ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

鼻から胃カメラ・・・ やっぱりいや・・・ ピロリ菌診療・保険適応に。

2013-02-28 | Health & Beauty
万民がすなるという『胃カメラ』をしてきました。

胃もたれはミントティにお世話になっているのですが、それにしてもミントティなしでは暮らせない『ミントティ・アディクト』では困る…

というので、ピロリ菌退治が保険適応になったことだし、それもかねてやってもらおうと、しぶしぶ出かけました。

ピロリ菌はまずいるかどうかを検査しなくてはいけません。

これまでは胃潰瘍などがない限り、ピロリ菌がいても退治は自費で数万円かかっていましたが、最近、胃炎があれば保険適応で治療できるようになりました。

50歳以上の日本人の45%が飼っているというピロリ菌ですから、われもわれもと駆除する人が増えると保険システムが崩壊しそうですが、ピロリ菌を放置すると、将来胃がんになる可能性が高いというので、
「もしいるなら、退治したい」とわたくしも思っていたのです。


しかし、とにもかくにも痛みに弱いjester、人から
「胃カメラ飲むの、つらいよ!!」と聞くたびにびくびく。

大体、バリウム飲んでXrayとるのだって、発泡剤を飲んだ途端

「ではゲップしないでくださいね」
「は~い、・・・ゲッップ!」
「ゲップ、我慢してくださいね!」
「は~・・・・・ ゲップゲップゲエエエップ!!

「・・・・・・・これ(発泡剤)飲み直してください・・・」
    

というわけで、ゲップしないのがあんなにつらいとは!というぐらい苦しんじゃうので(大げさですが・・・) 
おえ~~となるのを我慢して胃カメラ飲むなんて絶対無理!と思っていました。

最近開発された、大きいカプセル大の小型の金魚みたいなカメラを飲めば、胃カメラ金魚がふらふらと胃の中を泳ぎまわってくれるという、「ミクロの決死圏」みたいなのがあると聞き、それをやりたいなと思っていましたが、小腸を見るのにはいいけれど、胃の画像はいまいちということで、泣く泣く、『口から飲むよりは楽な、鼻から胃カメラ』をやることにしました。

ネットの口コミ情報を読むと、鼻からだととても楽といううわさ。

最近口から胃カメラをした家族Aは
「鼻からなんて絶対痛いはず。口からのほうがきっと楽だ」
といいましたが、はなから彼の言うことを信じてないわたくしは(殴
鼻から胃カメラに挑戦いたしました。


結論から言うと…

嫌だったです・・・

口からのものより細いチューブで、しかも鼻の中を麻酔をしているとはいえ、鼻の中をずるずるチューブが出たり入ったりするという経験は、かなり不快でした。

のどの辺を通るときはちょっとおえ!っとなったし。

口からやったことがないので、苦痛の度合いを比較しようがないのですが、とりあえず、もうしたくない・・・

(しかし口からと比較した人は、鼻からのほうが楽だといっていますが・・・口からってあれより嫌なの???)


利点としては、口が空いてますから、検査中も医者と喋れます。

「綺麗ですね~~!」とほめられ
「いや~それほどでも」と謙遜。もちろん胃の中が、です。
あんまりうれしくないし。


とりあえず、ポリープとか潰瘍とかなく、
「この状態だと、ピロリ菌もいなさそうですよ」と言われましたが、それでは清水の舞台から飛び降りる覚悟で鼻からチューブを入れた甲斐もないとおもい(そういう問題なのだろうか…

「ピロリ菌検査もぜひお願いします!」というと、

おお! Be Hold!(見よ!!)

胃カメラの先端から、ちっこい蛇の頭のような細い管がするすると伸び、胃の壁をパックんちょ。

ギュッと引っ張ると、胃の壁が少しちぎれて、血がにじんでます。
や~~ん、痛そうだよ?? (痛くなかったけど・・・)
せっかくピンク色で綺麗なほめられた胃壁に、真紅の血がたらたらと流れてます。

「先生、あの血の出てるところが潰瘍のもとになったりしませんか?」
「大丈夫ですよ~すぐに血は止まりますよ~」

(ほんとだろうか・・・・)

これだったら呼気検査(袋にふ~~っとやってやるピロリ菌検査)にしとけばよかった。

(ピロリ菌検査は、胃カメラによるもの、呼気によるもの、血液によるものの3種類があります)

その後、一刻も早くカメラの野郎を出してほしいのに、

「ではゆっくり観察しながら抜いていきますよ~」

とお医者さんはゆっくりとお楽しみになられ(殴


やっと解放された時は、涙が出ました・・・・


マンモグラフィーでも
「なんでも懺悔します! もうやめて~」
と言いそうになったほど意気地なしのわたくし、次に胃カメラに挑戦するのは、

・・・100年後ぐらいにしときたい気分になったのでした。


(なら、食べ過ぎを慎もうね、自分!)




朝のミルクティはマークス&スペンサーの 濃~~いティパック♪

2013-02-26 | グルメ
家族Bがシンガポール出張へいってます。

現在の気温、27度だそうです。
あったかそう。
つうか、暑いか。
そうか。


最近は日本でもいろいろ手に入るので、「○○買ってきてね」というようなものも減りましたが、今回は紅茶が切れかけているので頼みました。



ゆっくりしたいときの紅茶は、香りのいい DIMBULA の UBA 茶なんですが、朝の忙しいときにさっとできて、スパッと目が覚める

Marks & Spencer のExtra Strong Teabags は欠かせません。

香りが格別に良いとかいうのでもないのですが、ほかのティーバッグに比べて、とにかく濃い!
ミルクティにしても紅茶の味が負けません。

ポットにポンと一つ入れたら、3人分ぐらいの量のしっかりした味のお茶が楽しめます。
「ネズミが上を走れるほどの濃いお茶」とイギリスでは言いますが、まさにそんな感じ。


薄いブルーグレイのバレーボールぐらいの大きさの箱に、銀色の袋に40パックずつ4袋、どんと160パックも入っています。

これがなぜか、日本では手に入りづらいのです。

ネットで探しても、ちらほらしかなく、80パック入りで高く、なんとなく買いづらい。

なので、マークス&スペンサーがある国に行くときは、これを買ってきて、といってます。

1週間の出張で、中ぐらいのスーツケースなのに、帰りは中身が紅茶だらけ!と怒られます・・・

今回は友達の分も頼んだので、2箱。そりゃあ場所取るし重いかもなア~ 







ミントティー・アディクトかもしれない・・・ 胃もたれに効くぺパーミントティー大好きです!

