(永遠)という響きに
めっぽう弱かった。。。
少女から大人にへと変化していく
一人の女の子を描いている。
思春期の心の動揺と成長を描いた物語。
ガラス細工のような少女の精神の危うさ、もろさ、
でもしっかりと強く生きたいという願望。
偶然が足下を狂わすことを経験していく。
世間、大人との隔離感。
そして和解。
他の人から見たらくだらないことでも
自分に取っては大切で、
周りが見えなくなる頃。
十代の心の不安定な心の動き。
心の欠陥を繕っている仮面が崩れる恐怖。
奥の方に閉じこめてしまった事柄も
引きだされてきて、
忘れてしまった過去が
なつかしさを伴い、
苦い思い出とともによみがえってくる。
読み始めると一気に読んでしまう。
遠くなってしまった過去を
思い出し共感してしまう。