監督は篠原哲雄。
栗山千明、桐谷健太、三浦貴大、
豊原功補、谷村美月、音月桂らが出演。
淡路島が舞台。
農業や漁業といった第1次産業の実態調査のため
地域調査官として淡路島を訪れた
農林水産省の官僚の神野恵子(栗山千明)。

淡路島の特産物の玉ねぎを栽培している
農業従事者である豊島岳志(桐谷健太)と、
仲違いしている弟で、
海苔の養殖に携わる豊島渉(三浦貴大)、
海幸山幸伝説になぞった兄弟との出会いを通じて
漁業と農業、食物をテーマに
第1次産業の問題提起、家族の愛、
淡路人形浄瑠璃歌舞伎といった
伝統芸能などを描いています。

父の死をきっかけに確執を持った兄弟を演じた
桐谷健太、三浦貴大
以前からなんとなく似ていると思っていた二人、
兄弟役はぴったりです。
海苔の作り方
「かいぼり」はこの映画で知りました。


見終わった後は爽やかな気持ちが残る映画でした。
5月に淡路島に行ったとき淡路人形座で
淡路人形浄瑠璃を観てきました。
題目は日高川嫉妬の鱗 渡し場の段、
道成寺に伝わる安珍清姫の伝説をもとにした物語です。
人形かまるで命を与えられと錯覚してしまうような、
喜怒哀楽のある表現、仕草、
心情を感じ取られる語りなどを楽しみました。




写真は淡路人形浄瑠璃資料館で撮りました。
映画でまた人形浄瑠璃が見られて
うれしかったです。