膝痛でも膝は悪くない？

いろんな動作がありますが、どれをとっても「部分」だけの力ではスムーズにおこなえません。逆にいうと、どこかの「部分」にロックがかかるといろんな動作ができなくなる、という可能性があるんですね。

たとえば、ダンスをされている方の膝痛の施術をしながら。
ベッドに仰向けになってもらったまま、足を宙にもちあげてもらったんです。
これだけで膝痛が増すんです。

膝関節なんか、まったく曲げてないんですよ？
でも、膝の痛みが増す。

それってダイエットでやる腹筋みたいでしょ。
つまり、腹筋を使ったら膝が痛くなる「膝痛」がある、ってことなんですよ。

膝が「悪い」から「膝が痛くなる」とは限らないんですね。
膝を動かすときに使用した筋肉であれば、どこでブロックがかかっても「膝が動きづらくなる」ことがあるんです。

かいつう館では「膝痛」というものがある、というよりも「どこかに力が入ると膝に痛みがでる」と捉えているんです。膝痛に限りませんけどね。

出産後の骨盤の調整

出産後の骨盤のケアで、というご希望で施術を行いました。
もち、お子様連れで、です。
お子様連れ、も僕の楽しみの一つ(笑)。
新しい店舗のかいつう館は都合三つのカーテンで仕切れるので、お子様がぐずりだしてからはそれらを全部ひいて母乳タイム、寝んねしてから施術を再開。


骨盤・・・とつくだけでなんだかバキッボキッと音がしないと矯正したことにならないようなイメージもあって、ちょっとうちのスタイルとは合わない気もするでしょ？

ええ、バキボキ鳴らしたり腰を捻ったり、しないんですよ(苦笑)。
で、どうやって骨盤のケアができるのか、というと。

骨盤そのものをどうの、じゃなくて、骨盤まわり、全身の筋肉を整えちゃう。
現にこれで左右にひねったり曲げたりしても、ほとんど均等にしかもよりスムーズに曲げられるようになります。

その方も「出産してからこんなストレッチが片方だけできなくなった」とおっしゃっていたのが、どちら向きでも同じだけ可能になりましたよ。
そのあとにソフトに骨盤を締めたりもしますけれどね。

骨盤がどうの、と言ったところで骨盤に影響を与えているのは骨盤まわりの筋肉です。でもってこれらが均等なバランスの上にあるときに、骨盤だけが歪んでいたりすることはできません。

そういう理屈の上にうちのやり方は成り立っています。
実際にやる前やった後で動いてもらって、調整を繰り返しているので、結果ははっきりと感じていただけると思いますよ。
(バキィッゴキィッというのが希望の方には、ちょっと、いえ、かなり物足りないかも・・・汗)。