ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

The Hobbit ホビット 竜に奪われた王国 その1 エルフ編

2014-03-27 | Hobbit
おまたせしました、ホビットです♪
・・・(え、特に待ってなかった・・・・(汗



こないだ3回目鑑賞しました。

そろそろ公開も終わりに近づいてますね。

近くのシネコンでは3D以外は吹き替え中心になっており、こうなると六本木まで行かないと字幕が見られません。

(トーホーシネマズ六本木では、外人の客が多いせいか、子供向けと思われる作品もいつまでも字幕でやってくれるのでうれしいのであります。)

しかし、休憩なしの2時間41分はつらい・・・
体調を整えていかないと乗り切れませんわ。

LotR三部作スペシャルエクステンデッド版連続上映10時間なんてのを大喜びで見に行っていたくせに、と言われるかもしれませんが、寄る年波なんですかね~

初回は興奮で持ったけど、何回か見ていると途中で休憩が欲しくなります。

ま、大分熱が冷めた、というのもあるかも。

クローゼットの中からフロドやアラゴンのフィギュアとか、もうiphoneだから使えないストラップとか、山ほどある指輪関連のGoodsを引っ張り出して、ため息ついて、「すこし片づけなくては」などとおもっておりましたので。

というわけで、もう公開も終わりかけておりますので、ネタバレありで書いてゆきます。
未見のかた、ご注意ください!



なんのかんのといっていてもオープニングが始まると、鳥肌が全身に・・・

やっぱりわたしはRingersですわ。


しょっぱなから、篠突く雨降るブリー村のシーンでPJがよろよろ登場して、人参かじってればなおさら、

ああ~~ また中つ国に帰ってこれた~~

と感慨深いのでありまする。


ブリー村で野伏っぽい汚れて孤独な背中が雨に濡れている・・・

え?
ストライダー??

などと思わず叫びそうになるけど、よく見るとたっぱが低すぎ。

そう、それはトーリンなのでありました。

トーリンはガン爺に待ち伏せ(?)されて、ここで「アーケンストーン」を奪回してもう一度ドワーフの王と返り咲くことを計画するのであります。


今回も見どころ満載ですが、昔からの指輪の映画のファンとしては、



レゴラス、ウエルカムバック!!というところではないでしょうか。

指輪の一作目のレゴラスのカッコよさときたらなかったですからね~~

物語の中では60年前、でも現実は13年後ですから、それなりにレゴラスも年をとっており、CGでお直ししてるでしょうけど、声も顔も13年の年月を感じさせます。

でもでも、やっぱり出てくるとなつかしくてうれしいのです♪

レゴラスの性格、人間とは感情が違うエルフという役どころが、オーランドにはぴったりだわと再確認しました。




『闇の森』の中なんかも見事に映像化してくれていて、裂け谷やロスロリアンの造作ともまた違ったダークなエルフっぽさがたまりません。


前作では最初のほんのちょっとしか出番がなかったスランドゥイル



も、そのセクスィーさ全開で魅力的♪

なんとも中性的な目つきで、しかもやんごとなき雰囲気。
頭に抱いた小枝を模した冠のデザインも素敵です♪

『リンカーン』にもでていたリー・ペイスさん、これから注目しちゃいます


さらにタウリエル



なんつーエルフも登場します。
原作「ホビットの冒険」には出てきません。
指輪の方ででてきたのかな?と思って、本棚で埃をかぶっていた『指輪物語事典』

トールキン指輪物語事典 ― 普及版トールキン指輪物語事典 ― 普及版

を引っ張り出して調べてみたけど、タウリエルは載ってませんでした。

The Silmarillion(シルマリルリオン)とかにでてるのかなあ・・・?

本棚にあるけど、それまで調べる元気がないなあ~とおもって、ネットで調べたら、すぐにわかりました。

『タウリエル(Tauriel)は、J・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』を原作としたピーター・ジャクソンの映画シリーズに登場する架空のキャラクターである。キャラクターは原作小説には登場せず、映画化の際にジャクソンとフラン・ウォルシュによって創造され、2013年公開の三部作の2作目『竜に奪われた王国』で初登場する。森のエルフである彼女の名前は「闇の森の娘」を意味しており、闇の森の守備隊長という設定である。キャラクターはエヴァンジェリン・リリーによって演じられる。』(ウィキペディアによる)

(いまさらですが、ネットって便利です・・・)

Lostのケイト役のエヴァンジェリン・リリーがやってます。

かなりかっこよくて、いままでの指輪の女性キャラにはない感じのフットワークの良さ。

指輪ではアルウェンやエオウィンとかも戦闘シーンはあったけど、所詮お姫様が戦いに出られた、という感じで、守備隊長をするほどの戦士ではなかったし。

とにかくオークを切っては投げ、射っては倒し、胸のすく大活躍。

・・・しかしこのひと、口がでかいです。
だからどうということではありませんが



原作ではドワーフ一行はすっきりと闇の森から樽に隠れて脱出しますが、こんな美味しいシーンをPJがふくらまさないわけがない。

ドワーフをオークが追いかけて、オークをエルフが追いかけて、よっこらしょ、どっこいしょ、という感じでPJお得意のジェットコースターシーンが展開。

指輪は泣きながら切り捨ててやっと3部作に収めたけれど、ホビットは原作が短い分、好きなだけ作りこめて、PJはうれしいだろうなあ~

そのうえ、「ドワーフとエルフの恋?????」なども盛り込まれていてびっくりでした!

