花ごよみ

映画、本、写真など・

廣田神社のコバノミツバツツジ

2013-04-18 | 神社、神宮

境内に咲くコバノミツバツツジの群落。
約2万株あるということで、
兵庫県指定天然記念物になっています。

この日全体的には
盛りは過ぎていましたが
まだまだ見頃の木も多くあって
淡紫色のミツバツツジに囲まれた
散策を楽しんできました。














可愛いスノードロップ


椿




阪神タイガースが毎年
優勝祈願にくるということでも
有名な神社です。

西宮市大社町

4月13日撮影


コメント (4)
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海賊と呼ばれた男  百田尚樹

2013-04-18 | 本 な、は行(作家)

海賊とよばれた男 上 海賊とよばれた男 下

出光興産の創始者、
戦後日本の産業を支えた功労者である、
出光佐三という男の伝記的小説。
この本では「国岡鐵造」という名で、
描かれています。

まず、序章があって
第一章「朱夏」昭和20年~昭和22年
第二章「青春」明治18年~昭和20年
第三章「白秋」昭和22年~昭和28年
第四章「玄冬」昭和28年~昭和49年
時系列からいうと
第二章が先で、
第一章が後になっています。

国の命運を握っているのは石油、
ということで
敗戦後、困難の中、石油に着目した国岡鐵造。

石油を平和のために使う、
それが国岡商店の使命という信念を抱き、
人間としての魅力溢れる経営者、
国岡鐵造の壮絶な一生。

国岡商店では出勤簿なし、
定年なし馘首もなし、
店の者はみな家族という会社。
この小説の中の登場人物は
すべて実在した人物ということです。

「七人の魔女」と呼ばれる、
国際石油メジャーと
大英帝国に立ち向かい、
世界を驚かすことになっった
「日章丸」というタンカーのことなど
歴史的事実に基づき描かれているようです。

ドラマティックでテンポも速く、
文章も読みやすい小説でした。

熱い志と固い信念、
豊かな人間性、
無条件で資金を出してくれた、
日田氏をはじめ武知、東雲、正明、新田船長等
彼に惹かれ集う人たちも、
国岡鐵造と同じく、
苦難、挫折にも心が折れない
熱い思いをもった男達。
国岡の周囲の人たちも、
素晴らしい人たち。

会社が守った社員
自分も国岡商店の社員のように
国岡商店のなりゆきにドキドキしながら
読み進めて行きました。
いい結果を見ると
うれしい気持ちになります。

国岡鐵造の器の大きさ、
日本、店員、消費者のため
熱い信念と愛を持ち、
困難に堂々と立ち向かう勇ましい姿勢に、
引き込まれてしまいました。







コメント (2)
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