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ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

再びロンドン♪ 涼しい!

2015-08-02 | My London
熱帯のように暑い東京から一っ跳び。

一か月ぶりのロンドンは涼しいです♪



最低気温が10度を割る日もあり、最高気温が20度ぐらい。

「なんて夏なの?」といったら、

「もう夏は終わりだよ」とイギリス人にいわれました。

7月ぐらいに一日だけ35度近く気温が上がり、みんなびっくりしたらしい。

ちなみにパリではその日40度に達したとか。

そのあとは涼しくなり、今では夜はコートを着ないと寒いぐらいです。



アジサイが咲いてます。

日本のアジサイに似たのもありますが、こんな淡い大輪も。







JALプレミアムエコノミーとエコノミーの差とは・・ 年をとったらプレミアムエコノミー!?

2015-06-23 | My London
無事日本に帰ってきました♪

2か月ぶりの日本は・・・・暑いです

しばらくはロンドンレポートも交えて書いていきます。

さて、去年暮れに行ったときはJALビジネス・スカイスゥイート、前回2月~3月に行ったときはJALエコノミーで行ったので、今回はJALプレミアム・エコノミーに乗ってみました。

ビジネス・スカイスゥイートのレポートはこちら

出発などの日程にもよりますが、ざっくりいうと、ロンドン羽田往復でビジネスが70万ぐらい~110万ぐらい、プレミアムエコノミーが30万ぐらい~60万ぐらい、エコノミーが16万ぐらい~25万ぐらい、という値段帯でしょうか。それに燃料サーチャージが+6万円ぐらいです。
(団体割引などなく、普通に個人で取った時の値段です。詳しくはJALのHPをご覧ください)

今回は日程的にピークのGW前の出発で、前回のエコノミーと比べて倍以上かかったのですが、その価値があったかと申しますと・・・・

      

違いはまず座席の幅と前の座席との間の距離です。

JALによりますと、全体的に20%拡大してあるとのこと。

こんな感じ。



まあ画面ではわかりませんが、エコノミーみたいにキツキツじゃないです。
(飛行機に乗ると夫婦でまず靴を脱ぐので家族Aの靴まで写り、見苦しくてすみませぬ)


それと、座席が前方にスライドするリクライニングなので、前の座席が倒れてくることがないので、動きやすいです。

エコノミーだとほとんどリクライニングは気持ちだけ、という感じなので、長時間乗るときはここは大きなポイント。

それから、レッグレストやフットレストもあり、飲み物を置く場所もあり、昔のビジネスクラス並みな感じです。

そのほかの差は、映画などのモニター画面が大きく、ヘッドフォンが『ノイズキャンセリング』で機内の音が聞こえない仕様であること。
機内食がエコノミーよりは良くなること、お酒にシャンパンなどが含まれること、途中の軽食が(うどん de SKYとか)が頼めること、アイマスクやスリッパ、耳栓などのサービスがあることなどですが、家族Aなどは

「シャンパンが飲める!!」というのが主な歓びだったらしい・・・・(やっぱりそこか・・・)

(ちなみにシャンパンを飲むのが一番経済効率がいいらしい。けどエコノミーではシャンパンがないです。)


空港ではビジネスクラス用ラウンジが使えます。



JALのラウンジは食事がまあまあ良くて、ホテル並み。
(知らない人の手が写った・・・)
(サラダバーの向こうに焼き魚や肉、卵料理などのメインディッシュがあるのですが、人がいてうまく写真が撮れませんでした。)

羽田のJALラウンジのカレーが美味しいと有名らしいですが、・・・これはjester的には大したことなかったです。



お酒の種類もたくさん。



食事のスペースですがこのほかにソファでゆったりできる広いスペースもあります。

羽田にはいくつかJALのラウンジがありますが、jesterの内緒のお気に入りのラウンジは・・・・

ヒント;端っこです。(もう一つのヒントはこの上の写真)



帰りはヒースロー空港なのでJALのラウンジはなく、BAのビジネスクラス用ラウンジを使えます。(この上の写真からがその画像です)



BAのラウンジはJALほどじゃないけどミールサービスはそこそこにあります。
フルーツ、サンドイッチにケーキに野菜のポタージュスープ、飲み物各種などなど。
(うわ。とりすぎや)

特に18時以降はホットミールが出ます。この日はカレーでしたが、結構美味しかったです。

ワインもおいしかった。

この、「空港で静かで落ち着いた雰囲気のラウンジが使える」というのも大きなポイント。

Wifiも使えるし、トイレも清潔でアメニティもそろっています。

やっぱり人がたくさんいるうるさい待合室みたいなところで待つより、ラウンジでゆったり過ごす方が気分的にリラックスできます。

ラウンジにいる人たちはビジネスの一人旅の方が多いせいでしょうか、男性が多いですが、旅慣れた人が多く、たまに小さな子供のいる家族連れがいても声高にしゃべる人もほどんどいないので、静かでマナーも良くて、落ち着けます。



      


結論的にもうしますと、座席が広く、リクライニングが大きくできるので体が疲れないこと、空港でビジネスのラウンジが使えて、搭乗時間までリラックスできることなどを考えると、このプレミアムエコノミーって、お値段だけの価値があるかも・・・と思います。

今回は前回より疲れ方が違いました!

プレミアムエコノミーは早くから埋まってしまい、いつ予約表を見ても満席なことがおおいです。
なので一人だった帰りも満席の状態でしたが、隣のシートが急なキャンセルだったらしく、搭乗時間になっても人が来ないで、ずっと空いていたので、手荷物などをそこに置けて、なおさらゆったり座れました。


ファーストやビジネスまで払う気分になれなくても、プレミアムエコノミーならシニア世代ならちょっと手が届きますよね。

まあ、それより2回旅行に行けたほうがいい、という場合は・・・ちょっとかんがえますが・・・・

このプレミアムエコノミーって、航空会社にとっても収益率が高く、力を入れてるらしいです。

20%座席面積を増やしただけで、2倍の運賃が取れるんだから、さもありなんです。食事やアメニティは、人件費がかかっても原価で3~4万円ぐらいのUPでしょう。
(ラウンジだってビジネスでもともとあるものを使うわけですし)


バックパッカーや安さ優先の団体旅行に参加するほど体力はないし、ゆっくりリラックスして旅したいな~~という人には、プレミアムエコノミー、結構おすすめです



さてと。

日本に帰ってきたらロンドンでのんびりしてたぶん、やることがどっさり!

バタバタと暮らしています。


ロンドンでラーメン? は高級グルメだった!

2015-06-18 | My London
もうそろそろロンドンを立って、日本に帰るべしとおもう今日この頃、今日のお昼はなんにしようと思っておりますと・・

「ラーメンが食べたい!!!」と家族Bが言い始めました。

ええ~~ 私はもうすぐ日本で、とんちんでも唐ソバでも、好きなラーメン屋に行けるのにい~

と抵抗してみましたが、家族Bの意思は固く、さっそく出かけることに。



ロンドンには最近たくさんラーメン屋ができてますが、ここはピカデリーサーカスにほど近いショウリュウというラーメン屋さん。



中は結構おしゃれな感じ。
日本酒もいろいろ取り揃えてあります。

カウンターにある太鼓を白人のおねいさんがトトンと叩いて「いらっしゃいませ~~」とお迎えしてくれます。



そのおねいさんたちはなぜか背中に月桂冠をしょってます。



わたくしはとんこつラーメン



家族Bはピリ辛バージョン



そして餃子一人前。

あとハーフパイントのビールを飲んで、〆て

41ポンド!!(約8000円!!!!)

むむむ・・・
8000円のラーメン餃子でした・・・・

それでも人気のラーメン、日本人は私たちだけで、イギリス人のお客さんはひっきりなし。

しかもみんな静かに静かにレンゲを使って食べているので、

え~~い、大和撫子はこうやってラーメンを食べるんじゃい! 
ずずずずずずずずず~~~~~!!!


