ロンドンにはG(あの黒光りする怖いやつ)がいません!
・・・まあ北海道ぐらいの緯度なんで気温が8月でも最高で21度ぐらいと涼しいので、例のGがいないのです・・・・
いままでロンドンでGを見かけたことはありません・・・・
しかし、ある朝・・・・・
家族Bはまだベッドでぐずぐずしておりまして、私だけがリビングで前の日に描いたスケッチを手直しなどしておりますると・・・・
何かが目の前を横切りました。
玄関からキッチンの方に向かって、直径3センチぐらいの丸くて、なんかふさふさしていて、そう、「真っ黒クロスケ」のようなものが・・・・
「ぎゃああ~~ なんかいる!!なんかいるよお!!」という、絹が裂けるようなコンクリが砕け散るような、わたくしの雄叫びに起きてきた家族B。
(寝起きのご機嫌がいつも最悪なひと)
おそるおそるキッチンのオーブンの横を覗き込み
「…しっぽがある・・・・・ねずみだ・・・・・・」
「ぎゃあああああ! 動いてる〜〜! 今頃、オーブンの後ろはネズミの卵でいっぱいだ〜〜!」
(懐かしき二階堂の真似)
「うんもう!おかあさんがぎゃあぎゃあいうから私まで怖くなるでしょ!!」
(人のせいにしているが、もちろん家族Bだって最初から怖がっている・・・・)
どうしようか・・・・・と二人で泣きながら考えた末に、家族Bはパジャマを着替えて、近くにある、アラブ系の人のやってる雑貨屋へ。
わたくしは、モップを片手にキッチンの出口で見張って、ぎゃあぎゃあとねずみを声で威嚇(爆
しばらくして家族Bが買ってきたのが、「ロンドン製ねずみホイホイ」。
一箱、二個入りで、組み立てるとこんな感じ。
これを8個作って、キッチンのいたるところと玄関に置きました。
それからどうしようかということになり、とりあえず大家に電話して「何とかしてくれ」と泣きつきますと、大家が「すぐ行く」と言ってくれたので、じゃあ任せた、と二人で外出することに。(別名:敵前逃亡)
とりあえず、そのネズミに「ティミー」と名前を付け、
「バイバイ、ティミー・・・シーユー レイター じゃなくて、ネバー シーユー!」
などと言いつつ、出かけてしまいました。
家族Bがロンドンに来て最初に入ったフラットはロンドンの真ん中にあるとても現代的な新しいフラットで、メイドサービスが付いていて、掃除だの片づけはメイドちゃんがやってくれるというホテル並みのアパートメントだったのですが、1年たって、引っ越ししました。
そこは前より郊外の、ロンドンでは普通に古いフラットで、玄関とか建物が趣があり、アンティーク大好きなjesterは
「英国っぽい!」
と単純に喜んでいたのですが、英国っぽいということは、こういう弊害もあるということだった・・・
あわてて知り合いに連絡してみると、みんな結構落ち着いていて「ああ、お宅もでたのね」みたいな反応なんですね。
『助けて!』とメールしても「ワハハハ」みたいな感じに受け流され。
なんて冷たい人たち、と思ったけど、彼らには「ネズミがでる」のはごく普通の日常らしい。
「ええええ!そりゃ大変!」とちゃんと反応してくれたのは、在英の日本人たちだけでした・・・・
(とはいえ、この人たちはほとんど無力・・・・)
この話、長くなりますので、続きにします・・・・・
・・・まあ北海道ぐらいの緯度なんで気温が8月でも最高で21度ぐらいと涼しいので、例のGがいないのです・・・・
いままでロンドンでGを見かけたことはありません・・・・
しかし、ある朝・・・・・
家族Bはまだベッドでぐずぐずしておりまして、私だけがリビングで前の日に描いたスケッチを手直しなどしておりますると・・・・
何かが目の前を横切りました。
玄関からキッチンの方に向かって、直径3センチぐらいの丸くて、なんかふさふさしていて、そう、「真っ黒クロスケ」のようなものが・・・・
「ぎゃああ~~ なんかいる!!なんかいるよお!!」という、絹が裂けるようなコンクリが砕け散るような、わたくしの雄叫びに起きてきた家族B。
(寝起きのご機嫌がいつも最悪なひと)
おそるおそるキッチンのオーブンの横を覗き込み
「…しっぽがある・・・・・ねずみだ・・・・・・」
「ぎゃあああああ! 動いてる〜〜! 今頃、オーブンの後ろはネズミの卵でいっぱいだ〜〜!」
(懐かしき二階堂の真似)
「うんもう!おかあさんがぎゃあぎゃあいうから私まで怖くなるでしょ!!」
(人のせいにしているが、もちろん家族Bだって最初から怖がっている・・・・)
どうしようか・・・・・と二人で泣きながら考えた末に、家族Bはパジャマを着替えて、近くにある、アラブ系の人のやってる雑貨屋へ。
わたくしは、モップを片手にキッチンの出口で見張って、ぎゃあぎゃあとねずみを声で威嚇(爆
しばらくして家族Bが買ってきたのが、「ロンドン製ねずみホイホイ」。
一箱、二個入りで、組み立てるとこんな感じ。
これを8個作って、キッチンのいたるところと玄関に置きました。
それからどうしようかということになり、とりあえず大家に電話して「何とかしてくれ」と泣きつきますと、大家が「すぐ行く」と言ってくれたので、じゃあ任せた、と二人で外出することに。(別名:敵前逃亡)
とりあえず、そのネズミに「ティミー」と名前を付け、
「バイバイ、ティミー・・・シーユー レイター じゃなくて、ネバー シーユー!」
などと言いつつ、出かけてしまいました。
家族Bがロンドンに来て最初に入ったフラットはロンドンの真ん中にあるとても現代的な新しいフラットで、メイドサービスが付いていて、掃除だの片づけはメイドちゃんがやってくれるというホテル並みのアパートメントだったのですが、1年たって、引っ越ししました。
そこは前より郊外の、ロンドンでは普通に古いフラットで、玄関とか建物が趣があり、アンティーク大好きなjesterは
「英国っぽい!」
と単純に喜んでいたのですが、英国っぽいということは、こういう弊害もあるということだった・・・
あわてて知り合いに連絡してみると、みんな結構落ち着いていて「ああ、お宅もでたのね」みたいな反応なんですね。
『助けて!』とメールしても「ワハハハ」みたいな感じに受け流され。
なんて冷たい人たち、と思ったけど、彼らには「ネズミがでる」のはごく普通の日常らしい。
「ええええ!そりゃ大変!」とちゃんと反応してくれたのは、在英の日本人たちだけでした・・・・
(とはいえ、この人たちはほとんど無力・・・・)
この話、長くなりますので、続きにします・・・・・