医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

忘れたころにやって来る

2021-07-27 04:00:00 | 薬局

のど元過ぎても忘れちゃいけないことがある。

 

うっかりしていたが、オンライン資格確認システムの本格運用に向けた「集中導入期間」が7月から始まっていた。

本来は今年3月から本番を迎えるはずだったが、システム上の改修に遅れて延期になっていた。

この国のシステム運用には常に問題が生じる。

結果として本格運用は10月からを予定しているらしい。

 

この運用に当たりプレ運用が既に始まっている。

621日時点で医療機関や薬局の732施設が参加している。

この内、薬局は211軒あり、101軒を日本調剤が受けている。

はっきり言って先を越されている。

というよりも「何かある」とアンテナを伸ばす方がよさそうだ。

 

顔認証付きカードリーダーの申込数は、全体で約13万機関(57.1%)となっており、その内の薬局は約4.9万軒(81.6%)になる。

以前、このブログにも書いたが、せっかくもらえるコロナ補助金も約2割がもらい損ねたそうだ。

どんな薬局がもらい損ねたのか想像して欲しい。

何も知らず、ただ時が過ぎて行ったんじゃないかと思う。

今回も8割で、残りの2割はどうするのか。

こんな薬局がダメなのか、それを報せて手続きを助ける組織がなかったのか。

何となく残念な気がする。

 

プレ運用の感想は当たり前かもしれないが良好のようだ。

「初診患者の資格入力の手間が大幅に減少」「即時に資格の有効性が確認できた」などが上がっている。

もちろん課題もある。

システムのセットアップに時間を要する。

さらに何と言ってもマイナンバーカードの持参者が少ないことが今後の大きな課題になる。

620日の段階でマイナンバーカード4,224万件のうち、約1割に当たる440.3万件が保険証として利用登録されているそうだ。

便利な仕組みに慣れるには時間がかかるが、便利さを知ると早い。

 

既に機種選定は終わっていると思うが、厚生労働省からの事務連絡で6月までを81日まで延期しているそうだ。

まだの人は事務連絡を探して対応して欲しい。

ダメな薬局にならないように注意が必要だ。

 

オンラインと聞くと避けたくなるが、これからの時代には欠かせないアイテムになる。

私には頼りになる息子がいるので何事も安心パックだ。

ただ、どこの家庭もそうだと思うが聞くと“めんどくさい雰囲気”がもろに伝わってくる。

 

仕方ないじゃない。

だって高齢者なんだもん。

 

コメント
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