曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラはどんな花を好む

2021年09月29日 | 日記

今日の花

今日の夕日の丘の彼岸花  彼岸花の花は自然の風景にうまく溶け込んでいるのが素敵ですよね。公園の花壇などに整然と植えられたり、街中の道路沿いの街路樹花壇などに植えられるとなんだか彼岸花らしくない気がします。実際そのような植え方はあまり見たことはありませんが、彼岸花というとやはり里山の風景とよく合います。そんな彼岸花を海の景色と合わせてみたいと私が勝手に思いつき昨年から実験的に夕日の丘に植えてみました。まず一般的な赤い彼岸花を植えてみました。ここは夕日の美しい所ですから赤い彼岸花が夕日に染まることを狙ったのです。その夕暮れ時の彼岸花に蝶が飛んでくれたら素敵だろうなと欲張っていましたが、実際は蝶まで入れるのは写真にとって難しい構図ですね。昨年海に写る夕日と彼岸花の写真は撮れましたが、ある人に言わせるととても不自然だと酷評を受けました。今年は更に白花彼岸花を植え足してみましたが、さらに不自然さが増してしまいました。来年もう一度咲くのを見て良く無いようだったら球根をすべて掘り起こし元の夕日の丘に戻します。ごめんなさい。

 


 アサギマダラのシーズンがいよいよ近づいてきました。アサギマダラは旅をする蝶としてよく知られていますが、毎年日本の北の方で生まれたたくさんのアサギマダラが南を目指して日本列島沿いに下ってきます。その南下してくるアサギマダラの一群が瀬戸内海の周防大島を経由して更に南へ下ってゆきます。それで、できるだけたくさんのアサギマダラに大島に寄ってもらいたいので、最近はフジバカマなどアサギマダラの好む植物をいっぱい植えて飛来を待つようになりました。以前は園芸店で売っていたサワフジバカマという品種が主流で大島のあちこちに植えられました。その品種は花が美しいし開花時期もアサギマダラの飛来時期とうまく一致していて、アサギマダラを呼ぶ植物としてはとても良い花と思われていたのですが、病気に弱く連作すると全滅することもあり、何かもっとアサギマダラが好む花で栽培上丈夫な品種はないかと探すようになりました。最近、病気に強いのではないかと言われている野生種コバノフジバカマをフジバカマ園では使っています。


今年はそのようなアサギマダラの好むフジバカマや各種ヒヨドリバナを各地から色々集めることができたので、大島でいろんな組み合わせで植えて実験をしています。どんな植物の花を好んでアサギマダラが集まるか観察しています。その実験の一部をご紹介します。

 


その実験の一つとして、嵩山の山頂近くにフジバカマやヒヨドリバナを植えました。

白い花は大分の九重のヒヨドリバナです。いまこの品種が一番人気です。

 

ピンクの花は野生種コバノフジバカマです。まだ蕾なのでアサギマダラは見向きもしません。

 

ヤマヒヨドリの花が一部先始めました。待ってましたとばかり吸蜜しています。

 

家で飼育しているカバマダラですが、サケバヒヨドリに吸蜜に来ています。アサギマダラもこの花が好きです。サケバヒヨドリは大島に自生しています。

 

嵩山山頂の遊歩道脇の脇に植えた3株の九重ヒヨドリです。たくさんのアサギマダラがやって来ます。

 

 

今日の嵩山山頂からの眺め

 

 

帰り道

きれいなメスですね

 

準備が整ってアサギマダラがやって来るのを待っている外入のフジバカマ園です。でも今日はまだアサギマダラの姿はありませんでした。

今年は1000株以上ののフジバカマが植えられています。

フジバカマは以前の園芸種フジバカマからすべて野生種コバノフジバカマに切り替えました。白絹病の発生はありません。

見事にそろったフジバカマ園です。今年はここにどれだけたくさんのアサギマダラがやって来るか楽しみです。

今年は白花フジバカマも植えられました。

 

京都原種フジバカマ  開花の時期がアサギマダラがやって来る時期と合わないので今は少しだけ植えてあります。

遅く植えて背丈を低く作りました。満開を過ぎつつあります。10月のアサギマダラの大群が来る頃には花は終わっています。

 

試験的にヤマヒヨドリと九重ヒヨドリを植えています。

 

このフジバカマ園の近くにヒヨドリバナの群落を見つけました。

こちらのヒヨドリバナには2頭のアサギマダラが吸蜜していました。このヒヨドリバナの品種名は今の所何かわかりません。

 

 


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