タウリエルとキーリがねえ・・・
「ドワーフでも背の高いのがいるのね」
そうですか。

ちょっと無理やり感があるロマンスですが、キーリはお気に入りだし、タウリエルも気に入ったので許しましょう。


樽に入ってのシーンやら、めっさ怖かったビヨルン、さらにバルドやドラゴン(カンバーバッチ君)などについて、まだまだ書くことがいっぱい。


なので、続きまする・・・







ぐりとぐら展 @銀座 松屋 懐かしい絵本

2014-03-03 | スケッチ・美術展

ぐりとぐら展に行ってきました。

日曜日、10時開店とほとんど同時

(車が銀座四丁目の交差点で曲がり損ね、裏から入ったため5分ほど遅れて)

に銀座松屋に入店して、八階でエレベーターを降りた途端、ものすごい人混み・・・

なに?・・・ラルフローレンのバーゲン・・・??

一瞬ぼうっとしてよくよく見ると、「ぐりとぐら展」を見ようと何百人もの人が押しかけていたのでした。

ええ??


間違いありません、ものすごい人。

チケット売り場に2重の長蛇の列、そしてチケットをやっと買った人や前売りなどを持っている人の列が入場口にも前が見えないほど長くなっています。

中に入ってからもぎゅうぎゅう押すな押すなの大混雑で絵が見えません。

絵の前には三重の人だかりで、潰されそうになったこどもたちが泣きわめき走り回り、抱き上げたお母さんたちがなだめようと絵の前で読み聞かせを始め、阿鼻叫喚。
さらに混雑が増しています。

「位置口付近は大変混みあっております、今のお時間ですと中の方は比較的空いております。どうぞ奥にお進みください」

係員が拡声器片手に必死で怒鳴っていたので、仕方なく初期の「いやいやえん」などは飛ばして、どんどん中に進んで展示番号7番の「ぐりとぐらの海水浴」から見ましたが、その辺だって列に並んでじりじりと進むという感じで、いまさらながらぐりとぐらの人気に本当に驚きました。

松屋の方に伺いましたが、初日からこのような混み方で、お店の方でもうれしい悲鳴を上げてるらしいです。

開催されて初めての日曜日というのもあったのかもしれませんが、子育て真っ最中のお子さん連れの家族はもちろん、ぐりぐらで育った世代やら育てた世代がみな懐かしそうに見ていました。


ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)



♪ ぼくらの名前は ぐりとぐら~ ♪
♪ この世で一番好きなのは~ ♪
♪ お料理すること 食べること~ ♪
♪ ぐり ぐら ぐり ぐら ♪


この歌を何回歌ったことでしょう。

もちろん作曲は不詳わたくしなので、我が家だけの流行歌です。

こどもの数だけ、ぐりとぐらの歌が、毎夜日本の家々で、その家のオリジナルメロディで歌われたことでしょう。

会場内で見ている親とこどもたちも、わたしの作った旋律とは違うその家の旋律で、この歌を歌っていました。


ぐりとぐらの絵本は我が家の引っ越しと一緒に世界中を回り、いまだに本棚に鎮座しております。



毎夜読み聞かせしながら、このページに毎回歓声を上げていたのはこどもだけではありません。

「明日のおやつはやっぱりカステラ・・・」

などと思いつつ、娘の寝息をききながら自分もウトウトしたものです。


「ぐりぐらカルタ」だってなんども読まされるうちに完全暗記していて、会場で絵を見ても

「みどりのらいおんみみまでみどり!」

「はてなふむ ははんとわかる めいたんてい!」

「からすの かいもの からかさ いっぽん!」

「ほしがほしいとほえるいぬ!」


などなど、数十年経た後でもすらすらと読み札が出てくるではありませんか。

いっしょに見に行った友達と、絵を見ながら読み札のあてっこをしてしばらく楽しみました。



遠い昔の記憶ながら、いつかまた、誰かにこの本を読み聞かせることがあるのだろうか、だれかとこのカルタで遊ぶことがあるのだろうか・・・・と思いながら会場を後にしました。



そうそう、出口でお決まりの「ぐりぐらグッズ」販売があり・・・・

本だけじゃなく、かわいいバッグだのハンカチだのマグカップだの、いろいろ心をそそられましたが、「モノ減らし」に取り組むのが今年のテーマなので、ここはぐっとがまんして



絵葉書を数枚買って帰ってきました。


額に入れてキッチンに飾ろうかな?

♪ぐり、ぐら、ぐり、ぐら♪






ぐりとぐら展は銀座松屋八階にて 3月10日まで。