2013-02-21 | ハーブティ
神田の藪そばが火事で焼けてしまいました・・・・

あの、時代劇の舞台にいる気分になれる素敵な店内も、もういけないかと思うと残念です・・・




さて、今朝うちにできたあるものの山。
札束か??



・・・ならいいけど、 ・・・ミントティの山でした。

14箱一気買いです

以前にも書きましたが、(こちらの記事です)胃のもたれに、花粉症に、風邪に、抜群に効くミントティは、大きなポットに作って朝昼晩と飲んでます。

どんなお薬よりも私はすっきりするのです。

カフェインが入ってないから深夜に飲んでも大丈夫。

うちに来た友人にだしたり、「ミントティー、いいよ!」という話を聞いた友人にも伝染して、最近はそういう人におすそ分けするためにもたくさん買っております。

「今度買うとき、ついでに頼むね~」と言われていい気になってるうちに、毎回一山買うことになりました。

しかし円高の時も全然安くならない…
のに、円安になったらすぐ上がってしまう、輸入食品の謎…

きっとすぐに上がってしまうぞ、と注文しました。

いろいろ飲み比べて、セレッシャルというメーカーの、ピリッとしたペッパーなミントが気に入っていますが、なかなか街では見かけません。

なので、ネットで送料無料で最安値と思えるお店でいつも買っています。

街のお店で買うより安いです。まとめ買いで一箱(20p入り)…



472円です・・・(もう100円ぐらい安くしてくれてもいいのに~~(汗))

このお店、1個買いもできますが、送料がかかるのでまとめ買いしております結果、14箱買いに。


胃の調子がよくないjester、ミントティー様には、またまたおせわになりまする!

追記:この記事を書くために、またネットをうろうろしてたら、こんなお店が!!



あわわ・・・送料払っても、こっちのほうが安いかも

14箱も買っちゃったのに・・・

次回はこっちで買おうっと。


マロンパフェ@千疋屋

2013-02-15 | グルメ
季節ごとに日本橋千疋屋のDE/METERで食べるパフェを楽しみにしているわたくしですが、こないだ食べに行ったマロンパフェの画像をアップするのを忘れてました。



マロンパフェは、大粒の栗と、まろやかなクリームの、ケーキのモンブランの豪華版という感じで、満足!でした。


味的には完成された味ですが、個人的にはやっぱりフレッシュフルーツのパフェほうが好きかもしれない・・・

日本橋三井タワーのなかにあるDE/METERの記事はこちらの記事でもご紹介してますが、「白桃のパフェ」が一番好きです♪




果物専門店の千疋屋だからできる、一流の素晴らしい香り、味、ジューシーさ。

果物の持つ力が極力まで生かされている名品です。




ちなみにただ今のパフェは「デコポンパフェ」だそうです。

さわやかそう♪


サブカルチャーの聖地、中野ブロードウェイ 探検 →青葉でラーメン♪

2013-02-13 | a day of my life
サブカルチャーの聖地といわれる、中野ブロードウェイをお散歩してきました。



もとは寂れた商業ビルだったブロードウェイが、今や地方からも人が来る「聖地」になったのは、「まんだらけ」ができたからで、その後ここにに集まる客を狙ったマニア向け専門店が次々に開業、今のように「サブカルチャーの聖地」と呼ばれるようになったらしいです。

ウナギの寝床のような細長い古いビルの中には小さいお店がぎっしり。
通路の両側にある、どのお店も、マニアックでほかにはないようなへんてこな品ぞろえです。

ちょっと香港みたいな、不思議な雰囲気です。



jesterが気に入ったのは「変なトランプ」をいっぱい売ってるお店。
ピザトランプ、トーストトランプ、お弁当トランプ、おにぎりトランプ・・・・
食べ物の写真でできたトランプは、みんな欲しくなっちゃった。



ジグゾーパズルのお店にも面白いものがたくさん。

小さな名画をいっぱい集めて作った「真珠の耳飾りの少女」。

モザイクパズルというらしいですが、完成するのがすごく難しそうです。




そもそもの目的は、家族Bが輸入物のブランド腕時計を欲しがったからで、並行輸入のものとか中古のものとかがずらりとそろっていました。

正規店より何割か安い模様。(私は興味なし)

無事欲しかった時計をゲットした後は、いつもの青葉へ。

 

ここのラーメンはあっさりしていて、疲れてる時もするすると食べられます。

頼むと「ゆず唐辛子」を付けてくれます。

支店がいくつかあるようですが、中野のが一番おいしいといううわさでございます。






不思議な ??? 伊勢うどんの謎

2013-02-09 | グルメ
事の発端は、家族Aが「伊勢うどん」なるものを買ってきたこと。



すんごい太いけど、とりあえず普通のうどんと同じに、鍋に入れてみたところ・・・

「なにこれ?? うううう・・・!!」

            

いつもはつるつるしこしこの冷凍の讃岐うどんを使っているのですが、このうどんは・・・

・・・ぶにぶに・ふにゃふにゃ・もちもち・ねたねた・・・

家族Bなんかは「いやだ!こんなのうどんじゃない!!!!」

う~~むむむ。でも待ってよ。
これ、うどんじゃないって考えたらどうよ。
いつもの讃岐うどんとは別物、って考えると・・・

みたらし団子・・・・? 
香港の飲茶の、大根もち・・・?
きりたんぽでもないし・・・??
どちらかというと、ちくわぶというか・・・? 
東南アジアで食べた麺料理・・・???

