ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

誰もいない海で・・・・泳ぎ納め

2008-09-26 | a day of my life
海で泳ぐと健康になると信じているjesterです。

でも今年の夏はなぜか山ばかりで海には行っていませんでした。
だって夏の海って混むし。日本の海辺はうるさいし。

なので秋の海に泳ぎ納めに行ってきました。
泳がなくちゃ気がすまない、冬を迎えられない!という感じに駆られて。

今は~もう秋~ だれも~~いない海~ 

でございました。

なんでだろ?

だって水温はまだ充分高いのに。
(水温は気温より1ヶ月ぐらい遅れて上がり下がりします)
(香港の1月、水温12度の中でウエットで凍えながらも1時間は潜っていられた人間なので、9月の日本の海は天国です)

それに温暖化のせいもあって、気温だってまだ高いよ?

9月になったら泳げないって信じてるんだね、みんな。
ほんとにだ~~れも泳いでないの。不思議です。

実際の季節より、暦の上の季節を大切にする民族だからかな?

jesterたち以外に泳いでいるのは散歩の人が連れてきた犬だけ。
バウバウとお友だち~♪

(散歩してる人が「何してるんだろう?」とjesterたちを不思議そうに見ている・・・・)

ああ、くらげはいます。
本体もふわふわしてるし、何も見えなくてもちぎれた触手などが漂っているらしく、チクチクっと来ますよ。

でもくらげに刺されるぐらいでしり込みしてたら「海の女」とはいえません。

(海に行くと突然「海の女」と化すわたくし。
重い荷物もなんのその。
雨だって嵐だって、海は待っているのさ。)

家族Aはしばらく泳いで「くらげに刺された。もう僕はいい」とあがってしまいましたが、わたくしはシュノーケルとフィンつけて、しつこく何度も潜ってました。

(体は不思議です。長いブランクがあっても、潜ろうかと思った瞬間に、勝手にジャックナイフしてて、海底までいくと勝手に耳抜きして、マスククリアして・・・・
ちゃ~~んとおぼえているんですね)

千葉の海で、透明度は沖でも5~6mしかなく、ずっと砂浜なのでお魚はほとんどいませんが、小魚の大群とか、40センチぐらいの鯒(コチ)とか、海草に戯れる馬面ハギの夫婦などが見られました。

しばらく遊んで疲れるとあがってぼ~~っとスケッチ。

そして潜る。
泳ぐというより、少し深いところ(水深2~3メートルぐらい)まで沖に行ったら潜って遊ぶのがすきです。

本当はくらげ対策にサーフィン用の薄いウエットスーツを着ればいいのですが、そうすると浮力がついてウエイトをつけなくては潜れないので、タンクトップの上に長袖のTシャツを着て下はスパッツ、その上にサーフィン用の短パン型水着を重ねてニンジャスタイル(?)で潜ります。
砂浜ならこれで充分。
(岩場のほうが面白いものが見られるけれど、釣り人がいるし、波に打ち寄せられると思わぬ怪我をすることもあるので、それこそウエットを着たほうが安心です)

潜ろうとした時の、あの海の圧迫感。
ゼリーのように押し返してくる、水の不思議さ。
水の上にいるときの、重力から解放された浮遊感。

どれも大好きです。
そして、海水につかって、海風に吹かれると、どんどん健康になってきます。
腕も顔も頭もしょっぱい。どこをなめても塩辛い。

そしてすぐにおなかもぺこぺこ。←しあわせの空腹。


どこまでも独り占めの海岸を満喫しておりましたが、そのうち、水上スキーの人たちがやってきて、水上スクーターを運転し始めました。

排ガスが臭いのと危ないので、引き上げることにしましたが、それがなかったら、一日中でも潜っていたい、海の女のjesterなのでありました。

宣言;90のババアになっても海で泳ぐぞ! 
(問題はそれまで生きているかだが・・・)


第93回 院展 @上野 東京都美術館

2008-09-14 | スケッチ・美術展
秋の院展に行ってきました。
相変わらずの力作ぞろいに感動して帰ってきました。

学生時代から、院展は欠かさず行っていました。
自分は油絵を描いていたのに、日展にいっても、共感できるのはなぜか日本画部門でした。

まず、顔料の色合いが好きなんですね。
緑青、群青、青黛、孔雀緑や、蘇芳花、辰砂、どれも大好きな色です。

そして厚く塗り上げた時のあの粉っぽい質感も好きです。

道具をそろえるのは大変だろうけれど、いつか描いてみたいなあ・・・・

基本的には線描に着色であるところ(そうでない作品もたくさんありますが)、そして、その線が、日本画用の柔らかい筆で描かれた、伸びやかな線であるところなんかも、多分jesterが日本画が好きな一つの原因かもしれません。

