曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

東大みかん愛好会 Tokyo University Mikan Fan Club 来たる

2016年03月15日 | 日記

今日の花

乙女椿

 


 先月、「東大みかん愛好会」と言うサークルの事務局をされている方から山本柑橘園を訪れたいという依頼の電話ががありました。みかん好きの学生さんたちのサークルならみかん作りの私としては大歓迎ですし、こちらからお願いして来ていただきたいくらいのものです。もちろんOKの返事をしました。でも、最近若者の果物離れが問題視されている中でみかん愛好会などというサークルが本当にあるのだろうかと心配になりネットで調べて見たところホームページもありいろんな活動をされていることが分かりました。みなさんはみかんが本当に大好きで現在の日本でみかんの消費量が昔に比べて激減していることを憂いておられるようです。みかんは昔から長い間果物の中で消費量一位の座を守ってきましたが数年前にその座をバナナに奪われてしまいました。そのことを心配してくださっているなんてみかん作りの我々にとっては涙が出るほどうれしいことです。今日はそんな皆さんのためなら何なりとお役にたてばと準備をして待っていました。

今回の活動は春休みを利用した合宿のようなものらしく、1日目は周防大島の柑橘を勉強して次の日には愛媛県に行かれるとのことでした。午前中2時間ほどのお付き合いでしたが、私など普段周囲が高齢者ばかりの生活ですから青春真っ只中の皆さんとの触れ合いはとても楽しいひと時でした。ありがとうございました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 槇原敬之 - どんなときも。


みかん愛好会の皆様が生まれた頃か、そのちょっと前くらいの歌です。青春!って感じ。


みかん好きの方には我が家のみかんをいろいろ食べていただきたいですね。そこで今我が家にある柑橘類を出して並べてみました。

テーブルのスペースに限りがあるのですべて並べることはできませんでしたが20種類くらい出してみました。

こんなことは田舎では珍しいことなのでしょうか新聞の取材者も来られました。

おそろいのみかんマークのパーカーを着ている方もいらっしゃいました。

一通りの柑橘の品種紹介の後試食をしていただきましたが、山本柑橘園には普通にお店で見られない品種もあるので皆さん初めてのみかんもあったようです。

右側の鉢は種から発芽したばかりのみかんの苗です。左側の鉢は昨年芽が出て丸一年経ったみかんの苗です。これらの苗が3m以上の高さに成長して新しい実をつけるには少なくとも10年以上かかります。その実と樹の性質をよく調べて世に出せるにはさらに10年くらい必要です。新品種を育てるというのはとても気の長いことなのです。

 

試食会も終わりみかん園の方へ移動することになりました。テーブルの上に残ったみかんをよかったらもって行ってくださいと言うとさすがみかん好きの皆さんです。あっという間に無くなってしまいました。嬉しいことですね。

晩白柚はかさばるので旅の途中の皆さんは手を出さないだろうと思っていたら、なんと手にしているではありませんか。びっくりしました。

 

弓削瓢柑の畑に皆さんをご案内しました。

弓削瓢柑は世間ではあまり知られていませんがとても美味しい柑橘で皆さんにぜひ知っていただきたい柑橘です。味はグレープフルーツに似ていますがグレープフルーツよりももっと美味しいと思います。

時期的には少し遅かったのですがクレメンティンのことも勉強していただきました。

 

南津海の畑で

後で気が付いたのですがみかんの形のバッグを肩にかけている方がいます。すごい凝りようですね。

 

みかん園を後にして

 

最後に記念写真を撮ることになりました。  南津海の畑にて

晩白柚はやはり目立ちます。

皆さんのいい笑顔を記念に頂きました。

 

今日来られたみかんの大好きな皆さんにはこれから私の作った新しいみかんのモニターをしていただけないだろうかと思っています。

 

宴の後

一日の終わり

 

 


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1 コメント

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今日の音楽 (らんらん)
2016-03-16 13:57:20
槇原敬之 - どんなときも。

https://www.youtube.com/watch?v=b88pxLpMZKk&list=RDb88pxLpMZKk

みかん愛好会の皆様が生まれた頃か、そのちょっと前くらいの歌です。青春!って感じ。
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