ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

いつか行ってみたい花の庭 『武市の夢の庭』  北海道紋別郡 『陽殖園』

2017-02-07 | 読書
白樺の梢をふき渡る風、蜂の羽音。
むせ返るような緑と咲き乱れる花の香り。



いつか行ってみたいと思う花のお庭が北海道紋別郡にあります。

高橋武市さんが一人で作られた『陽殖園』です。



高橋さんのことを知ったのは、

武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)
武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)


『武市の夢の庭』を読んで。


昭和16年、貧しい農家に生まれた彼は、小さな頃から花が好きで、父親に農作地を少し分けてもらって花を植えていました。

そして、それを家計を支える野菜売りのかごに挿して背中に背負い、山を越えて町まで売りに出たとき、野菜より高く売れたのが中学2年の時。

小学4年生から水汲みや、ウサギを罠で捕まえて皮をはぎ売るなど、家計を支える仕事をしていた武市さん。

「花は野菜より金になる」と気がつきます。


貧しい農家でしたが、中三の時の修学旅行に武市さんを行かせてやりたいと、父が仔馬を売って得た3000円を武市さんに渡すと、

「この金で種や苗を買いたい」と武市さんはいい、親を説得します。

そしてこの3000円を元手に、『武市の夢の庭』は始まっていくのです。



たった一人で土を運び、山を作り、道を作り、池を掘って水を入れ・・・長年にわたる彼の努力で庭は少しずつ形になって行きます。



農薬などは一切使わず、

『植物がそこで自分で生きていける方法、それをいつも考えているんだ』という武市さん。



いろいろな困難を経てできた彼の庭は、ターシャ・チューダーの庭にも優るとも劣らない素晴らしい庭になりました。

この本、写真がとにかく素晴らしく、(上の写真は、本書から私が写したものですが、きれいに撮れてなくてすみません・・・・)

眺めているだけでまるで『武市の夢の庭』を訪れているかのような心地にさせられますが、


・・・でもいつか、ここに行ってみたいと、また一つjesterの「夢ノート」の項目が増えるのでした。



陽殖園 

住所 〒099-5601 紋別郡滝上町あけぼの町
電話 0158-29-2391
開園期間 4月29日~9月最終日曜日
開園時間 10時~17時(15時までに入園。)
入園料 800円









萩尾望都さんの ポーの一族 再開第二話掲載の月刊フラワーズ、ゲット!

2017-02-02 | 漫画
月刊flowers(フラワーズ) 2017年 03 月号 [雑誌]
月刊flowers(フラワーズ) 2017年 03 月号 [雑誌]


コメント欄にて教えていただいた、フラワーズ三月号、無事ゲットしました。

去年に始まった、萩尾望都さんの『ポーの一族』の続編。

40年ぶりの再開です。

その第2話が載っている雑誌がもう発売されてるよ、とコメント欄でお友達に教えていただきました。

(ARYちゃん、ありがとう!!)

それで近所の本屋に行くと、「売り切れです」

えええ!

というわけで、一駅先の本屋へ。

無事ゲットしました。



今月からは連続連載されるようです。

おまけに「チケットホルダー」が付いていました。




最近漫画は単行本になってからしか読まなくなって久しいので、見開きのドアップとか見ると、その大きさにびっくりしてしまいます。

でもこの大きさで読まれることを想定して、漫画家さんは書くのよね~(汗

ARYちゃんと「しかし萩尾さん以外は知らない漫画家さんが多くて・・・」などと嘆いておりましたが、来月号は吉田秋生さんの『海街diary』が載るようです。