(院展には出品されてませんが、若い方では松井冬子さんなんかも注目しています。)

それから、お叱りを覚悟で言うと、油絵よりわかりやすい。
極端なアブストラクトに走ることなく、抽象的で幻想的な世界であっても、ストレートにテーマが伝わってくるところが好きです。

上の画像は、作品集の表紙ですが、福王寺一彦さんの月光です。
(チケットに印刷されている「月光」は月がありますが、こちらにはありません)

また、展示されていた天中にかかる満月を枯れ木のしたから見上げた構図の出品作もとても良かったです。



まず入ってしばらくしたところにあった、平山郁夫さんの群像、「祈りの行進・聖地ルルド・フランス」がど~~んと目に入ってきました。(画像は作品集のなかから転載しました)

星が満天に輝く夜道を、カンテラを手に祈りつつ歩く人たち。
ざっと数えて45人(+犬1匹)が横長の画面いっぱいに描かれています。
左寄りにいてこちらをみる赤い服の犬を従えた幼子は、なにかの象徴でしょうか。

平山さんのお年(78歳)を考えても、これだけの大作を完成するパワーと感受性には感動します。


それ以外も、思わず足を止め見入ってしまう作品がたくさんありました。

個人的にはインドとかゾウとかを題材にしたものが結構多いな、なんて感じました。

公募展(同人の出品を除く)である性質上、中には修作という感じの作品もありますし、写真をとって引き伸ばして塗り絵をしたの? というものもあります。
同人の作品でも、古臭いテーマで何も感動が伝わらないものもありましたが、それにしても全体のレベルは高く、充実しています。

とはいえ、作品数が多いので、最初は一作一作じっくり見ていても、だんだんに疲れて、足早になってしまいます。
半日かけて、途中の休憩所で休みながら、3回ほどぐるぐるまわって繰り返して見ましたが、足が疲れました・・・・

元気があったら続けてフェルメール展も見ようと思っていったのに、これ以上はもう無理、と諦めて、フェルメールはまた後日、出直すことにしました。


今年の夏は西洋美術館の「コロー展」、六本木国立新美術館の「ウィーン美術史美術館展」などなど、わりとたくさんの美術展に行くことが出来ましたが、「院展」が一番満足度が大きかったです。

東京では明日までですが、これから全国を廻るので、これからみられる方もいらっしゃるかな?


あ、そうえいば、院展の作品の中で、国立新美術館のロビーに光が入ってくる様子を題材にした菅原美恵子さんの「硝子のシンフォニー」も素敵でした。


猫虫。

2008-09-10 | にゃんこ
先日、道を歩いていて、でっかい芋虫を踏みそうになりました。

葉っぱかと思って踏む寸前に「あ!動いてる!」とあやうくこけそうになりつつよけたの。

駅の近くの狭い歩道を横断中でした。
8センチぐらいの馬鹿でかい、緑色で黄色い角のあるやつ。

蛾の幼虫かなあ・・・
どっから来たんだ、このコンクリートジャングルに・・・

びっくりしつつ2~3歩よろよろ歩いてふりむいたら、芋虫は自転車に轢かれそうになっていた。
次に歩いてくるサラリーマンも踏みそうになって、1センチぐらいでセーフ。

見てるうちに踏まれたらつぶれちゃうとどきどきして、あわててもどって、芋虫またいで仁王立ち。
「この芋虫をつぶす気なら、私が先だ! 私の死体を超えていけ!」と手をグーにして叫びました。(←無用なからいばり)

でもどうすればいいの?

木の枝とかないかと探したけどなにも落ちてないので、近くのひょろひょろの雑草を引っこ抜いて、それにつかまらせて誘導しようと思ったけど、芋虫のヤツったらメタボで重過ぎて、雑草がちぎれてしまう。
しかも人がたくさん歩いてくるので、そのど真ん中で仁王立ちしているjesterはものすごく邪魔で迷惑な人。jesterが踏み潰されそうです。
(芋虫が踏まれないように立ってるとは誰も思わんもんなあ・・・)

とっさにティッシュをだして、目をつぶってヤツをひっつかむ。
うぎ~~むちむちしててずっしり重くてめちゃくちゃ気持ちワリイ!
しかも、ヤツ、暴れる!! 暴れる!! いきがいい!