とお作法通り思いっきり音を立ててすすって見せてあげました。

(イタリアンで思わずパスタをすすって、目を顰められるののお返しです)


というわけで、そろそろ日本にもどります・・・・



サー・クリストファー・リーを送る言葉・・・

2015-06-16 | My London
サー・クリストファー・リー氏の逝去ショックが冷めやらぬjesterでございます。

Face bookを見ていたら、サー・イアン・マッケランが万感の意を込めてこんなことを書いていました。



「私がガンダルフとして撮影を始めるためにニュージーランドに着いたとき、21世紀の初めの週だったが、ピーター・ジャクソンが、何人かのキャストと一緒に晩御飯に招待してくれた。

私は、様々な俳優を尊敬してきた人生の中で、とても尊敬してきたクリストファー・リーの横に座れて幸せだった。

彼は白い魔法使いのサルマンの役だったが、口を開くや否や

「私はずっと私がガンダルフをやるべきだと思っていた。私は「指輪物語」を毎年読むんだ。時には2度読むこともある。」といった。

彼はそれから、モルドールの暗黒の言葉を少々披露してくれた。そして私は、自分がガンダルフにふさわしくないという気持ちになった。

しかしそれは彼の意図したことではなかった。彼は78歳で紳士的な清廉潔白さを保ちながら修行を積んできていた。

「背が高い、暗く、ハンサムである」という典型である彼は、彼が演じたドラキュラやフランケンシュタインの怪物、そして一度はシャーロック・ホームズの中に、ひそやかなる悪魔を秘めて演じていた。

それが彼のサルマンをとても効果的にしていた。彼は長い顎鬚と白いローブに包まれて、厳しく、だが慈悲深い法王(最高権威)の雰囲気を持っていた。ミドルアースを冷酷さと悪意を持って征服するのだという野望もち、それを心から信じている最高権威の。」


(以上拙訳、申し訳なし)

以下、まだまだサー・イアン・マッケランの追悼の言葉が続きます。
(以下を読みたい方はぜひ、Face bookで検索かけてくださいませ)

読んでいて、泣けました・・・・









サー・イアン・マッケランのミスター・ホームズと、サー・クリストファー・リー忌報

2015-06-12 | My London
ロンドンで待っていたのは、この広告を背負ったバス。



サー・イアン・マッケランが「Mr.Holmes」の文字とともに目に飛び込んできました。

そういえばBBCのインタビューでなんかマッケラン氏がいってたなあ~~

ホームズかあ!

「The story is actually set in 1947, following a long-retired Holmes living in a Sussex village with his housekeeper and rising detective son. But then he finds himself haunted by an unsolved 50-year old case. Holmes memory isn't what it used to be, so he only remembers fragments of the case: a confrontation with an angry husband, a secret bond with his beautiful but unstable wife.(Imdbより)」

「話は1947年、引退後幾年も過ぎたホームズについてである。
かれはサセックスの村に家政婦(ハドソンさんじゃないらしい)と探偵をしている彼女の息子と一緒に暮らしている。
しかし彼は50年前の未解決事件にいまだに脅かされているのに気づく。
ホームズの記憶力は往年より落ちているので、今はその事件の断片しか覚えていない。
それは、怒りがちな夫に対抗する美しいが不安定な妻との秘密の絆であった。」

きゃああ~~ 
なんかしぶ~~いホームズの静かな生活とそこに広がる波紋、老いの悲しみなんかを、サー・イアン・マッケランがみごとに演じてくれそうです!
(あああ、期待しすぎちゃだめ!自分!!!)

原作はこちら

ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件

ホームズ関連のパスティーシュは結構何冊か読んでますが、これは未読でした。

なにやらホームズは日本も訪問するらしい・・・・これは読まなくては!


そして映画には真田広之さんも出演なさってるらしいし、これは見なくては!!

(後記;くっちゃ寝さんがトレイラーのことをコメントくださったので、トレイラーを張り付けておきますね!)

Mr. Holmes Official UK Trailer #1 (2015) - Ian McKellen Mystery Drama HD


しかし、サー・イアン・マッケランさん、ご活躍はうれしい限りですが、ガンであることを公表なさってたし、体にはお気をつけて・・・・



・・と思っていたら、クリストファー・リー氏の忌報が・・・・



ガン爺が頑張ってるのと一緒に、サルマン様も永遠に銀幕に輝き続けると思っておりましたのに・・・・

あの名演技がもう見られないかと思うと、本当に残念でなりません・・・


ユーロスターでロンドンからパリへ 海底トンネルを通って

2015-05-25 | My London


前回ちょっと書きましたが、週末、ユーロスターで海底トンネルを通ってパリへやってきました。

飛行機に乗らずに電車でパリに来られるというのがとても便利です。



羊だらけのイギリスの風景から、フランスに入った途端畑が広がり、さすが農業国だな~と感じます。



2時間ちょっとでパリ到着。

ネットで調べた予定では11時55分パリ着だから後一時間あると手元の時計を見ながらのんびりしていたら、10時50分に後五分でパリ到着のアナウンス……

慌てて降りましたが、よく考えれば(考えなくても)ロンドンとパリでは時差があるのだから当たり前。

もちろん入国審査がありますが、飛行機に乗るのと比べて心身ともに、とても楽ちんです。



ちょうど東京から大阪か京都に来たぐらいの感じですが、街の雰囲気がロンドンと全然雰囲気が違います。

当たり前か。別の国じゃ。

ジメジメ曇っていて、晴れたと思うとすぐ雨が降るロンドンと比べ、カラッと晴れ上がり初夏の風が爽やかなパリでございます。



1年半前にパリに滞在した時にし残した事があったので、それをするつもりです。






雪のように空中を舞うもの…? プラタナスの花粉症

2015-05-24 | My London
少しずつ暖かくなってきましたが、このところずっと、ロンドンの街中で『降ってる』もの。

直径3ミリほどの薄茶色のやつ。



これです。



どこからともなくサラサラと降り続きます。

車の上に、頭の上に、襟ぐりから首の中に、目にも入ってくるので目が開けられない~~

二階建てバスの中から見ていると、歩いている人がみんな目をこすっています。



もしスギ花粉がこのぐらいの大きさなら、こんな風に見えるんだろうなと思われるように、粉雪のように街じゅうフワフワ。

写真に撮ると空中を舞うものは小さくてうまく写りませんが、飛ばしてる犯人は、こいつらしい。



街じゅうにはえている、すごく背の高い並木。

背が高すぎてよく見えませんが、目を凝らすと



直径4センチぐらいの黒っぽく見える実がびっしり付いていて、そこから盛んに種を飛ばしているのです。

「これは何?」と、ハムスターみたいな顔のイギリス人のともだちに聞いてみると、めんどくさそうに

「Je ne sais pas!」(知らん)

おい、フランス語で答えるなよ。

そんなら調べてよ、と言ったら画像検索かけてくれて

「plane tree」だと言います。

そっか、プラタナスか‼︎

公園のそばに止まってる車なんてプラタナスまみれだし、窓を開けておけば家中がプラタナスまみれ。

プラタナス花粉症ってないの?って思っていたら、聞いてみるとやっぱりあるらしい。

私も、ロンドンに来たらスギ花粉が飛んでなくていいかもと思っていましたが、少々鼻がクシュクシュしっぱなし。

イギリス人に言わせると、地球温暖化のせいか、最近プラタナス花粉が早い時期から飛ぶようになってきたそうです。



そんなロンドンから脱出!

とばかりに週末パリに来ましたが、パリもプラタナスの花粉、飛んでます!










湖水地方より、すっかり春めいたロンドンに戻りました

2015-05-20 | My London


静かで穏やかで、リラックスできた湖水地方の旅を終えて、ロンドンに戻ってきました。



またいつか、あの丘に登ることがあるのだろうか、と電車に揺られながら思いました。



まあ、また来たかったら、縁があるさ、自分!





そうして帰ってきたロンドンは、うるさくて、空気が悪くて、エキサイティングです!

気温は暖かく、日中は20度越す日もあります。
朝は6度とかまだ寒いですが…



今日も元気に街へと歩き出します。

もうしばらく、jesterの、ロンドン触れ合い街歩きに、お付き合いくださいませ。






イギリスのお菓子 ファッジ 一粒で1000m

2015-05-18 | My London
さて、ある日のこと。すっかり気に入った湖水地方の街 Hawkshead を歩いておりますと、お菓子屋さんらしきお店が。



(と言ってもこのようにシックな店構えですが)

途端に家族Bが幼稚園児のように(20代)


「ファッジ買って!一粒食べると1㎞歩けるんだって!
ファッジ食べたい!」


と叫び出したのです。

ファッジって、よくアメリカでアイスクリームにかかっている、あのキャラメルとかチョコのドロッとしたシロップみたいなやつ?

