my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ポレポレ

2016-11-30 18:16:28 | 想うこと

先週の土曜日に、こひつじ文庫さん主催の「たしろちさとさん講演会」に
参加させていただきました。
(お話の内容や、ご紹介いただいた絵本などは、こひつじ文庫さんのブログ
詳しく載っていますので、どうぞそちらをご覧ください。)

ほんとうに「学び」と「気づき」がたくさんあった、貴重な2時間を過ごすことが
できたのですが、なかでも、一番感動したお話は、たしろさんの、小さいころの
想い出の中の、「旅行をもう1回楽しむ会」です。

どういう会かというと‥家族旅行等に行って帰ってきたら、楽しかったねえーと
その旅行を家族でなぞる?というか辿る?というのです。
もしそれがイチゴ狩りだったら、家にある材料で家族の誰かがビニールハウスを
作ったり、また別の誰かがイチゴを作ったり。
ある時のスキー旅行では、帰ってきてから、お母さまが、ちさとさんやおとうさまを
主人公にした絵本を作って、想い出をなぞったとのこと‥。

ね、素晴らしいご家族ですよねー。


後半では、スライドも使って、ご自身の創作過程を惜しげもなく、お話してくださり‥
スライドの最後の1枚が「おはなしのたねばこ」の写真だったのも、とても印象に
残っています。


この日は、月末に向けての仕事があったので、講演会終了の後に、すぐに
帰宅しなければならなかったのですが、1冊だけたしろさんの絵本を買いました。



念願のアフリカ旅行に行くことができたのですが、成り行きで?
キリマンジャロ登山をすることになり‥でも、その経験がとても貴重で
かけがえのないものだったことから生まれた絵本なんだそうです。




慌ただしく帰宅し、午後いっぱい仕事して、さて夕方、
この冬初めて袖を通したオーバーコートにブラシをかけていたら、
衿元に留めて出かけたブローチがないことに気が付きました。
三日月の、シルバーの、とても気に行っているものだったのに、今の今まで
なくなっていたことに気が付かなかったのです。

朝、玄関を出た時にそこに付いていたのは確認していたのですが、
そのあとは、「いつまで」あったのかも覚えていないし‥(まあ覚えているくらい
ならなくしたりしないのでしょうが‥)
夜、寝ようとしても、ブローチのことを思い出してしまうくらい、落ち込みました。

でも。
翌日、ふと気が付いたのです。
これは、ある意味、予兆というか戒めというか、気づきを与えられたのだということに。

ブローチはもちろん大切なものでしたが、それ以上に大切なものを失わないようにと
いうことを教えてもらったのだと思います。

そしてそして、ポレポレなのでした。

ポレポレはスワヒリ語でゆっくりという意味だそう。

土曜日に、この絵本を手にしたときから、予兆はすでにそこにあったのです。
いつもいつも急いでいる私に、ポレポレと語りかけてくれていたのです。
もうすこし早くそれに気が付いていたら、ブローチだって失わずに済んだかも
しれませんが‥でも、今は気が付いたのだから、それでよいことにします・笑。
ポレポレですから。


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加速度的に

2016-11-30 17:20:48 | 好きな本

半分まで読むのに、2週間近くかかったのに、半分を過ぎたら
加速度的に面白くなり、残り5分の1くらいになったら読み終えるのが
もったいなくなり、最後の最後に来たときに、熱に浮かされたような
自分がいました。大袈裟じゃなくって。こんな本ってあるんですね。



12歳の少女、フランキーの夏の物語。
兄の結婚式に出席することを境に(いや、出席だけではなく、兄と
義姉と自分の3人がひとつの<グループ>となることで)
今までの自分とは別の自分になれることを信じている‥。
現実と非現実の間をふらふらしながら、それを言葉や態度に出して
いることがとても痛々しい。

前半にページが進まなかったのは、そんなフランキーに感情移入が
できなかったからで、後半から突然面白くなってきたのは、そういう
フランキーを受け入れることができたからだと思う。

黒人の家政婦ベレニス、従妹のジョン・ヘンリー。
フランキー以外の、おもな登場人物はその二人で、物語の大半は、
フランキーの家の薄暗い台所で、三人が食事をしたり話をしたりしている
場面のような印象があるが、最後まで読み通すと、とてもうまく、
ストーリーが組み立てられていたことに驚く。

終わり方も、とても見事。

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はじめましての絵本たちin Kawaguchi 11回目(その2)

2016-11-22 14:54:00 | 好きなもの・講座やワークショップ

(その1)の続きです。



  まめまめくんは生まれた時からなぜか
ずっと小さいのです。表紙に描かれているようにマッチ箱に入って
しまうくらい。

なんかこの小ささは、「おやゆびひめ」クラスだなーと思いながら見てました。
おやゆびひめは、がまがえるの花嫁になるのが嫌で逃げ出したりしましたが、
「まめまめくん」はびったりの職業につくことができました。よかったです。




