ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

今日見た映画「パラサイト 半地下の家族」

2020年01月13日 21時40分33秒 | 本・映画 は(ば・ぱ)行
映画「パラサイト 半地下の家族」



一家4人がともに失業中で半地下に暮らすキム一家が、

身分を偽ってIT企業の社長の豪邸に次第に入り込んで寄生(パラサイト)し、

裕福な生活の一部を享受するコメディーかと思いきや、

次第にサスペンス調になっていきます。



キム家の長男が、友人の大学生から金持ちの象徴の石を受け取ると共に、

IT企業の社長令嬢の家庭教師を頼まれます。

それをきっかけに、キム家の長女は美術を通じて発達心理学の学生として入り込み、父親は運転手に。

さらには母親までもが、家政婦としてまんまと入り込むことに成功します。


社長一家がキャンプに出掛けた晩、キム一家は社長の豪邸で酒盛りを始めるのですが、

その深夜、キム一家によって追い出された元家政婦が顔を傷だらけにして

「地下に忘れ物をした」と戻ってきます。

さらに社長一家も「大雨でキャンプ場が大変」

といって急きょ寄託することに。

ここから一気にサスペンス調に変わります。



裕福な家と貧乏な一家の差が象徴的に表現され、

地下や半地下に暮らす人々の嘆きが散りばめられています。

「におい」がキーワードになる映画。

ラストに向かって物語は急加速します。



世間知らずの社長夫人と、社長令嬢がかわいかったなあ。


はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆☆

感涙度 ☆☆

居眠り度 ☆


総合  ☆☆☆



もうひと言

小学生くらいの社長の息子がモールス信号で地下にいる人の存在に気付きそうだったのに、

その伏線は回収されずじまい。

社長令嬢と、家庭教師になったキム家の長男とがすぐに恋仲になるのも

ちょっと不自然かな。

というのも、元の家庭教師(長男の友人)は

「彼女と真剣に交際を考えている」

って冒頭に言っているくらいだから、

彼女だってその気になっていたのではないのかな。

キム家の長女が社長の車の中にわざと置いてくるパンティーで、

若い運転手が解雇される理由が分からなかったな。




さらにひと言

社長夫人の脳天期ぶりはいやみがなくて良かった。

社長も、映画やドラマでよく描かれる大金持ちにありがちな傲慢(ごうまん)さがなかった。



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