讃岐うどんのつるつるしこしことは別の種類の食べ物、と考えると、このぶっとくてふわふわの食べ心地は悪くない気がする。

こ、これは・・・・・         

けっこう美味いよ???!!!


それからは家族Aに「伊勢うどんを発見次第、即購入せよ!」の指令が出されるようになりました。


東京では今まで見たことがありません。
関西ではよく売っているものなのかな?と調べたらそうでもないみたい。
(関西のみなさま、どうでしょう?)

三重県伊勢市で食べられてるものらしいです。

「伊勢うどん(いせうどん)とは、三重県伊勢市を中心に食べられるうどん。 たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を、軟らかく煮た極太の緬に絡めて食べる。徹底的にコシをなくした極太麺と濃厚なタレが特徴であり、麺を茹でる時間が非常に長く、通常のうどんが15分程度であるのに対して1時間弱ほど茹でる。」(以上ウィキ)

通常15分程度であるのに対して、1時間弱ほどゆでる。

そうそう、そんな感じ。

崩壊寸前みたいだけど、ぶっといから崩壊してないというか・・・
まわりがふやけてるけど、中にもちもちの芯があるというかあ・・・


買ってきたものは、もうゆでてあって、真空パックになっているので、それを3分ぐらいゆでるんですが、がっちりくっつきあっていて、もうすごい塊になっていて、3分ゆでてもほとんどほぐれず、そっとはしでほぐしても切れてしまう。

それに付属の甘がらい真っ黒の醤油たれをかけて食べるのです。



これは一玉の半量。ぶちぶち切れちゃってるのは、半分だけゆでるのに、ちぎって入れたからです。



そのたれを混ぜて、少しだけねぎを乗せて、ボナペティ~~!

なんというか、うどんだけど、うどんじゃない。お食事だけど、おやつ感覚。

真っ黒のだしは、砂糖醤油を濃厚にしたような、甘い味。

B級グルメがお好きな方なら、結構はまるかも??

再びウィキペディアを見ると、

『浦田町橋本屋七代目である小倉小兵がお蔭参りの参詣客へと供するためにうどん屋を開業したのが、伊勢うどん屋の最初と言われている。すぐに参拝客に提供できるように常に茹で続け、必要量を釜揚げしていたため、茹で時間を気にしなくてよいうどんが適していたともされる。他に、神宮へ長旅をしてきた人向け(疲労が溜まっている人向け)の食事として江戸時代に開発された料理であり、疲労が溜まった人向けなので消化が良くなるように麺が柔らかいという特徴を持つようになったのではないかという説もある。いずれにしても料理人ごとに手法は異なる場合もあるが、それぞれの料理人が伊勢うどんの特徴である麺の柔らかさを出すべく工夫している。

伊勢うどんは、ゆで続けているため、すぐに提供できること、また、汁がないため、すぐに食べ終わることができる。お伊勢参りで混み合う客を次々さばくのにも適したメニューである。

ベトナムのホイアンには「カオラウ」という小麦を原料とする太麺の料理があり、17世紀前半の朱印船貿易時代の伊勢商人が持ち込んだ伊勢うどんをルーツとする説がある。』

だそうです。

こういう風に料理するために、原料は地元産の『低アミロース品種である「あやひかり」』が使われているらしい。
普通のうどんをこれほど煮たら、すべて溶けて、小麦粉になっちゃう気がします。


『伊勢市以外にも、近隣の松阪市、鳥羽市や津市などでも提供するうどん店がある。

最近では、三重県内の高速道路SA・PA(2007年時点で、東名阪自動車道御在所SA、伊勢自動車道安濃SA・嬉野PA)で供されたり、主に期間限定商品として東海地方のコンビニエンスストア(ローソンおよびセブンイレブン。セブンイレブンに関しては、夏季用と冬季用が存在し、夏季用は冷やしうどんになっている)で売られたりしている。ゆで麺を真空パックにしてだしをつけた商品は、三重県内だけでなく、中京地区・京阪神などの百貨店や近畿日本鉄道の駅売店などでも販売されている。』

とか。


ちなみに関東では手に入らないかなと思って調べると、ネットでも売ってました!






ああ~~
結構買ってしまうかもしれない。

(同じネットショップで4食1200円、8食1800円というセットもありました。お店で買ってきたものは2食入りで330円だから、送料無料ならネットで買ってもそれほど差はありませんね)

うどんというより、新しい麺料理を知った感じなんです。

もっちもち、ふっわふわ、とろとろ、つるつる・・・不思議な味わいの伊勢うどんは、わたくしのB級グルメリストに、リストアップされてしまいました~~



ぼくはお金を使わず生きることにした  by マーク・ボイル

2013-02-08 | 読書
最近、このブログの記事の下に時々「断捨離サイト」とかいうコマーシャルが出てきます。

これは、jesterの意思とは関係なく出てきちゃうのですが、わたしはこの「断捨離」という言葉が、語感も、響きも、好きじゃありません。

すごく『破壊的』な響きがある言葉だと感じます。
インパクトがあるように『破壊的』であることを意図して作られた言葉という気もします。

この言葉を作ったのは

新・片づけ術「断捨離」新・片づけ術「断捨離」

この本を書かれた、やましたひでこさんというかたで、一時評判になった本なので読んでみましたが、いわゆる「お片付け本」で、いらないものはどんどん捨てて、家の中をすっきりさせれば心もすっきりする、という、よくある内容です。
そのよくある内容を違う角度から見せようとして生んだ言葉「断捨離」が、仏教の教えから来ているとかなんとかこじつけられていて、そこが精神性に結びつくようで新鮮だったので、マスコミが飛びつき、この言葉が流行ったのかなと思います。

でも「まず捨てなさい」と言っている片付け本を読むと、でもその前提には、「いままでどんどん買っていたものを」「まだ価値があっても」「自分の部屋で邪魔だから」「次の消費のために邪魔だから」「もう興味がないから」という概念が潜んでいる気がします。
そういうのはどんどん捨てちゃえばすっきりしていいのよ、という行為がもてはやされる社会は、はたして真の意味で豊かなのだろうか。
わたしには『破壊的』な気がしてしまいます。


わたしは本だとか、洋服だとか、人からいただいたものとか、なかなか捨てられません。

例えば洋服なら、まだ着られるからもったいない、というのもありますが、それより生産過程を思うと、布を織り、それを裁ち、縫い上げた時間を思うと、その手間と時間がありがたくもったいなくて捨てられないのです。

そのたびに、こんな言葉を思い出します。

『食べ物を自分で育てなくてはいけなかったら、その1/3を無駄にするなんてできないし、机や椅子を自分で作らなければいけないなら、部屋の模様替えをしたとたんに捨ててしまったりはしないだろう。目抜き通りの店で気に入った服も、武装兵士に監視されながら布地を裁断する子供の表情を見ることができたら、買う気が失せることだろう。豚の屠畜処理の現場をみることができたなら。ほとんどの人がベーコンサンドイッチを食べるのをやめるだろう。飲み水を自力できれいにしなければならないとしたら、まさかその中にウンコはしないだろう。
 心の底から破壊を好む人間はいない。他人に苦痛を与えて喜ぶ人など、そうそうお目にかかるものではない。それなのに、無意識に行っている日常的な買い物は、ずいぶんと破壊的である。なぜか。ほとんどの人が、自ら生産する側にたたされることはおろか、そうした衝撃的な生産過程を目にすることもなければ、商品の生産者と顔を合わすこともないからだ。p17~18 』

『もし人類が今ただちに衣類の生産をやめても、分かち合いと修繕の方法を知っていれば、おそらくあと10年は困らないだろう。服の生産をやめれば、土壌にとって望ましい休息を与えることにもなる。というのも、たとえば、世界で使用される農薬の25%が、多くの国々で単一作物として大規模栽培される綿花に散布されているのだ。p234』


以前、このブログで、『年収100万円で豊かな節約生活』の記事のなかで、表紙だけご紹介したこの本、


ぼくはお金を使わずに生きることにした

ぼくはお金を使わずに生きることにした

からの言葉です。

ベランダで種をまいて育てたトマトは、残さずに食べきりたいと思うし、夜なべに編んだセーターは、ちょっとカッコ悪くても着たいです。
その生産活動に費やした時間が愛おしいから。
そしてそれが他人がした生産行為であっても、です。

そのものが作られた過程を考えず、あまりに『破壊的』に「いらないなら捨ててすっきり軽くなればいい」という考え方は、これから私たちの子孫がこの地球で生きていくことを支えることにはならない、と思います。


さて、くだんの本を書かれたMark Boyle(マーク・ボイル)氏、この「お金を使わない生活」を始めたのは29歳の時。

その内容は節約というのではなく、哲学、であります。

彼がその生活をするために決めた『カネなし生活』 の大原則は、『丸一年、金銭の授受をしないこと。例外はいっさいなし。必要な物や欲しい物があるときは、現金やそれに類するものを使わずに手に入れなければならない。』「でも、お金を使って暮らしている人を尊重する。」
「化石燃料の世話にならない。例えば車に乗らない。移動は徒歩と自転車。電機は太陽発電など、自然エネルギーを使うだけ。」
「食料は原則自給自足。ただし「スキッピング」(ゴミなどから拾い出す)、「フォレッジング」(山でベリーなど採取する)はしていい。または同じ考えを持つコミュニティの中で交換し合うのはよい。また、労働の対価として食料をもらうのはいい。」

などなどあるのですが、これをおかしいほど真剣に考えて、生活していく中でわいてくる問題を一つ一つ真面目に解決していきます。

その奮闘ぶりがおかしいし、読んでいてワクワクします。

クレジットカードもお金も使わない、というと、
イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

Into the Wildという映画の冒頭シーンを思い出します。
有名大学を卒業した将来を期待された青年が、お金やクレジットカードを燃やしてしまうのです。そして森に入っていきます。

この映画も、現実にいた青年を主人公にしていて、この青年は森に入って一人で暮らそうとして失敗してしまいますが、マーク・ボイルはもっと戦略的です。

ネットワークを築き、どうやったらよいか知恵を絞ります。

たとえば、『服の調達法として、本と同じで、交換すればいいと思いつく。自分で交換会をひらこう。無料で洋服を持ち帰る無料市を作ろう』という風に考えて、それを実行していきます。

こうした活動を通して、人と人のつながりができてきます。

『「一日中働いて25キロのオート麦をもらった」と言うと、「どうかしてるよ、同じ大きさのパックを20ポンドで買えるのに、九時間も労働するなんて」というのがおおかたの反応だ。でも、そう感じるのは、硬直した考え方のせいだ。食べ物の本当のコストについて、ぼくたちはもっと敏感になる必要がある。25キロのオート麦が20ポンドであってはいけないのだ。それだけの量のオートを得るために、種まき、草取り、水やりから、刈り取ってローラーでつぶすまでの一連の作業を、もし自分でやらなければならないとしたら、60時間かかるだろう。だから60時間分の成果が9時間で手に入るならぼくはありがたいと思うし、僕が手伝った相手もありがたいと思ってくれる。そこが素晴らしいところなんだ。こうした関係は、人間どうしの友情をうんと深めてくれる。p65』

本当にそう思います。
洋服だって、畑を耕して綿花を植えて、育てて収穫し、それを糸にして、織って、化石燃料で動く船や飛行機を使って別の国に持って行って、裁って縫って、また運んできて、売る・・・・というのを考えると、本当のコストは莫大なものなんだな~と感じます。
それを肌身で知っていた時代の人たちは、着物がほころびれば繕い、布団に縫い直し、おむつに縫い直し、世代を超えて使い切っていたわけです。
ウールの製品だって同じ。
それが安く手に入り、どんどん売らなくては儲からないから、とばかりに、1年着たらどんどん捨てて、新しいものを買う、とやっていたら、絶対無理が来るのはjesterにもわかります。


さて、普通こういう、真摯な考えから始めても、住んでいる社会の経済サイクルや一般大衆の常識といわれる意識から外れた考え方を持つコミュニティというと、最終的に宗教的になっていったり、イデオロギーに縛られて人間が押しやられた集団生活で破たんしたり、などの失敗例が思い浮かびますが、マーク・ボイルはとても人間的に、暖かいユーモアを交えて、こんな暮らしをしたいからしてみる!と挑戦していくのです。

どうして極端に走らないのか、どうして楽しみながらできるのか、というと、それは知性と大きな視点で周りを見られる力があるから、かな。

さて、マーク・ボイルは1年間のカネなし生活を無事やりおおせるのか、そしてその後は・・・
これはこの本を読んでのお楽しみです。



お金は誰でも欲しい。
お金があれば、もっと幸せなのに、と考える。

でも、南カリフォルニア大学の経済学者、リチャード・イースタンは
『人はお金があればあるほど幸せになれると思い込んでいます。というのも、収入の増加がもたらす影響について考えるとき、「収入が増えれば増えるほどますますお金が欲しくなる」という事実を忘れているからです。』p211
と言っています。

どんどん買って、どんどん捨てて、どんどん消費しなくては、景気が悪くなり、経済が立ち行かなくなる。

そんな経済が支えている社会は、根本がゆがんでいるし、その歪みが地球のどこかに貧しさとして集約されて、地域を破壊している。


そのことに気が付いて、「始末の良い生活」をみんなが始めるとき、未来の地球を支えていく生活ができるようになるのではないかな。


この本を家族Bに紹介したところ、とても感激し、それを友人に見せたそうです。
家族Bも友人もいわば未来の日本をしょって立つような企業に入って働いていますが、人生観が変わった、と言っていたそうです。
「ハワイに行って食堂がしたい」とか計画を立て始めたとか。

jesterが年上の友人にこの本の話をしたところ、
「でもね~~、私は洗濯機のない時代に戻って生活するなんていやだわ」と言われました(爆


とまあ、この本を読んでの反応は人それぞれだと思います。
実際にこの生活をしろ、と言われたら、面白そうだけど、できるかどうかわたしには自信がありません。
体力がないからダメかな。

でも、ドイツ人の女性のハイデマリー・シュヴェルマーさんは年をとってから、お金なし生活に入っています。その様子は
食費はただ、家賃も0円!お金なしで生きるなんてホントは簡単

食費はただ、家賃も0円!お金なしで生きるなんてホントは簡単

『食費はただ、家賃も0円! おカネなしで生きるなんてホントは簡単』(アーティストハウス)に書かれています。
(現在絶版らしく、マーケットプレイスで手にはいります。)

以前は教師で、セラピストでもあった彼女の場合は、テレビの番組で紹介されたこともあるようですが、
「貧富の差をなくしたくてこういうことを始めました。 階級とか、銀行に貯金があって、 どんな仕事をしているかで決まる価値観なんかを」
と、すべての財産を困った人にあげてしまい、使われていない他人の別荘で庭の手入れをし、猫にエサをあげる代わりに住まわせてもらう、洋服はお古をもらい、本は交換し、家庭教師をしてコーヒーをもらい、それを八百屋さんに持って行って、ズッキーニをもらう、という方法をとって、お金なしで生きています。
当時67歳、娘さんも二人いるのに、です。
そして自分一人で始めた活動を次第に広げ、物々交換のコミュニティを作り上げています。

年をとってからでも、自分なりの哲学がある生き方を貫いて生きる、ということは可能なんですね。
(邦題がセンスがなくてずっこけてるのですが、この本もかなり哲学的です。)
「お金なしで生きてゆくと言うことは
恐怖なしで、自由に幸福に生きてゆくと言うことなんです。」
と彼女は言っています。

言い換えれば、お金がなくても幸せに生きていける方法を身につければ、恐怖は感じずに自由に生きていける、ということでしょうか。
ああ、なんか、「年収100万円の豊かな生活節約術」の山崎さんにつながっていきますね~



人間だれしも、生きていれば、次第にものが周りにたまってくるもの。
そして、その中から本当にいるものを見極める力は必要です。
自分が死んだときに、たくさんのくだらないものを残して、残った人に片づけという苦行をさせたくはありません。

だから、いらないものを手放していく、本当にいるものだけを選んで身の回りにおく、という生き方はすがすがしいと思います。

そしてその手放されたものを使う人に渡していく。
例えば亡くなった方のものを大切に伝えていく「形見分け」という言葉があります。
少し前までは成長した子供の服は「おさがり」として使ったものでしたが、日本では今はそれも嫌がられるといいます。
ヨーロッパの友人は長く先祖から伝わる食器や家具を大切にしている人もいました。
また、USAでは不用品を手放すために、ガレッジセールや、NPOがやっているスリフトショップが盛んでした。

まだ使えるものを、使える人に譲って、譲られて、その物の命が尽きるまで使ってあげる。
新品だけがもてはやされるのではなく、古いものでも工夫して使っていく。

そんな手段のあるコミュニティの生活がいいなと思います。


以前に日本で近所の人に声をかけて、自宅や庭を使って、ガレッジセールという名の不用品交換会をやった時、思ったよりたくさんの人が集まり、その中の一人に「こういうこと、普通の人がやっていいって知らなかった」と言われました。

新しいもの好きな人が多い日本人の中には、こんな古いものを出したら恥ずかしいとかいう気持ちもあるのかな?


海外では普通にその辺のおばあちゃんとかが、2~3個のものを台に乗せて「ガレッジセール」とダンボールに書いた看板を出して、のんびりその横に座っていました。

考えれば日本人だって、海外に住んでいるときはみんな気軽にガレッジセールや、引っ越しの前の不用品差し上げ会をやっていました。
それなのに未だに日本ではあまりポピュラーじゃないのが不思議です。


ネット・オークションという手段が浸透してきましたが、それは一部のネットに詳しい人に限られてしまいます。

フリーマーケットみたいに場所代を払ってたくさんの人が集まるような大きな催し物に参加しなくても、ネット・オークションに出さなくても、もっと気軽に、自分ちの前のちょっとしたスペースに物を置いて、本を読んでお茶でも飲みながら通りかかる人と喋りつつ、必要な誰かに廉価または無料で不用品を譲る「ガレッジセール」を、もっと気軽に、気兼ねなくみんながしてくれるといいな。

捨てるのは簡単。
でも、どんどん捨てよう!と説く前に、不用品を上手に流通させられるシステムをもっと考えて作っていってほしい。
そんなに難しいことじゃないし。


「ぼくはお金を使わないで生きることにした」は、マーク・ボイルやハイデマリー・シュベルマーのように、お金を使わない生活がすぐにできるわけではないけれど、少なくとも地球環境に対して『破壊的』な行動をとりそうなとき、冬でも汗をかくほど暖房したりして、限りある化石燃料を垂れ流しのように使っていると思われるとき、必要でもないのにお金を使いたくて消費してしまいそうなとき、また、まだ使えるものを「邪魔だから」捨てようかなと思ったときなどに、ふと立ち止まって知恵を絞るきっかけになりそうな『考えるヒント』をたくさん提供してくれる本だったのでした。


さて、マーク・ボイルはこの生活を始めるにあたって、彼女に振られてしまい、新しい彼女が欲しくて・・・と書いていましたが、もし、マーク・ボイルみたいな男性に惚れてしまった女性はどうなるのか。

それがこの本

食べることも愛することも、耕すことから始まる ---脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活

食べることも愛することも、耕すことから始まる ---脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活

に書いてありました。

長くなってしまったので、また今度ご紹介しますね。




雪見カフェ@おうち。

2013-02-07 | a day of my life



昨日は天気予報で「朝起きたら真っ白でしょう」と言っていたので、ワクワク(爆)して寝たのに、そうでもありませんでした。

未だに雪が降るというと「ワクワク」。

だって年に1回か2回ですもん・・・。

(いくつになっても雪が嬉しい)←小声で。


南向きの窓にカウンターがあるので、こういう日は「雪見朝ごはん」です。

ホロビッツのモーツアルトなんかをBGMに、牡丹雪を見上げてました。


雪って大粒で降っていても、写真にとるとうまく撮れませんね。
そういえば桜が散るときもそうかも。
目で見てる時は自然に落ちてくる動きを追ってみてるからなんでしょうね。
人間の動体視力ってすごいなあ~

明るい空から落ちてくるのを見上げていると、灰色の雪がなんだか薄汚く見えます。



市川團十郎が逝ってしまいました。


去年の勘三郎に引き続き、なんてことでしょう・・・


團十郎を認識したのは、大昔にみたドラマで、若尾文子の若き恋人役ででした。
瑞々しい青年で、「おばさま」とかいいながら、若尾文子を押し倒しちゃう(!)役。
なんというドラマだったかな?

(調べてみたら、「午後の恋人」というドラマでフジテレビ系列で1979年5月23日から9月12日までやっていたようです。)


よく考えると、團十郎の弁慶を見たことがなかったです。
(テレビでは見たことがありましたが)
「勧進帳」は見たことがあるけれど、團十郎じゃなかったような記憶が・・・。

残念です。


古い歌舞伎座が、まだ逝くべきじゃないのに、お気に入りの役者を連れて行ってしまってるようです。

春に新しい歌舞伎座の舞台を踏むことを楽しみにしていた役者がまた一人、空の星になってしまいました・・・


引き続き Kindle paperwhite (キンドル ペーパーホワイト)の使い勝手について♪

2013-02-03 | Kindle
本読み友達でもあるiguさんに、昨日の「Kindle Love」の記事に、ご興味ありのコメントをいただいた(ありがとうございます♪)ので、また付け足しを書いてしまいます・・・

(外部文書もメールでキンドルに送って読める、とか、いろいろ便利機能がありますが、『本読み、時々英語の本』なjesterの視点で書いていきますね。)


昨日の深夜、例によってアマゾンをうろうろしていて Kindle のストアで見つけたもの。


A Game of Thrones 4-Book Bundle: A Song of Ice and Fire Series: A Game of Thrones, A Clash of Kings, A Storm of Swords, and A Feast for Crows (Song of Ice & Fire)

なんと・・・・4冊で1498円!!! 一冊374.5円・・・・ あの長さの本が・・・

ちょっとめまいが・・・・・・・ バタリ。

(後記;2月5日に「やっぱり買っちゃお」とこのリンクにアクセスしたら、「在庫がなくなりました」だと。なんで電子ブックで在庫がなくなるのだ!!! たぶん、予定数を売り切ったということ? ・・・買いそびれた・・・)


今まで、マスマーケットのペイパーバックで読めば1000ページを超す本が1冊700円だよ~~んとか喜んでいたわたくしって一体・・・・

しかも、



このボリュームの4冊(重さ、約2Kg以上)が

Kindle PaperwhiteKindle Paperwhite

鉛筆より薄い、213gの、この中に軽く収納されてしまう・・・・

しかも簡単にいつでも辞書を参照できる!!!


はあ~~

あの夏の日、バッグにぎゅうぎゅうに分厚い本を埋め込んで、混んだ満員電車で、重たい本を広げて、筋トレのように汗ダラダラで読んでいた日々は・・・なんだったの・・・?