   野球のサインって、野球というスポーツが
できたときから存在するのだと思っていましたが、そうじゃないんですねー。

光村教育図書から出ている偉人伝?シリーズだそうです。




   絵がかわいいですねー
(正直)どんな話だったか、あまり覚えていないのですが‥(笑)





  ノラネコぐんだんシリーズの第4弾だそうです。
安定のふてぶてしい+かわいさ がありますねー。




  これ1冊ちゃんと読んだら、身近な鳥のこと
よくわかりますね、きっと。




ここからは、11月のお楽しみ、<クリスマスのえほん>です。


 うしろの見返しがアドベントカレンダーになっている
という、今までにありそうでなかった絵本。





  こみねゆらさんの絵がとても美しいです。
妖精が、もみの木の願いをかなえてくれるのですが、その妖精のお顔‥
読み聞かせ仲間のTさんに似ているように見えるのですが‥どうでしょう?





   ねずみヴァージョンの
「クリスマスのまえのばん」ですね。





     みんなでクリスマスに劇を演じながら、
イエスさまが生まれる物語を知る、というしくみになってる絵本です。





    美しい切り絵が語られるクリスマスのおはなし。






   レナード・ワイスガードの絵がいいですね。






    赤い服を着たおじいさんの袋に入ったら、
そのままそりでどこかへ連れていかれてしまった猫のタビー。

タビーのおかげで、サンタさんのおうちや、奥様の姿を見ることができました。





   たぶん皆、悪気はなかったのでしょうが、
トナカイさんが落とした帽子や鈴を何気に身に着けてしまっている、
森の仲間たちが「なぜ?」って感じで、個人的にとても面白かったです・笑



絵本ではなけれど<その他>として2冊持ってきてくれた本。

  チョー有名な『ねないこだれだ』の作者、
せなけいこさんの「自伝的絵本」だそうです。

うちでは、あまりにも娘が「ねないこだれだ」を怖がったので、せなけいこさんの
絵本は1冊もなく、ゆえに、私もあまり馴染みがないのがすこし残念です‥。




    『翻訳できない世界のことば』の第2弾、
ことわざ編ですねー。おもしろそうです。




全部で、31冊紹介していただいたあとは、楽しいお茶の時間でした。

こうして自分なりにコメント書いてみると、どの絵本に興味を持っているかや
きちんと聞いていなかったのはどれかなど、わかって、自分でも面白いです。

次回は来年の6月頃でしょうか‥
来年の6月と書くと、すごーく先みたいですが、半年くらいあっと言う間に
過ぎてしまうんですよね。

三蔵さん、今回もありがとうございました。 

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はじめましての絵本たちin Kawaguchi 11回目(その1)

2016-11-21 15:15:21 | 好きなもの・講座やワークショップ

先週の木曜日は、三蔵さんの「はじめましての絵本たち」の11回目!!
おやすみなしの年2回ペースが更新中です。
そして、前回に続いてこの日も晴れ。たしか昨年の11月も晴れだったので、
私の中での、三蔵さん=雨おんな伝説 が払しょくされつつあります・笑。

ではさっそく、紹介していただいた絵本の紹介はじめます。
2016年7月~11月に出たものです。

 今年の3月に出た写真絵本。

表紙の写真からもう美しいですね~ここ数年梅干し作りにはまり、
干しもの用のざるを盛岡で購入してきた私には、他人事とは思えない本です・笑。

今、私たちの図書ボランティアの代表をしてくれている旧姓イーダちゃんが、
森枝さんの食べ物シリーズ集めてるんです、とおっしゃっていました。



  シリーズの4作目とのことです。

いっつも三蔵さんが、みなさんもっと前に来て見てくださーい、と
言ってくれるのに、控えめな私たちは、わりと遠巻きぎみで。
でも、この絵本の細部が見たくて、みんなで、ずずずっと三蔵さんの足元まで
近づきました・笑。



ご夫婦ユニットで、前回『へんなおでん』というのを
紹介してもらった気がします。
ステーキとか、卵とか、おいしそうな具がたくさん入っているおいしそうな
やきそばができあがります。




   サブタイトルが、もうすべてを語っています。
世界でいちばんゆうめいなクマのほんとにあったお話

実話だということに皆で驚き、兵隊さんと行動をともにする熊に驚き、
動物園の熊になっても、人が柵の中に入って遊べる!ということに
驚きました。巻末には、実物を撮った写真が色々載っています。



 個人的にとても心待ちにしていた絵本です。
どいかや展をみて、あらためて繊細で美しい色鉛筆のタッチにやられましたし、
アイヌのおはなしもとてもよいのです。
夏の終わりころに出て、幾度か買う機会があったのですが、三蔵さんから
買いたいと思い、この日まで待ってました。




  同じ作者の作品で『パンどうぞ』は知っていましたが
ケーキやけました』 というのもあるのですねー。
小さい子が家に居たら、きっと3冊ともそろえてしまっているでしょうね。
美しく、おいしそうな木版画(浮世絵の技法)絵本です。




  犬を飼うように、ゾウを飼っているなんて、
いいなあと思いながらみていたら、キリンを飼っている子も出てきました。
小学3年生くらいの大きさより、大きくならないゾウだったら、私も飼って
みたいです。




 谷川さんの積み上げ詩(うた)に、
ツペラツペラさんの絵。ビジュアル的にとても美しいです。
本の作りも、中の文章もひねりが効いています。

 

 

あさになったのでまどをあけますよ』と
対になる作品だそうです。

そうだよね、いろんな場所で、いろんな人や動物が月を見上げるよね、
月ってそういうものだよねーという気持ちになる絵本です。
じんわりよさが沁みてきて、じんわりこっそり泣いてしまいそう‥。




  怖いってどういうことなのかーを
探しにいくネズミのお話です。
見開きいっぱいに描かれた動物の絵がなかなか迫力ありました。




 20世紀の初めに南極横断を試みた
エンデュアランス号の実話に基づくお話です。
この画像ではわかりませんが、実際の本は縦が30センチ、72ページも
ある読み応えたっぷりな絵本です。

すごーく勝手に、小学生高学年男子を持つ、仲間の誰かが買ってくれれば
いいなあと思ってたら、ほんとにそうなりました。楽しんでくれるといいなあ。




 本を読むのが苦手だと思っている子は
教室などで間違いを笑われたりしたことがトラウマになっていることが
多いですが、静かにじっと聞いていてくれる、犬が図書館に居て、その犬に
本を読んであげているうちに、読むことが怖くなっていくという内容です。

実際にアメリカやヨーロッパの図書館にはそういう役目をおった犬が
居るのだとか‥。とてもよいことですよね。
と同時に、ただ聴いていてあげることの大切さを、あらためて思います。




 100円あったら何が買えるかー
100円の価値をいろいろな角度から知ることができる絵本です。

初めてアイスを買った時、それは10円だったか、30円だったか、で
ひっそりとした議論が交わされました(笑)。





    かわいくて面白い絵本。
にゃんたは、いろんなものに変身できるのです。ダジャレも満載。





 小さなこどもたちを「きょうりゅうたち」に見立てた
シリーズの3作目だそうです。なるほどそういうことだったのですね。





  ガーデナーでもある大野八生さんが
描いたハーブ絵本。コルトンプラザ内のらふとのお庭のような
ハーブ園を夢みてしまいますね。いつか必ず手元に置きたい1冊です。



(その2)に続きます。













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とぶ  どんぐりかいぎ

2016-11-19 14:05:13 | ひらきよみ(読み聞かせ)

昨日も読み聞かせの当番日でした。
ひとりで、今度は3年生のクラスへ。

この季節に読むのならこの絵本だなーと思い、図書館へ行ったら、
ちょうどあったので、『どんぐりかいぎ』をまず選び、それに合わせて、
同じく「と」の棚にあった、こちらを借りました。
長さ的にも、内容的にもちょうどよく‥自分の直観力に拍手です・笑



谷川さんの散文詩に、和田誠さんが絵をつけたような感じです。

あるばん まことは ゆめを みた。
そらを とぶ ゆめだ。

翌日はあまりにもよい天気なので、まことはほんとうに飛べそうな
気がしてきて、夢の中でしたように‥

かるいきもちで はしってみた。
すると‥

ふわりと あしが じめんを はなれて、
まことは そらに うかんだ。

飛ぶコツを覚え、まことは自由に空を飛び回り、最後には
宙がえりまでやってのけるようになりますが、着陸はちょっと
難しくて、膝小僧をすりむいてしまいます。

ほんとうにすりむいているので、まことが空を飛んだのは
夢の中ではなかった!ってことですよね?

そして、最後は「どうやったら そらを とべるの?」
目を丸くして聞いてきたあこちゃんに、飛ぶ方法を伝授して
お話は終わります。

教室の3年生は、ほんとかな、ほんとに空を飛んだのかな???って
思いながらも、熱心に聴いてくれていました。



2冊目はこの日のメイン本。


前にもどこかのクラスで読んだことがあったなあーと思っていましたが、
調べた結果2008年でした。8年も前だったなんてびっくりです。
その時も3年生のクラスでした。

どんぐりには、「なりどし」と「ふなりどし」があるのはなぜなのか、と
いうことを、片山健さんの絵をみながら、お話を追っていくうちに
理解できるようになっている、かがくのとも絵本です。

すこし長いお話で、教室で読むと10分ちかくかかりますが、咳をしたり
体をゆすったりし始める子もいなかったので、飽きずに聞いてくれて
いたのでしょう。

ページをめくるたびに笑いがおこる絵本も、読んでいてとても楽しい
ですが、こういう絵本もいいなあと思います。


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SPITZ JAMBOREE TOUR 2016 "醒 め な い"

