花ごよみ

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エコール・ド・パリ展

2006-11-27 | 美術
兵庫県立美術館「芸術の館」

(神戸市中央区脇浜海岸通)
 
エコール・ド・パリ(パリ派)とは、
20世紀前半のパリで活躍した、
外国人美術家達。

モディリアーニ、シャガール、 
スーティン、パスキン、
キスリング、藤田嗣治等の 
パリでの華やかな芸術活動。 
 
人物、子供、風景等に分けて展示されて
魅力的な作品が多数ありました。

写真で見るエコール・ド・パリと題して 
当時のアトリエ、カフェ、 
共同アパートのラ・リュース(蜂の巣)等の、
写真も展示されています。

 
☆モディリアニー
〔青い目の女〕

 
この絵を生でみるのは2回目。

寂しさ孤独感の漂う絵。 
繊細すぎる顔。
モディリアニーの絵は、
観るごとに惹かれていく割合が、
増加していくという風に、
不思議な魅力があります。 

〔扇を持つ女〕
  
こちらは赤と黄色の大胆な色彩。
顔に執着したといわれるモディリアニー。
同じように見える顔にもそれぞれ表情、 
老若などに違いを見いだすことが出来ます。
単純さが、余計に精神の弱々しさを感じさせます。

もう一つモディリアニー作の絵。
  


☆キスリング
〔イングリットの肖像、スウェーデンの少女〕
 
憂いを秘めた表情
惹きつけられる瞳
美しい色彩、くっきりとした輪郭、
なのに、その瞳のせいでしょうか。
はかなさを感じ取れました。 

その他印象に残った絵は、 
アンリ・ルソーの
〔ライオンを狩る人〕
陰影のない平面的な世界。
木、花、動物の特異な描き方。 
幻想的な絵でした。


建築は安藤忠雄。 
巨大な建築物。
建物内部は迷子になってしまいそうな 
構成です。

 







コメント (2)
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