ヒトリシズカ (双葉文庫)
「ジウ」「ストロベリーナイト」の、
誉田 哲也 の連作警察小説。
全く違う5つの事件が発生。
その5つの事件、
全てに現れる幻のような、
シズカという少女の影。
彼女の幻影が5つの短編を繋ぎます。
5つの短編に見え隠れする
一人の謎めいた少女、伊東静加。
この少女の目的とは?
警察は事件の謎に、
辿り着くことができるのか?
「闇一重(やみひとえ)」
「蛍蜘蛛(ほたるぐも)」
「腐屍蝶(ふしちょう)」
「罪時雨(つみしぐれ)」
「死舞盃(しまいさかずき)」
「独静加(ひとりしずか)」
これらのタイトルの短編からなる連作小説。
5編の短編がつながっていき、
最終章「独静加(ひとりしずか)」で、
恐るべき少女の、
またもう一つの意外な素顔と謎が
明らかにされます。
静加に対しての心理描写が少ないので
静加のあやうい存在感が余計に増し、
ミステリアスさが高まります。
今秋、WOWOWの「連続ドラマW」枠で、
ドラマ化されることを知りました。
哀しくて凶悪な少女、静加を、
誰がを演じるのか、
ドラマの配役、気になります。