2016-11-17 20:35:47 | 好きなもの・おでかけ

昨日の今頃、コンサート真っ最中。至福の時間にどっぷりと
浸かっておりました。

ああすっごい久しぶりのライブだなー3年ぶりくらいかな?
と思っていたら、大宮の、前回が 2014年2月18日 で、その約半年後に
武道館にも行っていたので (2014年8月1日)実際は2年半ぶりでした。

2年半の間に、横浜サンセットの映画もみたし、武道館のときの
ライブDVDも出たし、今年の夏からは、新しいアルバム聴き続けていたけれど、
コンサートはねえ、もう別物ですよ、まったくの。

今回も、娘と一緒に行き、今までの中で一番よい座席でした。18列目。
思いっきり楽しみまくっている(いわゆるノリノリの)私を見て、
帰り大丈夫かな?と娘が心配したくらい、、、笑。

もちろん、正気と現実に戻って、喪失感とともにちゃんと帰宅したけれど
夜寝る前に、左足のすね側がつりそうになってマッサージするはめに
陥りました。初めてのことでした。


娘と初めてスピッツのコンサートに行ったのは、娘が小学6年の時だったので、
8年前!ということになります。その間に、単独のライブは今回が5度目。
もう、家族のアルバムの1ページ的な?感じになってます。

前回の自分のログを読み返したら、 創作意欲を刺激される。まだまだ自分にも
何かできそうって、書いてありました。
なるほどなるほど、そうだったかって、思いますが。
今回は、そういう気持ちもあるけれど、それよりも、自分は自分のままで、
自分をがんばろうって思いました。
なんか意味不明的ですが(笑)、まあ、負けないってことなんです。
誰か、にではなく、自分に。



:::   :::   :::



新しいアルバムの「子グマ!子グマ! 」という歌の、この部分が
すごく好きなんです。

 喜びの温度はまだ 心にあるから
君が駆け出す時 笑っていられそう
惜しかった思い出も 感動的に刻むから
君が遠くなっても 笑っていられそう 強がっていられそう 



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トリとボク のねずみもんのつくったものは

2016-11-14 17:49:43 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は読み聞かせの当番日でした。
ひとりで、2年生のクラスへ。

最初にこの絵本を読みました。


長新太さんの絵本なのですが、先日図書館で初めて手に取りました。
へえーこんな長さんの作品があったんだ、とすこし驚きました。


 ボクの うちから、でんしゃに のって
3つめの えきで おりて、すこし あるくと、
かわが あるんだ。
 そこに、トリが いっぱい
やってくるんだよ。

 カモが おおいんだけどさ。
 ボクが いいたいのは、トリが いっぱい
いると いうことでは なくて、ボクだけが
しっている ひみつの ことなんだ。


こんなふうな書き出しなのですが、ボクが知っている秘密というのは、
カモたちが集団で色々な形を見せてくれるということで、たとえば
それは大きなゾウやクジラのように見えたり、山や木の形に見えたり
します。

そしてボクのお気に入りは、オトウサンとオカアサンの形に、カモたち
なってくれるところ。
たしかに、遠くから見たら人間の男女のように見える絵に、教室で
見ている子供たちもゾウやクジラ同様、「見える、見える」と言っていました。

でも、カモたちがかたちどるオトウサンとオカアサンは、ケンカをはじめて
しまい、それをボクは トリたちは、ボクの うちを かんさつ 
しているんだね、きっと。 
と言うのです。

夕方に、ひとりで川のほとりにたたずみ、暗くなるまでの時間を
過ごすボクの胸のうちを思うと、すこしいたたまれないような気持ちが
してくるのは、深読みし過ぎかなーとも思うのですが。

全体的に緑や青や黒で彩られた画面からも、ボクの静かな願いが
伝わってくるように思います。

 いつか オカアサンと オトウサンと
ボクが ならんでいるところも、
やってくれると おもうよ。



2冊目は、またまたこひつじ文庫さんのログで見かけ、
そういえば、うちにもあったなあと探してきたこの本を読みました。



隣の森から引っ越してきた、のねずみのもんには友達がいません。
でも、アナグマのおじさんがくれた木を削っているうちに、
りすくんやキツツキさんがやってきて‥最後はおじさんに、二人を
ぼくの あたらしい ともだちですよ! と紹介できるようになる
お話です。

どのページも木版画で刷られた絵と、さんにんが競いあって
木をかじるときの音‥カリコリカリ カリコリカリ や、ガリゴリガリ 
ガリゴリガリ
 コンコンコンコーン がとても楽しいなあと私は思いますが、
(意外にも?)2年生は、さんにんが齧り過ぎて小さく小さくなって
しまった木がとても気になったようでした。


