goo blog サービス終了のお知らせ 

花ごよみ

映画、本、写真など・

Q&A (恩田 陸)

2005-02-02 | 本 あ行(作家)

あり得る話で不気味……。
 
最初から最後まで、Q&Aの会話の形で進められ、 
その会話の中からその人の生き方や不安感、
コンプレックスなどが発露されていく。

言葉に含まれる真実の危うさ、記憶の曖昧さ…。 
  
結局、事件の原因は何かわからないので、
物足りなく、すっきりしない読後感なのだが…。 

暗い不安のトンネルへと誘うのが
作者のねらい目???

この物語の中には不安感いっぱいで、
先が見えない世の中。
人間の怖さ、心の闇が描かれていて 
やりきれない気持ちになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする