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花ごよみ

映画、本、写真など・

ラストドリーム (志水 辰夫)

2005-03-11 | 本 さ、た行(作家)
 
毎日新聞の日曜連載小説で読んでいたのですが
新聞を他のに替えたので 
途中のままにしていたのが本になったのを知り
図書館で借りて読んでみることにしました。 
 
この作家の本は読むのは初めてです。 
 
冒頭、記憶喪失になって一人さまよう所から始まります。
企業戦士として生きてきて妻の命の灯が消える間際、
自分のこれまでの仕事一筋の生き方に気付く。 
そして妻を失って後悔し 
記憶喪失に陥ってしまうぐらいに苦しむ。

男のロマンというのだろうか、 
これでは余りにも身勝手過ぎます。
妻が病に倒れずにずっと生存していたら 
どうなっていたのか?
すきま風の吹いたまま二人は生きて行くのか?

妻の死に臨み、今までの自分を
心の中で整理し、正当化して
責任逃れをしているように
感じる。

この主人公に共感は出来ないし 
あまり魅力も感じません。



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ある愛の詩 (新堂冬樹)

2005-01-17 | 本 さ、た行(作家)
 
以前読んだ(忘れ雪)は途中で
展開が変な方向に進んでしまい、
なんか変???と思ってたんですけど、 
(ある愛の詩)最後まで純愛一筋で、
読み進めました。 

少女小説の様な世界で、
こんな優しくて、ピュアーな心の人が
いるのかと思うほどです。 

海の風景が目に浮かび、 
波の音が聞こえるようです。 

イルカと拓海の絆。 
海で遊ぶ二人(あっ、イルカは人間じゃないけど)
優しさに癒されるシーンです。 

二人の愛の行方が気になって我慢できずに
結果を先に読んでしまいました。
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火の粉 (雫井 脩介)

2005-01-11 | 本 さ、た行(作家)
 
現実に起こり得るような話です。
 
個々の人物の描写。 
三人の目を通し、それぞの異なった視点での展開。
 
後半は危機迫る家族。 
不気味にただよう恐怖心。 

スリリングな展開で、
途中で止められなくなります。 
 
久々によみごたえのあるストーリーでした。

この作者は初めてなんですが
他の作品も読みたくなりました。

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