最後にすこしだけ時間が余ったので、前回と同じこの本を読みました。




あーおもしろかった、と最後につぶやきが聞こえ、嬉しかったです。




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かにむかし どうぶつにふくをきせてはいけません

2016-11-01 17:54:45 | ひらきよみ(読み聞かせ)

10月21日(金曜)は、4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
この日はペアさんは居なくて、ひとりだったので、最初は久しぶりに
ランパンパン』を読もうかなーと思ったのですが、こひつじ文庫さんのログ
見ていたら、『かにむかし』の画像を見つけ、ちょうど柿の季節なので、
読んでみようと、図書館から借りてきました。

教室で読むのも初めてだったし、自分自身もこんな話だったんだあ~と
ちょっと驚きました。
途中から、かにがキビ団子を作って、お供になると言ったものに
分け与えていくのですから。




「かにどん かにどん、
どこへ ゆく」

「さるのばんばへ
あだうちに」

「こしに つけとるのは、
そら なんだ」

「にっぽんいちの
きびだんご」

「いっちょ くだはり、
なかまに なろう」

「なかまに なるなら 
やろうたい」

ぱんぱんぐり、はち、うしのふん、はぜぼう、石うすが次々と
仲間になっていきます。

その時の、会話の繰り返しがとてもリズミカルで、むかしばなしでは
王道というか、欠かせないところですね。


前列に居た男子が、「うしのふん」と言うだけで、げらげら笑うので、
それにつられて他の子も笑っていました。



『かにむかし』が10分すこしあったので、2冊目は短いこの絵本にしました。



私は、汗だくになってセーターを着て毛糸の帽子とマフラーをしている羊が
けっこうお気に入りですが、4年生は、あとに行くほどにおもしろがってくれていました。
トナカイのこんがらがりようには、同情していた感じが面白かったです。



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祈りのかたち

2016-10-29 14:59:51 | 好きな本

前回のログに書いた母なる大地、父なる空

話の舞台が紀元前七千年、氷河時代のアリューシャン列島、と聞いただけで、
想像の域をはるかに越えていて、未知なるセカイと思ってしまいますが。

この本の主人公、「黒曜石」という名前を持つ少女とその家族は、
海沿いの村に住み、主にアザラシを捕って生活していました。
アザラシの肉はごちそうであり、脂は火を灯すために使い、皮はなめして、男たちが
猟に出る際のアノラックに仕立て、胃袋は水を入れる袋にしたり、骨や腱は上手に
道具として利用しています。
まだ衣服にするほど植物から繊維はとれず(栽培はしていないので)、野生の草を刈って、
それでござのようなものを編み、土間に敷いたり、カーテンのように垂らして、部屋の
しきりに使っているようでした。
煮焚きのための鍋のような土器もなく、お湯を沸かすため、肉に火を通すために
石を直火で熱し、それを、水の中に入れておくというのもありました。

紀元前7000年!というとんでもなく大昔の人たちの暮らしが、なぜこのように詳細に
わかり、そして身近に感じられるのか、不思議な気持ちになりますが、
人の営みというのは、大きな大きな時間の流れの中では、微々たる変化に
過ぎないということなのでしょう。
もちろん、作者であるスー・ハリソンさんの、3年にもおよぶ調査研究(アリュート語を
含む6つの言語に加えて考古学、人類学、地理学など)と、さらに4年かかって書き上げた
力作なればこそ、だと思いますが。


大昔でも、すこし昔でも、現代でも、大勢の人間が集うところには、善い人もいれば
ずるがしこい人もいて。勇気がある人優しい人賢い人と同じ数だけ(それ以上に?)
残酷な人卑怯な人嘘つきな人がいて。
力の強さが優劣を決めるセカイでは男が威張っていて、女は虐げられているので、
暮らしぶりへの興味より、そちらへの憤りややるせなさの方が、勝ってしまい、
ページを繰る手が滞りそうになりました。

でも、上巻下巻最後まで読み通すことができたのは、自分の力が及ばないとわかって
いながらも、勇気と知恵で抗っていく「黒曜石」のけなげさと、彼女を応援し続ける
「古を遡る」という名を持つ老人の存在があったからだと思います。

「古を遡る」は、人や動物をほんとうに上手に、生きているかのように、木で
彫ることができる才能を持っていて、彼が彫ったものには魂が宿ると信じられ、それ故
老人であっても、畏敬されていたのです。

動物を殺し、その体をいただくということは、その動物が元来持っている力そのものを
自分の体の血肉にしていくことだと、このセカイの人は考えていました。
「古に遡る」の彫刻を身につけることで、守られていると感じたり、励まされたりするのは、
私たちとすこしも違わないというか、私たちが、その頃から何も変わっていないという
ことなのだと思いました。

身につけた(たとえば)ラッコに祈り、太陽に祈り、月に祈り、空を仰ぎ、
雲の行方を追い、山の力を感じ、海の力を感じ、大地へ感謝の気持ちを捧げる‥
すべて普遍のことなのです。



