「セルフレス 覚醒された記憶」
余命幾ばくもない大富豪の脳が移植された肉体は、死んだ特殊部隊の兵士だった、
というSF。
大富豪は「ニューヨークをつくった男」と呼ばれる老人。
知恵と経験と財力があるからと、極秘の手術を受けることを勧められるのですが、
術後しばらくすると、兵士の記憶が少しずつよみがえりはじめます。
手術の技術の秘密を守ろうと、組織からの襲撃が始まります。
兵士の肉体と科学者の頭脳を持った主人公は、
死んだ兵士の家族を守りながら反撃に転じます。
手術を行うラボが古びた倉庫を改造したものだったり、
せっかく命が長らえた大富豪なのに、
経験も知恵もあふれる財力をなかなか使おうとしないのが不思議。
大富豪の父とその娘の確執と氷解が、わずかですが描かれているのがすくいか。
涙度 0
居眠り度 30
話のたね度 30
総合 ☆☆
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