それにしても『一粒で1㎞』ってグリコのキャラメルの10倍の効き目だわー

解説; (え~、昔グリコのキャラメルにはゴールしてバンザイしてるおっさんの絵と、1粒で100mってコピーが書いてあったものですが…
今はどうなんでしょうか?
そういえばこないだ大阪行った時、道頓堀沿いにグリコのおっさんの看板、あったなあ……)

泣く子と地頭には勝てず(?)そのお店、The Honeypot に入ってみると、中では山盛りに Fudge を売っていました。



フレイバーはチョコ、アイリッシュクリーム、クロテッドクリーム、シーソルト、ヴァニラなどなど、10種類以上あり、ずっしりと重い一袋が£3(600円)ほど。
家族Bが山盛りにいろいろ買うのを見て、つられて私もいくつか買いました。

どんなものかと申しますと、お砂糖に牛乳とバターを入れて煮詰めたもので、キャラメルのように粘りはありません。

ちょうど、黒砂糖の塊のようにホロホロしていて、一粒口に入れると、甘い!!!!

あ、甘すぎてこれは……

砂糖の塊以外の何者でもありません。

会社の同僚にお土産にすると言ってたくさん買った家族Bに、「こんなもん大人が食べるのか?」というと、

「だってみんなで、『ファッジ大好き!頭が疲れたときにも身体が疲れたときにも、効くよね~』って話してたんだもん!」

とむくれました。


でも、ロンドンに戻ってきて、アルゼンチン料理屋で食事をしてたら、食事の後にコンプリメントで出てきたのが



これでして、この茶色の塊がまさにファッジでした。

このぐらいの小さいポーションで、冷えて出てくると、口どけが良くて、結構いけるのです。

それと長く歩いて、お腹も空いた、というときに、小さい塊を口に入れると、瞬間的に空腹感が解消され、もうちょっと歩こうか、という気も出てくる感じです。



それに気がついてからは、出かける前に、ファッジを小さめに切って、携帯するようになりました。

ロンドンの街をさまよい、歩き疲れて公園のベンチに座り、おもむろにファッジのかけらを頬張るのも、密かな楽しみです。


ちなみに家族Bが同僚にあげたところ、

「ありがとう!家に帰って袋を開けて四秒で全部食べちゃったよ~!」

と翌日言われたそうです。


四秒……?

イギリス人恐るべし………




ラバーリングで遊ぶ人たち @湖水地方

2015-05-17 | My London


湖水地方でフットパスを歩いていると、川沿いにはこんなカフェもあり、せせらぎを聞きながら一服するのも素敵です。



そんな感じでウォーキングを楽しんでいたある日。

丘を越えて変なものをおっちらこっちらと運ぶ人たちと出会いました。



ん?
なんじゃ?
と思っていると



川に入り、



きゃーきゃーいいつつ流れ始めました♪

でも…こちらはウルトラライトダウン二枚重ねの厚着で歩いています。
天気はいいけど、気温は10度あるかないか。

水温は高いのか?
いや、手が切れそうに冷たいよ⁈

しかも着てるの、ドライじゃなくて、ウエットだよね?

橋の上から「寒くないの?」と聞いてみると



「もちろん、凍えてるわよ!!!」

しかも浅瀬に引っかかり、進めない模様。



私たちは川沿いを歩いて行ったのですが、彼女たちは全然どんぶらこと流れて来ません。

結局、その後ずっと川沿いを歩いて行きましたが、彼女たちは流れて来ませんでした。

どうなった事か……




皆が自分のペースで自然を楽しんでいる、湖水地方。

ちなみにこの巨大浮き輪は、ラバー(ゴム)リングと言うそうです。



スケッチしていると覗きに来るカモたち。

「なんだよ、おまえらは、なんかエサくれるの?」とかなり接近してきます。




分け入っても
分け入っても
青い丘、なのでした。







ホテルの食事 @湖水地方

2015-05-17 | My London
さて、Lindeth Howe Hotel の食事。



まずはバーに通されて、軽く飲みながらメニューを決めます。

(服装は一応ジャケットとドレスです。後半70代の日本のご夫婦がお泊まりでしたが、旦那様は蝶ネクタイ、奥様はシャネルスーツで優雅でした。雰囲気的に大学教授?)