木を使う彫刻は、形をそのまま写すことができる分(アザラシやクジラやラッコの形、
赤子を抱いた女や槍をもつ男など)、わかりやすいけれど、たとえば女が決まった時に
口ずさむ歌や、刈った草から繊維をとりござを編んでいく作業、その後の織りものなど
手を動かし、気持ちを込めるものは皆それぞれの祈りのかたちだと言っていいのでは
ないかなあと、思ったりしています。
 

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振れ幅

2016-10-25 15:10:08 | 好きなもの・音楽や本

たとえ遠いところへ旅することができなくても、
本を読むことで、それと同じくらい(時にはそれ以上に)
気持ちが大きく解き放たれることがあります。
また、
自分ひとりではどうしても見つけられなかったにちがいない本を
偶然知ったときや、友達からの紹介で、新たなセカイが広がることもあって、
そのたびに「読書」って素敵だ!読書って大好きって思います。

1冊読み終わって余韻に浸るのもよし。積読本を次々に制覇してゆくのも
挑んでいる感じがして、なかなかよし、なのですが、このたびの読書は
あまりにも遠い所から、あまりにも遠いところへ‥でした。



夏に、木彫り作家さんの個展で、お気に入りの本を作品とともに並べていた
書棚から知った本。


タイトルも作者名も、初めて目にしました。

話の舞台は、紀元前七千年、氷河時代のアリューシャン列島






下巻を読んだあと‥
紀元前7000年!!の世界から、近未来のイギリスへ。
でもそれはほんとうにあってはいけないセカイ‥。



今年の初めから気になっていたこの本を、やっと手にしました。
(手にする勇気が持てた、という感じかな)

なぜ、表紙がカセットテープなんだろう、と思っていましたが、
読み終わった今は、この表紙があまりにもふさわしくあまりにも悲しいです。


この振れ幅の大きさに戸惑い、内容の濃さを噛みしめながらも
新たに手にした本はこちら。




3分の1近く読みましたが、今時の就活事情が描かれている「ここ」が
ある意味いちばん遠く、わたしの知らないセカイだったりして‥
と思っています。


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想い出の「ポニー」

2016-10-20 17:21:25 | 好きなもの・工房から...

毎年の秋のお楽しみ、「工房からの風」。

カテゴリー内に好きなもの・工房からの風 作ろうかなーなどと思っていたら、
2015年、2014年はブログに何も書き残していませんでした。
(軽いショック。)
たぶん、フェイスブックでのやりとりが主になっていたのですね~

でも、気を取り直して、やっぱり作っておくことにしました。
初めて行ったのは何年だったのか、とか、あの時は何を買ったのか、とか
時々思い返してみたくなりますので・笑。


ところで、今年の「工房からの風」。

数年ぶりに、朝いちで、ワークショップに参加するという思ってもみない展開でした。

手縫いでつくるコインケース  先生はOhamaさん。


私は迷った末に、今年の「色」のレモンを選びました。

こんな形に切ってあって、ノリはついているし、目印もあらかじめ
付けてくれてあるので、あとは先生のおっしゃることを真剣に聞いていれば
私でも作れるかなーと。


専用の道具で穴をあけたところです。
木槌で、とんとんとんと3回くらい叩くと、きれいに穴があいていき、
革のやわらかな感じがとても気持ちがよいのです。

好きな糸を選び、いよいよ縫っていくのですが‥革作業は
縦にして縫っていきます、という先生の説明。

そう、ここに写っているこの木製のものが「ポニー」なんです。


こんなふうに「ポニーに挟みます」と言う先生。

ポニーというのが、この道具の名前???と思っていたら、
やっと疑問がとけました。
こんなふうに、動かないように固定させるために
「乗って」使うからなんですねー


お裁縫の時につかう絎台(くけだい)ような形で‥その平になってところを
椅子の上にのせて、その上にまたぐようにして自分が座るのです。
(この写真はワークショップ終了後に、証拠写真として?
座っている自分の足を撮ったところです)

このあとは、糸の両側に針をつけて、左右から交互に縫っていく
革の縫い方を教えていただき、めでたく完成となりました。




やってみたかった革作業ができたことも嬉しかったですが、
それ以上に、なんて言ったらいいのかな。
ワークショップに参加しようと思うことが、いつになく新鮮に思えて、
そういう気持ちの動き方が、「工房からの風」なんだなーって思うのです。

だから、風2016は、「想い出のポニー」、ふふふ、です。






こんな美しいお庭‥とても満ち足りた一日でした。


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りすでんわ他

2016-10-19 17:12:59 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、読み聞かせ当番の日でした。
ペアで2年生のクラスへ行きました。

ペアさんは、私たちの会に1学期の終わりごろに入り、実際に
教室で読み始めたのは、2学期になってから。
かたや私、経験だけは10年越え(!)なので、そのプレッシャー
みたいなもの感じましたねー(笑)。


最初にペアさんが、この絵本を読んでくれました。
(私、初めて知った絵本でした、新鮮!!)



小さくなってしまった黄色いくれよんですが、靴に描かれたひよこや、
おもちゃのクルマ、道端の小石などをきれいに塗ってあげます。
そして、夜空に光る星を眺め、輝きの薄いものをきれいな黄色に
してあげようと、ぴゅーと空へ上っていくのです‥その場面が
きっと表紙の絵ですね。
あまりに献身的な話でちょっと驚きました。

子供たちの後ろに座って聞いていたですが、飛んでいったくれよんは
どうなるの?と心配の声があがっていました。
とともに、最後列に居た男子。
「星はほんとは地球より大きいんだぞ、だからあんなことはありえない」と
友達の肩を叩いて振り向かせ、そう教えていましたね~すごいです。


1冊目がお話の絵本だったので、2冊目にこの絵本を読みました。



椅子が、馬と椅子との共通点をあげていき‥だんだんと馬がその気になり
‥ほんとうだ ほんとうにそうなんだね
ぼくときみは おんなじだ

と言うと、椅子はクールに

いや おんなじじゃない
にているってことさ

で とりあえず
おまえは うま
おれは いす 
そういうこと
では
ごきげんよう

と、はぐらかされて、終わりになります。

それまで、馬と椅子の発言にいちいち反応し、そう思うとか
思わないとか口々に言ってた2年生も、最後の椅子の言葉に
あれれ、となったようでした(笑)。


3冊目は、教室で読むには、ちょっと小さいかなーと思ったのですが、
中ほどに出てくる月がとても印象的なので、季節的にちょうどよいと思い
読んでみることにしました。


ほんとかわいい絵で‥昭和生まれの私たちには、馴染み深い黒電話。

電話という便利なものがあるらしい、と知ったりすたちは、自分たちで
電話を作ってみることになり、せのたかいアケボノスギを でんしんばしら
みたて
 つるをあんだ ロープをわたして でんせんにし
そのさきに ねんどでつくった でんわきをとりつけました。

でんわの かいつうです!

(思わず、ちがうやろ、とつっこみたくなりますね~。)

そして、月のきれいな晩、りすのこどもが、おばあちゃんもこのきれいな月を
見ているかなーと心配になり、わからないながらにも電話を使ってみることに。

「そうだ!
こうするんじゃないかな」

りすのこは
でんしんばしらを
とととっと かけのぼると‥

「めざす ほうこうは 
あっち!」

かけだしました。

なにもかもかわいいです(笑)。


編み物をしていたおばあちゃんは、外を見ていなかったので月の美しさに
ちっとも気が付かず。なので、こりすが「でんわでおしえてくれた」ことを
とても喜びます。そしてりすのこは、帰り路はおばあちゃんに手をひかれて。

りすのこも
おばあちゃんも
「でんわって なかなか
いいものだなあ」
と おもいました。


小学2年生は、電話=黒 というイメージがつかめず、電信柱や電話線と
言う言葉も、あまり聞いたことがないかもしれないので、大人がにやりと
するようなおもしろさは感じられなかったかもしれないなあと思いました。
でも、おばあちゃんが喜んでくれて、月がきれいな夜、手をひかれて歩く
場面のじんわりとした嬉しさは伝わったかも、とも感じました。


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はじめておもった

2016-09-28 17:40:41 | 好きな本

私には3歳ちがいの妹がひとりいます。
小さいころには疎んじたこともあるけれど(笑)、互いに成人してからは
仲の良い姉妹です。
だからかな。
おにいさんが居ればなーと思ったことはあっても、正直、弟が欲しいと
思ったことは今まで一度もなかったと思います。

そして、コンパの時とか(かなり古い話ですが)、酔った時に
タバコ吸ったこともありますが、喫煙の習慣は今まで一度もなく、
素面で吸ったこともなく。



けれど、このエッセイ読んでいるうちに、弟が居て、その弟と
この世のものとは思えぬような景色を目の当たりにしながら、
タバコふかすのって、どんな気分なんだろう‥と思いました。



一度も訪れたことがないグアテマラの古都アンティグア。
手を触れたことがない遺跡のごつごつも、言葉を忘れされる壮大な
景色も、そこにたなびく紫の煙も、まるで見てきたかのように、
私の頭の中で描きだされる、不思議。

そこは「弟」で、そこは「タバコ」が不可欠でした。



***    ***    ***



弟さんとのこの場面がとても印象に残っているのですが、その他の
エッセイも秀逸です。

なぜ、弟がグアテマラに住み着くことになったのか、どのように生活
しているのかなど、はいりさんの現地報告を、時間を追って、
笑いながら楽しみながら読んいるうちに、知らず知らず
姉弟のご両親のこと、子供の頃のエピソードが胸に沁みてきて。
片桐はいりという女優さんは、類まれなる文章力の持ち主なのだと
感じ入りました。

 

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なぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき他

