花ごよみ

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犬はどこだ (米澤 穂信 )

2006-06-02 | 本 ま、や行(作家)

社名は紺屋S&R。
犬捜し専門の仕事を開始。
 
25歳の私立探偵・紺屋の仕事始めの依頼は、 
犬捜しではなく、
失踪人捜しと古文書の解読。 

調査を進めていくプロセスで
失踪人捜しと古文書の解読、 
この二つの依頼は、
影響し合い複雑に交錯していく。
 
でもそれは読者が分かるだけで、
調査している当人達(紺屋とハンペーくん)
は読めてはいないのです。
 
「二人とも早く気づいてよ」といった感じで、
読んでいてじれったい気がしてきます。

主人公はもちろん、
探偵に憧れている後輩の社員?のハンペーくん、 
ネット上の匿名の相談相手、GEN、
それに主人公の妹、
ほのぼのとした、
好感のもてる登場人物達。

読みやすい内容で、
爽やな物語…と思っていたら、
最後のどんでん返し。
恐怖感を覚えるラストでした。 

(犬を探せ)はなるほどって言う感じで、
よくできたタイトルです。 

楽しめました!





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
苗坊さんへ☆ (kazu)
2010-03-13 22:30:06
こんばんは~!

こちらこそありがとうございます。
この二人のコンビ、
ほんともどかしいですね。
おもしろい小説でしたね。
続編ないですね~。
返信する
Unknown (苗坊)
2010-03-13 12:40:19
こんにちは^^
TBとカキコありがとうございました。
面白かったです。
続編、その後出ていないですよね。
2人の調査は面白かったですけど、協調性を大事にして!って思いました^^;もどかしかったですね~。
ラストもわりと好きです。
返信する
藍色さん、こんにちは☆ (kazu)
2006-07-10 15:44:09
こちらこそTBありがとうございました。 



読みやすい小説でしたが、 

ラストは少し苦みがありました。

登場人物たちは魅力的で爽やかでしたね。
返信する
Unknown (藍色)
2006-07-10 15:05:24
kazuさん、こんにちは。

昨日は、トラバありがとうございます。



ほのぼのとした登場人物たちと、苦い味わいの真相が印象的な作品でしたね。

続編ケースブック2が楽しみです。
返信する

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