ひ~~ 助けようとしてるんだってバ!
そんなびちびちもがくと、横断歩道の真ん中で落ちちゃうよ~~
(汗)(汗)(汗)

びちびちと手の中で暴れるヤツを片手に、近くの公園まで疾走し、適当な茂みに解放するまでの時間の長かったこと・・・



で、家に帰ってその話を家族Aにしたところ、
「虫が嫌いなくせに、なんで芋虫なんて助けたんだ? 踏めばいいのに」

 
なんてひどい男なんだ、と憤慨しましたが・・・・

よく考えるとわたくしも、なんでティッシュ越しとはいえ手で引っつかんでまで助けたんでしょう・・・

まあ、いろいろおせっかいはするjesterですけど・・・

今考えると、かなり怖い行為で、背中にサブイボがでる・・・

それに、芋虫たすけても、地獄に落ちた時、天国から糸をたらしてくれないしねえ・・・


しばらく考えていてわからず、忘れてましたが、先ほどふとロッタをみて

解けました。

こいつだよ・・・・



いつも狭い、人通りの多い廊下のトイレのドアの前などでごろんところがってハラを出して寝ているやつ。
キョンシーみたいなかっこしちゃって・・・・

いつか踏まれるぞ!
安心しすぎ!!

わたしがよろけることだってあるし、寝ぼけた家族Bとか、酔っ払って帰宅した家族Aとか、踏まれたらどうするんだ~
と、いつもどきどきしながら横を通っていたのでした。

似てるんです、あの芋虫に。

シッポが角に見えるし。

思わず助けたのは、この酷似がさせたものだとおもわれます。
ハラのムチムチ度もかなり似てます。



あの芋虫ちゃん、しっかり成長して蛾になって飛んできてくれるかしら。

       

(それはお断りです。)

(あ、でもガンダルフの使い魔の蛾みたいに、塔のテッペンに閉じ込められたらSOSを誰かに伝えに行ってくれるかもね!)


猫・マッサージ

2008-09-04 | にゃんこ
ネズミが一般家庭にあまり生息していない現代では猫は「可愛いけど役に立たない動物」という定説がありますが、実はマッサージ師としてとっても有能なんですよ~

証拠動画(You tube より 真ん中の三角をクリックしてください);




うちのロッタも時々もみもみしてくれます。

しかし問題は、もんでくれるのが、患者さんの凝ったところではなくて、あくまで自分がもみ心地のいい柔らかいところで、しかも爪を立ててやるということ。


jesterの場合、一番もんでくれるのは、はらです。
はらはこりません・・・・

もともと、お母さん猫のおっぱいを吸うときに仔猫がもみもみするのですが、そんな気分になったときについついやってしまうらしいです。

猫の中にはおっぱいに見立てて、セーターの毛玉などをちゅっちゅと吸うやつもいます。

しかもかなり爪を立ててやるので結構痛い。

うまいことロッタをしこんで、パンパンに張った肩とかふくらはぎとか、猫の柔らかい肉球でマッサージして欲しいな~ そしたらどんなに癒されることか・・・と夢見てますが、う~む、まずあのつめを何とかしないといかんなあ・・・


しかし、この動画のマッサージ猫ちゃん、アメショーだとしてもかなり「つり目」ちゃんですね。
最初CG処理されてるのかと思いました。
笑ってるみたい。

そしてゆっくりゆっくりもんでいるので、スローモーションかとも。
でも後ろの窓を流れている車の動きを見るとスローモーションじゃないのよねえ~

おかしなヤツだ!

バイバイ、夏。

2008-09-01 | a day of my life
このところ、南国のような突然のスコールに驚かされつつも、夜明け方には秋風を感じて嬉しくなります。

などとのんびり気候のご挨拶なんかしておりますが、すっかり夏を満喫して、のらのらと放浪しておりまして、パソコンの前から離れておりました。

ご無沙汰でございます。

なのに、毎日来てくださった方がいらしたようで、ありがとうございます

写真はjester反省の図。

(後記;当局からのご指導により(嘘)削除しました(爆))

パジャマ姿から漏れ出る醜い肉体をさらしてごめんなさい。
(いいのか?)
(即、削除する予定。)

見ていただきたいのは下部分ではなく、上でくつろいで寝ながらさりげなく爪を研いでいるおばかな猫のほうです。

相変わらず、人間、猫ともに何を考えているのかよくわからない人たちです。
(自分だろう!)