このとき出てくるおつまみが、なにげに美味しい。

食事は基本的に五品のフルコースで、盛り付けも美しい。

スープから始まり



前菜、メイン共に



魚はヒラメとかエビ、



お肉はステーキやチキン、鳩、ポーク、ラムと、滞在中メニューを一通り試してみましたが、総体的に肉料理が得意なシェフという感じでした。

ちょっと高めでも、素直に『シェフのおすすめ』をオーダーするのが一番賢いと学びました。

最終日の夜には家族全員『シェフのおすすめ』(爆



朝ごはんは定番のイングリッシュブレックファースト。



黒いものは血を固めたブラックプディングですが、おそるおそる食べてみると結構美味しかったです。

他にもいろいろメニューはありますが、ある朝のおすすめは



エッグベネディクトで、これは美味しかったです。

フットパスを歩いているときに、散々可愛らしい子羊を見てきた後に、迷わずラム料理を頼んだのは、ブラディな家族Aでございます。

そういえばやけにジロジロ子羊ちゃんを見てました。


あと夕食中窓から外を見ていたら、庭をウサギがピョンピョン横切ったので、ピーターだ!と喜びました♪



湖水地方の詩人、ウィリアム ワーズワースを訪ねて ドーブ コテージ

2015-05-15 | My London
湖水地方ゆかりの有名な文学者はたくさんいますが、詩人のウィリアム ワーズワースもその一人です。

ロマン派で、自然詩の書き手で、「水仙」や「虹」などは日本でもよく知られています。

(読んでみたい方はぜひ、検索してみてくださいませ)



このワーズワースの住んでいたドーブ コテージを見学することができます。



チケットを買うと、見学の時間を指定されます。
その時間まで、チケット売り場の二階にある薄暗いワーズワース博物館などで時間を潰し、



指定された時間にドーブ コテージに行くと、ガイドさんが待っていて、いろいろ説明しながらお家の中をみせてくれます。



天井の低い、こじんまりした家です。



往時の生活がよくわかる、キッチンのストーブとか冷蔵庫室もみせてくれます。
冷蔵庫室は自然の力を利用した部屋で、冷んやりしてました。



その頃の唯一の灯りだった、動物の脂肪でできたロウソク。

燃やすと臭かったそうです。

それと、当時は普通に阿片が家庭で薬として使われていて、頭痛などに、子供にまで用いられていたそうです。
恐ろしい……

阿片を計るための秤などもありました。



ワーズワースのベッド。
本当に小さなベッドですが、夫婦で寝ていたと聞いてびっくり。

これで眠れたの?と聞いてみると、当時は上半身を起こして寝ると身体にいいと信じられていて、全身を横たわることがなかったとか。
そして頭と足を互い違いにして寝てたそうです。

それで休まるのかな?



壁に貼られた当時の新聞。
写真では分かりにくいのですが、ワーズワースが気に入った記事を赤線で囲っています。



裏庭の丘の上にある小さな東屋は眺めがよく、ワーズワースの詩を読んで過ごしたくなる心地よさでした。


Though nothing can bring back the hour
Of splendour in the grass
Of glory in the flower
We will grieve not
Rather find
Strength in what remains behind

何もあの時を連れ戻すことはできないのだが
あの草原の輝き
あの花の栄光

でも嘆くまい

それよりも見つけよう
残されたものの中にある力を

(拙訳で申し訳なし)



さて、本日のわんこは



ワーズワースが飼っていた犬の、ジンジャー君。(の絵)