とまあ、ぐちぐちぐちぐちと、もっと早くKindleを導入しなかった自分を意味もなく責めておりまする。
(己を責めても、日本版Kindle の売り出しは去年の秋だから、あせだらだらの夏の日々は救えません・・・)


そのほかにも、LotRシリーズとHobbitがセットになったのとか、黄金の羅針盤シリーズとか、メリー・ポピンズとか、ナルニアとか、もう紙の本で持っているけれど欲しいのがいろいろあって、買おうかどうしようか、迷ってしまう日々。


これってマゾム増やし(無駄なもの買い)になるのだろうか・・・?
場所はとらないが・・・・
紙の本は絶対捨てないだろうし・・・
でもKindle に入れたら、紙の本は読まなくなるかもしれないし・・・


でももし地震で津波が来たら? 
火事になったら?
紙の本は燃えちゃうけど、電子ブックはクラウドに保存されてるから、いつでもまたダウンロードできるんだよ? 自分。

けんかして家出するときだって、大切な本、全部持って行けるし?? 
(以上、ななめ文字部分、全部、かなりこじつけてる自分的な言い訳。



そうそう、昨日、「Kindle に入れました」、と書いた、沢木耕太郎の深夜特急も、おもーさま(萩尾さん)のポーの一族も、全部、紙の本を持っているわけで・・・・

でも、引っ越しに次ぐ引っ越しで、ダンボールのなかに収納されたままとか、誰かに貸して帰ってこなかったり、家族が読んだまま家の中のいくつかの本棚にばらばらになって、すぐにはどこにあるのかわからない。

キンドルに入れておけば、いつでも取り出し可能で、出先でも気分転換に、現実逃避に、ふっとあの本読みたいな~なんて思ってしまったらすぐ読めるのです・・・


いつでも読みたいときに、指輪の世界やら、A song of Ice and Fire の世界にいける・・・

これがとっても誘惑・・・・    


しかも(しつこいですが)、マスマーケットの紙の質が悪くて文字がぎっしりのペイパーバックを2時間も読んでいると、目が疲れてきて、焦点が合わなくなる今日この頃、



好きなだけ文字を大きく(小さく)できて、字間の設定も好きに変えられて、明るさもフォントも変えられて、目が疲れない!!!



好きなだけ辞書がいつでもどこでも手間なくひき放題!!!

プログレッシブに出ていない単語は、勝手に Oxford で検索してくれるし、ウイキペディアで検索もできる!


これだけで、jesterは涙がでちゃう

(いままでいいかげんに憶えて「たぶんこんな意味だろう」と読んでいた単語が、調べてみたら「こんな意味だったの?」とびっくりすることもたくさん。(爆

まるで小さいころ本を読んでいて、そばで洗濯物を畳んでいる母親に「ねえ、○○ってどういう意味?」と聞いたときのように、気軽に辞書にお聞きしてしまえるのです。

jesterは決して辞書をひくの、嫌いじゃありません。
知らない単語をひろっては単語ノートに書きつけて貯めていくのは好きです。
でも、流れに乗って本を読んでいるときは、辞書をひくと、流れを中断させなくてはならず、読書の楽しみがそがれることがあります。
これを使えば、そんなことが起こりません。

しかも、ベッドの中でも電車の中でも、場所を取らず手軽に意味を確かめられるのがいいのです♪)


その上・・・

Xray という機能がついていて、たとえば「この人、前に出てきた人だったっけ?」というとき、検索できるのです。

前にどのページに出てきて、どんなことをいってるか・・・

ちゃんと探してくれます。これが英語の本だと短期記憶がすぐに途切れてしまうjesterには大変なので、便利なのです♪

そのほかにも簡易翻訳機能とかいうのもついていて、わからない文章を翻訳してくれます。(ま、これは、『翻訳機』なりの訳なので、正確な訳ではありませんが・・・・)

それから、サンプル機能といって、本の最初がただで読めるサンプルをダウンロードできるのですが、これがバカにできません。

たとえば、
A Game of Thrones: A Song of Ice and Fire: Book OneA Game of Thrones: A Song of Ice and Fire: Book One

A game of Thrones は800ページの本なのですが、これのサンプルを、上の4冊バンドルセットでダウンロードしてみたところ、200ページまでただでダウンロードできるのです。

1/4がただで読めてしまう。
しかも書店で荷物一杯手に持って立ちながら読むのではなく、家でソファに座ってお茶を飲みながらゆっくり辞書ひきながら読めて、気に入らなかったら買わなくていい。


(いままでもAmazonのホームで、「なかみ拝見」とかいう機能がついているページがあって、目次と献呈の言葉ぐらいは読めましたが、本文まで行くと数ページでぶちっと見れなくなってました。)

なんつう、太っ腹でしょうか・・・・ 
(というか、ここまで読んだら、先が気になってきっと買うな? 紙の本より安いしな?という売り手側の自信の表れとも思えます)
(4冊バンドルセットじゃなくて、普通の本だと、その厚さにあわせてでしょうが、50ページほどダウンロードできます。日本のコミックなどだと、もっとページ数は少ないです)


これから出版社もどんどん電子ブックに参入してくると思える今日この頃、Kindle は今が買い時よん!!

どこぞのKOBOと違って、滑りにくいラバーで、真っ黒でスリムなデザインもスタイリッシュ♪



とまあ、

最近は出先で、本好きの友人と会うたびに、アマゾンの回し者さながらに、Kindle の宣伝をしまくってるわたくしでした。




し、しづれいじまじた~~~  




後記;2013年9月3日にKindleの2013年版が発売になるとアマゾンがリリースしました。そのことに関する記事はこちらです♪



Kindle paperwhite キンドル ペーパーホワイト、買っちゃいました! いいです♪ カバー手作りしました♪

2013-02-01 | Kindle
あたらしいわたくしの相棒、Watson 君です♪

(Watsonという名前を付けました(爆 Kindleです♪)



読書と言ったら、紙の本がなんといっても好きなのです。

手触り、香り、ページをめくる音、パラパラ読み戻したり、本棚に並べて楽しむのもいいし、読み終わって友達に貸して、感想を言い合ったり。

が・・・

 ・・・電子ブックリーダーの便利さは捨てがたいです。

文字の大きさや明るさ、フォントを自由に変えられる。
疲れ目の時は大きい字でゆったり読めるので、メガネをかけなくても大丈夫。

e-inkで目が疲れない。
(印刷の本と同じで、ブルーライトを使っていない。でもバックライトはついているので、暗くても読めます。)

その場で辞書がひける。(これが超絶便利!)

