映画「散り椿」
タイトルが出るまでの数分で、もう泣いちゃいました。
「そなたの望みをかなえたら、誉めてくれるか?」
「お褒めいたしますとも」のあたりで。
四季折々の映像も、よく考えられていたと思う。
太い杉並木の中を馬で駆け抜ける若い藩主、
散り椿をバックに対決する岡田准一と西島秀俊の殺陣(たて)、
一人で城内に向かって門から入る岡田准一のバックの紅葉、
ラストで一人去る岡田准一を見送る黒木華と竹林…。
ストーリーも葉室麟らしく、友情と正義を縦糸に、
男女の秘めた恋心を横糸として絡め、岡田准一と西島秀俊の心情に深みを与えていたように思える。
椿の花はほとんどは、付け根のあたりからポトリと落ちる。
江戸時代に武士は椿の花を「首から落ちる」(切腹のあとの介錯)として、嫌っていたらしい。
花びらの散る椿は珍しい。
そう思うとこの映画(本も)は、
花びらが一枚ずつ散る椿に「先に散った花びらは、まだ散らぬ花びらに思いを残し、
逆に残った花びらは先に散った花びらに対し、
私も後からすぐに追いかけます、といっている」というメッセージを込めたのかもしれない。
てるりんが若いころに「見てから読むか、読んでから見るか」という角川映画の宣伝文句があった。
いくつかの例外はあるけれど、基本的にてるりんは
「原作に勝る映画はない」
と思ってくるんだけどね。
といわけで、これから本「散り椿」を読んでみる。
感涙度 ☆☆☆☆☆
はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆☆
居眠り度
総合 ☆☆☆☆☆
タイトルが出るまでの数分で、もう泣いちゃいました。
「そなたの望みをかなえたら、誉めてくれるか?」
「お褒めいたしますとも」のあたりで。
四季折々の映像も、よく考えられていたと思う。
太い杉並木の中を馬で駆け抜ける若い藩主、
散り椿をバックに対決する岡田准一と西島秀俊の殺陣(たて)、
一人で城内に向かって門から入る岡田准一のバックの紅葉、
ラストで一人去る岡田准一を見送る黒木華と竹林…。
ストーリーも葉室麟らしく、友情と正義を縦糸に、
男女の秘めた恋心を横糸として絡め、岡田准一と西島秀俊の心情に深みを与えていたように思える。
椿の花はほとんどは、付け根のあたりからポトリと落ちる。
江戸時代に武士は椿の花を「首から落ちる」(切腹のあとの介錯)として、嫌っていたらしい。
花びらの散る椿は珍しい。
そう思うとこの映画(本も)は、
花びらが一枚ずつ散る椿に「先に散った花びらは、まだ散らぬ花びらに思いを残し、
逆に残った花びらは先に散った花びらに対し、
私も後からすぐに追いかけます、といっている」というメッセージを込めたのかもしれない。
てるりんが若いころに「見てから読むか、読んでから見るか」という角川映画の宣伝文句があった。
いくつかの例外はあるけれど、基本的にてるりんは
「原作に勝る映画はない」
と思ってくるんだけどね。
といわけで、これから本「散り椿」を読んでみる。
感涙度 ☆☆☆☆☆
はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆☆
居眠り度
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