ユートピア
舞台は海辺の町。
地元民の菜々子、
夫の転勤によってこの町に来た光希。
楽園を作り上げようと
他の地からやって来たすみれ。
これらの女性3人が主人公。
子供の作文から始まった「クララ翼」と
名付けられた活動。
善意の活動がゆがめられていきます。
過去のある事件が
絡み合いながら進んで行きます。
人情が存在すると思った田舎町なのに
煩わしい人間関係、閉塞感、悪意の数々…
会話の内容に心の中の暗闇が
何気なく顔を出したり…
子供だけは健全かなと思っていても
子供でさえ嫉み悪意が存在。
事件の鍵を握る
健吾のことはよく分からないまま
終わってしまいました。
ところで菜々子の義母って
一体何歳なんでしょう。
人間の弱さ、醜さ…
心の動きがよく描かれていて
不安感もたっぷりでした。
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