曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

早春のルーミスシジミ

2012年03月30日 | 日記

今日の花

 

 

 

 


 昨日は、長門峡周辺にルーミスシジミを見に行ってきました。ルーミスシジミ・ムラサキシジミ・ムラサキツバメはみんな近い仲間です。成虫で越冬して樫の木などの新芽が伸び始めるとそこに卵を産み付けて一生を終わります。昨年の夏に生まれたルーミスシジミを去年の秋に何度か見に行きましたがなかなか出合えず春の出現を待っていました。一昨日から昨日にかけてようやく気温が15℃を超えるようになったのでもう活動しているはずだと思い、良い写真が撮れることを期待して出かけました。現地について調査を始めたのですがまだ気温が十分でないのか活発に飛び回っているのはテングチョウばかりでムラサキシジミもいましたがみんなじっとしているばかりで見つけるのに一苦労でした。やがて温度が上がるにつれてルーミスシジミも木の高い所を飛ぶのが見えてきました。いくら待ってもなかなか下に降りてきません。かろうじて5・6m先の枝にとまったのが認められ300mmの望遠でかろうじて確認できるほどの写真が撮れました。良い写真がご紹介できないのは残念ですが初見なので勘弁して下さい。次の機会にはマクロでドアップしてみたいと思っています。

 


山の中の風景

民家の庭に立派な枝垂れ桜がありました。花の咲いているときに眺めたいですね。

大島に住む私にとっては山の中の集落は春の雰囲気いっぱいでまさに桃源郷のように見えました。

ルーミスシジミが住む環境

 


春一番のルーミスシジミ


遥か高い枝にとまるルーミスシジミはこの程度にしか取れませんでした。この後私は萩に所要があって同行の師匠さん達と別れましたが午後になって別の場所に移られたようです。

 

下の2枚は別の場所で師匠が撮られた写真です。やはり蝶への接近は出来なかったとのことです。

 


ムラサキシジミ


ルーミスシジミと同じ仲間で同じような環境にいます。

 

 


テングチョウ

 今年は越冬したテングチョウが何処にもたくさん見られます。テングチョウは面白い生活をします。6月頃新しい世代が生まれますが夏になると夏眠に入り一時期姿を消します。そして秋になるとまた飛び回り活動しますが冬にはまた成虫のまま冬眠します。そして早春に温度が上がって来ると今のようにたくさん飛び回るのが見られるようになり卵を産んで一生を終わります。花で吸蜜する所はめったに見られません。

 

 


まだ早春なのにトンボを見ました。

トンボ屋さんが同行されたので名前も教えていただいたのですが忘れました。今度もう一度聞いておきます。