その頃スコットランドではスパイスの名前を犬につけるのが流行っていたそうです。

湖水地方のフットパス 丘を越えて小川のほとりを素敵なお散歩

2015-05-14 | My London
イギリスには、フットパスと言って、整備されたお散歩道があります。

基本的に自動車も自転車も入れません。



こんな感じとか



こんな感じの木戸があり、私有地の中でも入れるようになっています。

もともと仕事が終わって夕食の前に歩いたりする習慣があり、



そのうえ高低差が少ない、なだらかな丘や平地が延々と続く国土の為、このように整備が進んだものと思われます。



排気ガスがなく、きれいな空気の中を、クラクションも鳴らされず、信号に急かされることもなく、のんびりマイペースで歩けるのは本当に素晴らしい。



ひっそりとローマ時代の遺跡があったり



小さな湖があったり



ちゃんと整備されているので、地図なども所々にありますが、自動販売機はないので、飲料水は持っていきます。

あるところで出会った80歳過ぎたと思われるおばあさんは



一人で車でやってきて、自然の中を歩き終わると靴を履き替え、



淡々と運転して帰って行きました。
毎日の日課なんでしょうね。

お腹が空いたら、お弁当を広げてもいいし


ちょっと村に入れば、カフェがあり、



熱々のホットサンドや、



スープとパンのセットなどが頼めます。



静まり返った森を、小川のせせらぎを聞きながらマイペースで歩くのは、素晴らしくリフレッシュするし、時々座ってスケッチしたり、本を読んだり、お金がかからないのに素敵にリッチな時間が過ごせて、本当にこれらのフットパスが大好きになってしまいました。



もちろんワンコたちも嬉しそうにお供してます。
いいなぁ~ワンコって、お散歩一緒にできて!




ビアトリクス ポター ギャラリーへ レンタカーで。オススメです!

2015-05-13 | My London


湖水地方滞在の途中から、車を借りました。



レンタカー屋のおっさんにホテルまで迎えに来てもらい、家族Aがレンタカー屋まで行っていろいろ手続き。

しばらくしてホテルまで運転して帰ってきました。

(こちらが車種を指定したわけではありませんが…… 一生のうち、ヒュンダイの車に乗ることがあるとは……)



さて、フットパスという、歩いて回る散歩道が国内に数多く整備されていることで有名なイギリスの中でも、湖水地方は特に景色の良いフットパスがたくさんあります。

フットパスは個人の私有地の中も通っています。

このフットパスに憧れて、ひたすら歩きたい、というのが、この旅の二番目のテーマ出会ったのですが、色々な場所にも行ってみたく、イギリス人の友人から、そんなら車で行くのが便利だよと言われていました。


これには諸説あり、行きつけの素敵な旅の本屋さん、ドーントブックスのレジのおねいさんに、

「湖水地方のドライブのガイド本ない?」

と聞くと、きっぱり、ない、と断言。
なんで?と聞くと

「だって車の運転はストレスフルでしょ~
歩く方がいいわ!」

と当然のように言われました。

フーム、それがイギリス人の総意と言いたいのかな、と思いました。

確かに「湖水地方のドライブ」なんて本が見つかりません。
ウォーキングの本や地図はたくさんあるのに!


日本人よりおっとりのんびりしていて、地下鉄が止まっても、レストランで延々料理がでてこなくても、ウェイターがこなくても、全くイライラせずにおとなしく待っている国民性は、石灰石岩盤から滲み出るカルシウムが、野菜にも水にもタップリ含まれているせいなんではないかとにらんでいる私です。

ドーバー海峡から見るイギリスの岸壁は真っ白ですし、水道水はガチガチの硬水、ほうれん草に含まれるカルシウム量も日本のそれと比べるとダントツに多いそうです。

火山灰土壌の背が低いせっかち国民から見ると、うらやましい限り。

そんなイギリス人は、とにかく歩くのが大好きで、老若男女、天気に関わらずみんなよく歩きます。

歳とった夫婦が手をつないで歩いている光景は心温まるもの。


閑話休題。


今回のイギリスは、前半、ゴールデンウィークに年休を足して、家族Aが二週間ほど一緒にきました。

彼は運転大好きで全然ストレスにならない人間なので、それなら車があると便利という湖水地方に旅行しよう、ということになったのですが……


私にとってはかなりストレスフルな旅になってしまいました。

助手席に座ってナビゲートしてたんですが、なんしろ湖水地方は道がめちゃくちゃ狭い!

