先日、道を歩いていて、でっかい芋虫を踏みそうになりました。
葉っぱかと思って踏む寸前に「あ!動いてる!」とあやうくこけそうになりつつよけたの。
駅の近くの狭い歩道を横断中でした。
8センチぐらいの馬鹿でかい、緑色で黄色い角のあるやつ。
蛾の幼虫かなあ・・・
どっから来たんだ、このコンクリートジャングルに・・・
びっくりしつつ2~3歩よろよろ歩いてふりむいたら、芋虫は自転車に轢かれそうになっていた。
次に歩いてくるサラリーマンも踏みそうになって、1センチぐらいでセーフ。
見てるうちに踏まれたらつぶれちゃうとどきどきして、あわててもどって、芋虫またいで仁王立ち。
「この芋虫をつぶす気なら、私が先だ! 私の死体を超えていけ!」と手をグーにして叫びました。(←無用なからいばり)
でもどうすればいいの?
木の枝とかないかと探したけどなにも落ちてないので、近くのひょろひょろの雑草を引っこ抜いて、それにつかまらせて誘導しようと思ったけど、芋虫のヤツったらメタボで重過ぎて、雑草がちぎれてしまう。
しかも人がたくさん歩いてくるので、そのど真ん中で仁王立ちしているjesterはものすごく邪魔で迷惑な人。jesterが踏み潰されそうです。
(芋虫が踏まれないように立ってるとは誰も思わんもんなあ・・・)
とっさにティッシュをだして、目をつぶってヤツをひっつかむ。
うぎ~~むちむちしててずっしり重くてめちゃくちゃ気持ちワリイ!
しかも、ヤツ、暴れる!! 暴れる!! いきがいい!
ひ~~ 助けようとしてるんだってバ!
そんなびちびちもがくと、横断歩道の真ん中で落ちちゃうよ~~
(汗)(汗)(汗)
びちびちと手の中で暴れるヤツを片手に、近くの公園まで疾走し、適当な茂みに解放するまでの時間の長かったこと・・・
で、家に帰ってその話を家族Aにしたところ、
「虫が嫌いなくせに、なんで芋虫なんて助けたんだ? 踏めばいいのに」
なんてひどい男なんだ、と憤慨しましたが・・・・
よく考えるとわたくしも、なんでティッシュ越しとはいえ手で引っつかんでまで助けたんでしょう・・・
まあ、いろいろおせっかいはするjesterですけど・・・
今考えると、かなり怖い行為で、背中にサブイボがでる・・・
それに、芋虫たすけても、地獄に落ちた時、天国から糸をたらしてくれないしねえ・・・
しばらく考えていてわからず、忘れてましたが、先ほどふとロッタをみて
解けました。
こいつだよ・・・・
いつも狭い、人通りの多い廊下のトイレのドアの前などでごろんところがってハラを出して寝ているやつ。
キョンシーみたいなかっこしちゃって・・・・
いつか踏まれるぞ!
安心しすぎ!!
わたしがよろけることだってあるし、寝ぼけた家族Bとか、酔っ払って帰宅した家族Aとか、踏まれたらどうするんだ~
と、いつもどきどきしながら横を通っていたのでした。
似てるんです、あの芋虫に。
シッポが角に見えるし。
思わず助けたのは、この酷似がさせたものだとおもわれます。
ハラのムチムチ度もかなり似てます。
あの芋虫ちゃん、しっかり成長して蛾になって飛んできてくれるかしら。
(それはお断りです。)
(あ、でもガンダルフの使い魔の蛾みたいに、塔のテッペンに閉じ込められたらSOSを誰かに伝えに行ってくれるかもね!)