2016-09-16 16:34:34 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は、1年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

来週の月曜日が敬老の日なので、おばあちゃんが出てくる絵本を‥と
思い、初めにこちらを読みました。



ばばばあちゃんとこどもたちが、一緒に料理する絵本は、この他にも色々あって、
お弁当だったり、お好み焼きだったり、アイスパーティだったり‥。

おはなしだけではなくて、料理の手順もきちんと解説されているので、
その通りに作れば、小さな子供でも、ちゃんと作れるようにできています。

が、その反面、教室で、読み聞かせとして読むには、その「手順」のページが
長く感じられたり、説明的であったりするために、今までほとんど読んだことが
ありませんでした。

でも今日はひとりでクラスへ行ったため、時間調整が容易だったこともあり、
退屈になりがちなページはすこしだけ端折って、後半の、ばばばあちゃんが
むしぱんの中に隠した、好物の「メロンをいれたメロンパン」と「虫の入ったむしぱん」の
ところにポイントがくるようにして読みました。

1年生が、最後のオチ、団子の入ったむしぱん→団子むしぱん→ダンゴムシパン→
ダンゴムシ・パン‥ほうらちゃんと虫が入っていたじゃないか がわかるかどうか
心配でしたが、ちゃんと笑ってくれて、ほっとしました。


次は、この時期にしか読めないなあと思ったので‥こちらを。


昨日の給食で「お月見ゼリー」というのがでたそうで‥
どうりでみんな、お月見って知ってる?と訊いたら、大きくうなずいたわけでした。


そしておまけの1冊として。


3冊目は、つい終わりの時間を気にして、ページを早くめくりがちになってる
ようで‥もうすこしゆっくり見たい、と三列目にいた男の子に言われ、
途中から時間をかけて、絵を見てもらいました。
デイビッドが裸で飛び出してゆくところと、鼻の穴に指を入れている顔の
アップが一番面白かったようで(一番身に覚えがあるのかな?)、
大きな声で笑ってました。


今日も楽しい15分間でした。


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おしゃれなクララとおばあちゃんのぼうし他

2016-09-09 16:34:11 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日より、2学期の読み聞かせが始まりました。

ひとりで、4年生のクラスで2冊 絵本を読んできました。

今回の自分の中でのテーマは、ワールドワイド。
夏休みにオリンピックを観た子も多いだろう→世界にはたくさんの国や地域があり
そこで暮らす人がいる‥という視点から『世界のあいさつ』を読もうかなーとも
思いましたが、実際に、現在、どのくらいの人がその挨拶を実践しているのかが、
ふと不安になり、その絵本はやめておきました。


と、いうわけで、1冊目は韓国・朝鮮の昔話


とても欲張りな地主は、広場はみんなのものだが、木陰を作っている木は
自分のおじいさんのものなので、木陰に入って休みたければ、それを買い取ってからに
しろ、と、土地を貸しているひゃくしょうたちに告げ、しかたなくひゃくしょうたちは
お米や農作物を集めて「木陰」を買い取ります。

夏の間は、木の真下に濃く影を作っていましたが、やがて秋が来て、木陰はしだいに
伸び始め、地主の門の前に、中庭へ、そしてとうとう家の中の板の間へも、影は
伸びていき、ひゃくしょうたちは、自分たちの木陰でひとりがごろり、ふたりがごろり、
くつろぎ始めます‥。

和紙を貼ったような紫色の木陰が印象に残り、夏から秋への日の移ろいが感じられる
ところが好きなのと、木陰を買うという発想がなかなか面白いかなーと思うのですが
どうでしょう。

(過去に何度か読んでいます、3年生のクラスが多いようでした。  




もう1冊は、がらりと雰囲気を変えて‥


新刊絵本講座で紹介されて、自分のために買った絵本です。

服飾やデザインなどの展示で知られる、ロンドンの『ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館』の
出版部門が、実際の博物館を舞台に作ったお話なので、展示物も、展示室も、カフェも
本物と同じに描かれていて、とても美しく見応えがあります。

お話は、手芸が大好きなクララ(表紙の女の子)は、お人形の洋服や帽子を作る時に、
帽子デザイナーだったおばあちゃんの帽子をかぶっていましたが、ある日、お兄ちゃんが
その帽子を無理やりかぶり、破ってしまいます。
落胆しているクララを、お母さんが、きれいなものがたくさんある博物館へ行きましょうと
連れて行ってくれることになり、クララは、帽子もたくさんあるというその博物館なら、
帽子を直してくれる人もいるかもしれないと、破れた帽子をこっそりとバッグに入れていきます‥。


大きな帽子も、博物館も、シャンデリアも、古い剣も、今朝の教室に居た4年生には、決して
身近なものではありませんが、世界は広く、世界にはいろんな場所があり、いろんなことに
興味を持っている子がいるんだなーくらいに思ってもらえれば、という気持ちで
読みました。

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