曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

秋の夜は木星の月に魅せられて

2022年11月29日 | 日記

今日の花

椿   京都日向大社の参道に落ちていた種を拾ってきて蒔いたツバキです。

 


 今年の秋には夜空にひときわ強く輝く木星の、その四つの衛星の写真を撮って楽しみました。そんなもの撮って何が楽しいんだかと思われるでしょうね。
今の時代にはハッブル宇宙望遠鏡とかジェイムスウエッブ望遠鏡とか素晴らしい技術て作られた最新の宇宙望遠鏡が活躍しています。それに比べるべくもありませんが私の持っている安物望遠レンズでも1610年にガリレオガリレイが始めて見た木星の四つの衛星は写真に撮れるのです。最初の時は月の写真を撮るついでに意味もなく木星の写真を撮ったのです。写真をパソコンで大きく引き伸ばしてみると木星の周りに4個の衛星がちゃんと写っていました。木星の月は肉眼では無理ですが性能の良い双眼鏡なら楽に見える代物ですから望遠レンズを使えば写るのが当たり前です。その時は4個の衛星が写っていることにちょっぴりうれしくなったのですが、翌日また同じ木星を写真に撮ると4個の月の位置ががらりと変わっていたのです。地球の月はひと月かかって地球の周りをまわりますから毎日の位置の変化はわずかですよね。木星ではたった一日で位置ががらりと変わるのは衛星の公転がきっとすごく早いのだろうとは感じましたが、私がもしも木星の上に立っていたら見上げる月の動きは面白いだろうなと想像したのです。ある晩には4個見えた月が翌日には3個だったり2個だったりしてどこにいるのか想像もできないほど位置が変わります。それぞれの衛星の軌道計算をすれば簡単にわかることですが、写真に写る姿が面白いのです。夜になるとこそこそとカメラを持って外へ出るものですからカミさんには「黙って外に出るな」と怒られました。
最近はさすがにもう飽きてきましたがしばらくは楽しかったです。ニュースネタになるような派手な天体ショーではありませんが人知れず毎晩出し物の違う小さなショーです。

ちなみに、木星の四つの大きな衛星は内側からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストですよね。木星が巨大ですからその衛星も大きいです。惑星の水星くらいありますから本当におおきいです。ごく小さい衛星まで入れると全部で80個回っているそうです。もしもそんな木星の地表に立って夜空を見たらどんな光景が見られるのでしょうね。そんなことを想像しながら地面に寝そべって夜空を見てました。

 


木星ってどんな星

ホルストの06 組曲(惑星)より(木星ジュピター)を聞きながらどうぞ。

 

木星は地球に比べると巨大な惑星です。地球は24時間で自転していますが、なんと木星は9時間55分30秒で自転しています。すごいですね。下の動画はNASAの提供による木星の一日をうつした動画です。約10時間も動画を眺めることはできませんがとびとびにでも眺めてください。

9 Hour 55 Min 30 Sec of JUPITER Rotating in Real-Time – With Background Music

 

 極地の光はオーロラです。ウェッブ望遠鏡で撮影されたものです。

左の衛星はエウロパです。ウェッブ望遠鏡で。

 

 木星の薄いリングが写っています。

 

 こんな風に眺めることができたら素敵でしょうね。極地のオーロラがきれいです。

 

上の写真はNASAの提供したものですが、次の写真はガリレオが見た光景と同じで私が撮った写真です。

9月30日

10月1日

10月2日

10月3日

10月12日

10月13日

10月15日

10月20日

10月30日  月が1個しかありません。

11月4日

11月18日

これでお終いです。

今木星と地球との位置関係からお互い近い所にいます。木星を眺めるにはとても良い時ですから皆さんも木星を眺めてくださいね。月以外では一番明るい星ですからすぐにわかります。

 

ついでに兄弟分の次男土星もどうぞ。姿は一番ですね。

 

 


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