おまけに両側がギリギリまで石の垣根なんです!

その上すれ違う車が飛ばしてるし、カーブしてるし、坂はあるし、トラックは来るし、バスも来るし、運転してないのにヒヤヒヤしっぱなしで、肩がコチコチに凝ってしまいました。

運転している家族Aは「狭いなあ」と言いつつも、特にストレスでもなかったようでしたが。


さて、そんなこんなで肩をガチガチにしつつたどり着いたのは、Hawkshead ホークスヘッドの街。



これがとーっても可愛らしい街でした。



郵便局ですらこの可愛らしさ。



ケーキ屋さんの窓辺ではケーキの飾り付けしている女の人。



そんな中、また目立たない小さな看板の、ビアトリクス ポター ギャラリーをやっと見つけました。



ポターの夫の弁護士事務所だった17世紀に建てられた建物に、今はナショナルトラストが管理して、ポターの遺品や原画などを保存しています。

ここも中は写真禁止でしたが、数多くの原画が見られて、それはそれは素晴らしかったです。

原画は本当に小さく、精巧に描かれていて、ポターの絵に対する愛情がひしひしと伝わってきました。

常々思うのは、ポターはお話しを作るより、画家だったのだな~ということ。

特に後期の絵本は、お話しがかなり荒ぶる感がありますが、絵は一貫としてぶれずに、彼女らしい観察眼に支えられた、優しい世界が表現されています。

他にも、ポターが小さい頃、弟と集めた石だの虫だののコレクションが入る引き出しだの、ポターの遺品がたくさんあります。

日本人には、ポターゆかりの地というと、先日書いたニアソーリーのヒルトップが人気なようですが、もしこれから湖水地方を訪れる予定で、ポターちなみの場所に行きたいと思ってらっしゃる方がいらしたら、Hawkshead はオススメです!

何よりたくさんのポターの原画が見られるのが感動します!



そして、街自体がおとぎ話の中に出てくる街のように可愛らしくて、いつまでも去りがたい気分で、気がつくとあちこち半日歩き回っていました。










こ、凍える…ウインダミア湖横断して、ビアトリクス ポターの家に

2015-05-08 | My London
Prestonで電車を乗り換えた時にあまりに寒くて嫌な予感がしたのですが、到着したウインダミアは真冬の寒さ!

10度に届かず、風が強く曇っていて、ホテルのフロントに聞いても、

「二週間前には20度越したこともあったんだけど、一昨日は雪が降ったんですよ~」

と済まなそうに言ってました。

そんな中、持ってきたすべての衣類を身につけて、ウインダミア湖まで降り、フェリーで横断し、対岸のニアソーリーに。

フェリーの船員さんは、

「君は日本人か?日本には、三回も行ったことがある。
そのうちの1回はバイクでアジアを横切って、ウラジオストクから日本に入ったんだ~」

と得意げに話してくれました。



そこからバスで、ポターの住んでいたHill topに向かいます。

バス停で降りたら、入り口はすぐ左ですが、まずはしばらく前方に歩いて左に入ったチケット売り場でチケットを買って戻ります。



看板とかないので曲がるところがわかりにくかった……



戻って小さな木戸を入ると、



玄関につながる道が、もうすでにピーター・ラビットの世界。

絵本や映画でみた農家が見えてきます。



建物内は残念ながら撮影禁止でしたので写真はありません。

でもピーター・ラビットやトム・キトンの絵本の舞台がそこかしこにあり、感動でした。

猫のお客様が来てる時の家具や、ネズミがのし棒を持って走る階段の踊り場など、小さい頃、絵本で見た懐かしいそのままの光景でした。



お庭の陰から今にもピーターがぴょんぴょん飛んででてきそうです。




周りにはビアトリクスさんが命をかけて買支え、守った美しい農園が広がります。



またバスで湖に戻り、フェリーでウインダミアに戻りました。

日本好きの船員さんがまたいて、今度ここに来るときは連絡してね、とメルアドを教えてくれました。

次回はフェリー代金割り引きかな?

(それか、また日本に行くからよろぴく、かも…)