曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

山本柑橘園の柑橘紹介ー10. 紅映

2017年02月10日 | 日記

今日の料理

栗ごはん  

 何で今頃栗ご飯が出てくるのでしょうか。じつは冷蔵庫のチルドの中に生の栗を入れたまま私が忘れていたのです。私って何でもよく忘れる人なんです。昨年の9月の下旬に栗の収穫時期だったのですが、ネットで栗の氷温貯蔵と言うのを見つけてやってみようと思い立ち、冷蔵庫のチルドルームへ入れたまま今年の1月まで放っておいたのです。栗の氷温貯蔵と言うのはぎりぎり凍らない温度で1か月貯蔵しておくと栗がすごく甘くなるということでした。冷蔵庫に入れたときには半信半疑でしたが、こうして栗ご飯にしてみるとメチャクチャ甘いのです。甘くなるというのは本当でした。冬のほうれん草が寒さで凍らないように甘さを蓄えて甘くなるというのは聞いたことがありますが、栗も凍らないようにでんぷんを糖に変えて身を守るのだそうです。普通の栗もこうして甘くしてから販売すれば消費者が喜ぶのではないでしょうか。それともそんな手間はかけられないのですかね。栗を甘くしたい人は栗を買ってから自分でやればいいのでしょうか。

 


 またまた、柑橘紹介です。年内の柑橘はみかんだけといってもいいくらいですが、年が明けて1月・2月となると俄然食べごろの柑橘品種が増えてきます。

今日の紹介品種は紅映といって早くに酸が低くなって中晩柑の中では早生系に入ります。1月の初めごろから食べられます。畑でもヒヨドリやメジロが一番早く食べ始めます。酸が低いだけでなく糖も高い品種で15~16度になりすごく甘い柑橘です。でもいいことばかりではありません。果皮が剥きにくいのです。そして種がかなり多くてわずらわしく感じられます。美味しいのは美味しいのですが食べにくいことを考えると手を出しにくい柑橘です。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 冨田勲 「きょうの料理 テーマ曲」

「きょうは特別にあまーい栗ご飯を作ってみましょう。」「ただし準備に3か月かかりますけどね。」

懐かしい音楽ですね。誰でも知っている曲です。それにしても即興で作れるなんてすごい。


紅映(ベニバエ)  

 

赤みが濃くてきれいですが、剥きにくいのは嫌ですね。皮がぽろぽろ千切れます。

どの袋にも種が入っているのが見えます。

糖度は15度以上あります。

種があっても野鳥はこの実が大好きです。今年もほとんど食べられてしまいました。