思いつつ、行く時間すらとれずに一年半が経ちました、と笑っておられました。

もともとは、「腰痛がきつくなってきて、、、、骨盤矯正を受けたいんですが」というご予約だったんです。
僕も事前には「骨盤矯正が、っていうより腰痛改善が目的ってことでいいですか？バキバキしないんで、矯正っぽくないですけど、かまいません？」
って念押しをさせていただきました(苦笑)

なのになのに・・・・ご来店時には腰痛はなくなってしまっていたそうで(笑)。
「今、きになってるところ」ということで上記の症状についての施術をさせていただくことになりました。

「産後６ヶ月のグラグラしてるときに骨盤矯正をどうのこうの、って聞いたけど・・・
行く時間ないっちゅーの」、と(そんな言い方ではありませんが。笑)おっしゃっておられました。



背中の痛みや腕の痛みを見せてもらうためにベッドに座っていただいたときは背中が猫のようにまん丸で。
それが楽なんですか？とお聞きしたら「はい」と。
背すじを伸ばしてもらうと肩甲骨の内側あたりに痛みがでてきます。

「いけないいけないとおもって背すじを伸ばすんだけど、また丸くなってしまう」
とのことでした。



こういうときは自力で背すじを伸ばしても仕方ないと思うんですよ。
なんでかっていうと、身体が背中を丸くしたい、と思ってるからです。
さらになんでかっていうと、そのほうが楽だから。痛みが少ないから。


身体は、あなたに楽になってほしい、としか思ってないんです。
なので、背すじを伸ばすと痛みがあるなら、身体は背中を丸く「してくれる」んです＾＾
だから、身体の要望としては「背中を丸くしてほしい」なんだから、努力して背すじを伸ばしても定着しないし・・・・

骨盤だって、歪んでいるのであれば「歪んでてほしい」と思ってる可能性があるんです。歪んでみえるからこそ、痛みがそれくらいで済んでるというか。
腰が痛いときに「歪むことさえできなければ」たまらないくらい痛いと思いますよ(苦笑)

なので、

歪んでるからどうこう、じゃなくて、いったん「これが楽なんだな」って受け止めてそこから施術を組み立てていくほうがいいと僕は思ってます＾＾

施術してベッドに腰掛けてもらうと、
骨盤も背骨もいじってないのに、背中がすっと伸びて・・・・

「背中を丸くするほうがしんどいです」
とおっしゃってくださいました＾＾

骨盤矯正せずに、です(＾＾)

背中を丸くする理由がなくなったので、「もっと楽な背すじを伸ばす」を身体が選択した、っていうことです。

身体は自動的に瞬時に察知して、「楽な状態」にしてくれてるだけ、ってことだと思うんです。
なにも異常がなかったら楽な状態としてすっとした姿勢を選ぶかも、だしどこかが痛くなれば痛くない楽な状態を選ぶ。
姿勢に関していうと、悪い姿勢なんじゃなくてラクな姿勢にしてくれてる。そういうことだと思うんです。
ね？身体はあなたの味方でしょ？

今日もありがとう。

身体の味方・かいつう館^^