足裏痛

足裏痛のお客さん。
どんなときに痛みが出るのか、をまず確認していきます。
痛いときは立ったときからもう痛い、歩くと痛い。もう長いんだそうです。

まずは寝た状態で足先を動かしてもらって痛みを確認しては軽減するように施術していきます。
次は座った状態で足先を動かしてもらって、まだある痛みを軽減するようにもっていきます。
これでオッケーかしらん？と思って試しに立ってもらうと、、、


足先を動かして発現する痛みは取れたんですけど、「立った」瞬間から痛い、という痛みは残ります。
あらま？
「うごき」に付随する痛みは取れた・・・あとは・・・
立った「瞬間」にフォーカスしてみます。どこになにが起こっているのか・・・・・・・？

このお客さんは、ふくらはぎが浮腫む、とおっしゃっていました。

ためしにふくらはぎをつかんでみると「イテッ」と(苦笑)。そういう場所が何箇所かありました。こころみに、「ここかな」という場所を押さえたまま立ってもらうと、足裏の痛みはスパッと消えていました。あとはじっくりここの周辺をほぐして、、、もう手を離しても立ったとき歩くときの痛みは消えていました。
この方は、その症状が１０年以上ということなので、再発しない、とは言えませんが・・・。



動作分析整体法はこんな風に「これで取れなければ、どこにフォーカスすべきか」という視点・思考法を提供する手法なんです。
「どこが悪いか」なんてことはないんです。悪く見えるのは、それだけ庇ってきたから。
ではなくて、ヒントは「なにをしたら痛いか」です。その思考があれば、あとはお客さんが会話で、身体でちゃんと教えてくれます。誰も、どこも、ワルモノにしない整体でありたい、と思ってるんです。
今日もありがとう。