ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近観た映画「パッドマン」

2018年12月07日 19時31分03秒 | 本・映画 は(ば・ぱ)行
映画「パッドマン」




5億人の女性を救った男というのが副題。

女性の生理用品を発明した男の苦労を描く実話です。

妻を心底愛するラクシュミが、汚い布で生理を過ごす妻を見るに見かねて、

生理用のナプキンを飼うのですが、55ルピーという高価で妻が使ってくれません。

そこでナプキンを自作するのですが、妻を含めて周囲は

「そんな恥ずかしいことはするな」とばかりに冷たく対応します。

自作したナプキンの使用感をアンケートしようにも、

だれも使ってくれず、

自分で使用したら漏れてしまって、あわてて河に飛び込むのですが、

村中の笑いものになるばかりか、村八分の一歩手前の境遇に。

妻も「女は恥ずかしいことがいちばんつらい」と言って泣きます。

心がくじけそうになりながらも

「愛する人を守りたい」

という一心で、米国社製の大量製造用の機械をマネして製造装置を手作りし、

試行錯誤のすえにやっと完成し、2ルピーで売り出します。



ここでいったんはは「やったー」と観客は思うわけですが、

インド人女性は「男が何をやっている」と

だれも買ってくれません。

捨てる神あれば拾う神あり、とはよく言ったもの。

若い音楽家がひょんなことで使用することになり、

その音楽家の父親が工科大学の教授で、

ラクシュミに、手作り装置を見本市に出品するように勧めます。



インド映画だけど、歌ったり踊ったりは

許せる範囲内 \(^-^*)


でも長かった~。

途中で「続きもお楽しみに」とテロップが入るくらいです。



ラクシュミが国連に呼ばれてする演説が、なかなかいい。



はらはらドキドキ度  ☆☆☆☆

居眠り度 ☆

感涙度 ☆☆☆☆


総合 ☆☆☆☆☆



【もう一言】

40年ぐらい前の日本映画を見ているような感じを受けます。

序章のカットは、ラクシュミがどれだけ妻を愛しているかをせりふなしで描写していて

なかなかいい感じ。

インドの女性はそれほど生理について語るのはタブーなんでしょうか、という疑問も。

生理のことをチャムということをこの映画で知りました。

なるほど「チャームナップ」という商品があるわけですね。







あしあと