1000冊の本を持ち歩ける。(本棚2竿分がすべてこの中に!)

バッテリーが持つ。(スマホ、タブレットとの違いはここ。)

太陽光の下でも読める。(スマホとかの画面とは違います)

暗いところでも読める。(バックライトで寝室でも読めます)

ベッドで読んで寝ちゃったら、オートでスリープ状態になる。(エコです♪)

薄くて軽い。(持ち運び便利)

ページめくりが、ワンタッチ。(寝ながらでも簡単に次のページに行けます)

読みたい本が一瞬で買えて、次の瞬間、手元に届く。(ダウンロードは高速。夜中でもすぐに読みたい本が読めます)

本屋で立ち読みしてる感覚で、サンプルを読める。(サンプルのダウンロードができます)


その他、便利なことがたくさんあります。

Kindleでもいろいろな種類がありますが、私の選んだのは7980円のこれ


Kindle PaperwhiteKindle Paperwhite

タブレットの Kindle Fire シリーズも魅力的ですが、e-inkじゃないので、目が疲れるし、バッテリーが持たない。

なので、本を読むことだけにしか使わないjesterにとって Kindle は Paperwhite で十分。

(タブレットはipad miniの次のバージョンを買う予定。)


しかも出先で本を買ったりはしないのだろうから3Gもいらない。

だから内臓Wi-fiタイプでOK。(最近Free Wi-fiが使える場所も増えてますしね)

とまあ、自分にピッタリのが、この一番安い、7980円の機種だったのです。


日本で発売される前から、電子リーダーを買うなら、Kindle paperwhite だなあ~と思っておりました。

なので、去年の秋に日本で発売されると、いつかは買うのだろうな~自分、と思いつつ、ほとぼりが冷めるまで様子をうかがってた感じです。

Kindle のスマホ用アプリをiphone にいれて使ってみると、ほかの電子ブックのアプリと比べて、使い勝手がいいのも確認。


jesterは、寝る前に眠り薬代わりに、英語の本を少し読んで寝るのですが、寝る前にブルーライトを見ると寝つきが悪くなるというのを、前にこちらの記事で書きましたが、紙の本と同じ見え方の e-ink の paperwhite ならそんなこともなく。

寒い冬でも、何かに立てかけておいて、指の先だけ布団からだしてちょっと触るだけで、ページがめくれるし。

その上、一番便利なのは、辞書機能!!

布団に入って本を読んでると、単語の意味を確認したくても、辞書を取るのが面倒くさくてついついそのままになってましたが、
Kindleだと、ただその単語の上に指を置くだけで、辞書が起動され、意味がポップアウトします!


これ、大文字にしても色文字にしても、まだ足りないぐらい便利なのよ~~

調べた単語をハイライトしてしるしをつけたり、メモを書き込んだりすることもできるし、ほんと~~に便利なんです。


紙の本が大好きなjesterですが、ベッドの中の読書は断然 Kindle に軍配が。

それと、お出かけするときも、旅行の時も、 Kindle だったら、ガイドブックから歴史書から辞書から、何冊でも持って行けて、重さは213gと軽い。

混んだ電車で立ちながらの読書も楽々です♪

バッテリーは一日30分の読書で8週間持つとか。

使った感じでは、ヘビーユーザーのjesterでも3~4日は持ちそうです。

活字中毒のjesterは、Kindle で少し人生変わるかな~というぐらい、快適になりました



持ち歩きの時、画面を傷つけないようにカバーがいろいろ市販されてますが、革でできていたりして結構重いものが多い。

そこで、とりあえず、うちにあるブックカバーを付けてみました。



猫のカバー・・・ではありません。

猫の下にある、映画「ナルニア国物語」で買ったブックカバーなんですが、ナルニアの原作本に合わせたサイズなので、文庫本にもペイパーバックにも合わないため、使えなくてずっと引き出しの中に眠っておりました。

「使わないものは捨てましょう」という、お片付けキャンペーンなんかだと、さっさと捨てるもののリストの一番目になりそうなマゾム(ホビットが家に貯めてる無駄なもの)だったのですが、これが Kindle にピッタリのサイズ!!





こんな感じで入れて、読むときは少しずらして、自分で斜めに縫いつけたゴムで止めて読みます。
(上の段の写真)

バッグに入れてる時に開いちゃわないように外側につけたゴムのベルトが、片手で持った時のストッパーにもなります。
(下の段の写真)

これで持ち歩いてますが、軽いので、小さいバックにもすっぽり入り、邪魔になりません。


とりあえず、沢木耕太郎の「深夜特急シリーズ」、萩尾望都の「ポーの一族シリーズ」、それから「風の又三郎」「夜だかの星」「なめとこ山の熊」など無料の宮沢賢治の書籍全部、夏目漱石全部、Kazuo Ishiguroの The Remain of the day 、三木清の「哲学入門」、中島敦の「山月記」、赤毛のアンシリーズの原書の無料本全部、パレアナシリーズの原書も全部、ドストエフスキーのカラマゾフの兄弟、レミゼラブル全巻、Sherlock Holmesシリーズ全部、「八日目の蝉」など角田光代さんの本を何冊か、こうの光代さんの漫画を何冊か、太宰治を何冊か、和辻哲郎、梶井基次郎、坂口安吾、Oliver Twist、How to win friends & Influence people、Bible、The Magic、・・・・

と100冊ぐらいいれて、どこへ行っても図書館を連れてってる状態になりました。

(こんなに買っても、全然場所取らないんです~~)

さ、どれ読もうかな?  は~~~ し、あ、わ、せ・・・・


寒い中の小春日、ミルクティーの入ったポットをもって、Watson君をつれて公園のベンチで読書三昧しております    




あとね、入院されてる方にも、電子ブックはとっても便利だと思われます!


(注;jesterは、Amazonの回し者ではありません!!絶対に~~~!!!)





後記;2013年9月3日にKindleの2013年版が発売になるとアマゾンがリリースしました。そのことに関する記事はこちらです♪