池井戸さんのご本といえば、なんといっても直木賞をとった
下町ロケット
を読んだ方が多いのでは。
中小企業とそれを食い物にする大企業の攻防の嵐の中で、自分の生きる道を、ものつくりを通して見つめていく感動作でしたね♪
でも今回のレビューは
ロスジェネの逆襲
でございます。
半沢く~~ん、ウエルカム・バック!!!
なんてなれなれしく「くん」と呼んでしまうのは、三部作の最初から読んでいるから。
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
2作目の最後で、銀行から出向させられた半沢君がどうなるのか・・・
待っておりました、3作目!!
その期待を裏切らない面白さでした!
このブログにいらっしゃる方は、たぶんファンタジーとか児童文学とかミステリーがお好きな方が多いかもしれません。
そういう本のレビューが多いですし。(そうか?)
jesterは雑本読みで、字が書いてあればジャンルを問わずなんでも読んじゃう活字中毒者なので、とりあえず本屋さんで気になった本は手に取ってしまいます。
でもレビューを書こうかなと思うのは、その中のほんとに100分の1ぐらい。
そして企業小説は、あんまり興味なし・・・かな?
積極的に買ったりはしません。
しかもこのお話、M&Aとか、金融業界の裏側が書かれていて、共感できる女性は出てこない、つうか、出てくるのはほんの二人(爆
(半沢君の奥さんのはなさんと、平山美幸だけ・・・だった気がする。しかも二人とも嫌な奴!)
男だけの世界の、銀行だの企業の裏話の、どこが面白いんじゃ~~!!
・・・これがめちゃくちゃおもしろいのです・・・
ま、三作目の最初は、IT企業の電脳雑技集団とか東京スパイラルとかフォックスとかコペルニクスとかいっぱい会社が出てきて、どれがどれだかわからん状態に・・・
でも我慢して読んでいくと、われらが半沢君が、またもやかっこよく・・・・
あのしいたげられた半沢君が・・・・
半沢はいった。「――― やられたら倍返しだ」 p44
かっこえ~~!!
まあ、ほとんどが会話で話がすすみ、難しい法務関連とかはちゃんと説明してくれるし、わからない部分は適当に読み飛ばしても話が通じるので、全体的にはとても読みやすいです。
著者の池井戸さんは慶応卒で某銀行員だったおかたで、半沢君も慶応卒の銀行員。
半沢君は自分の半身、またはなりたかった自分なのかもしれませんね。
「銀行なんて体のいいやくざだ!」
なんていわれると、そっか?と思いますが、
「そんな理屈が通る相手じゃない。自分たちを正当化するのは銀行員の特技だからな」 P212
とか
「知恵でかなわなきゃ、人事権にものをいわせてポストから引きずり降ろす。それが銀行のやり方ですか」 P294
とかとにかく銀行についてめちゃくちゃいってます。
実は…
jesterの身内にも銀行員がおります。
誰とは言いませんが。
ある日、「○○さんっていい人だよね~」(○○さんは同僚の銀行員)とjesterが申しますと、
「・・・銀行員にいい人なんていねえよ」
と、ぼそっともうしておりました・・・・
(そういう君も銀行員!)
今回も半沢君は、大量のすんごい悪い銀行員たち(爆)を相手に、やってくれるのであります。
読んですっきり、ああいい気分♪
できれば、一作目から半沢君の活躍をお楽しみくださいませ♪
下町ロケット
を読んだ方が多いのでは。
中小企業とそれを食い物にする大企業の攻防の嵐の中で、自分の生きる道を、ものつくりを通して見つめていく感動作でしたね♪
でも今回のレビューは
ロスジェネの逆襲
でございます。
半沢く~~ん、ウエルカム・バック!!!
なんてなれなれしく「くん」と呼んでしまうのは、三部作の最初から読んでいるから。
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
2作目の最後で、銀行から出向させられた半沢君がどうなるのか・・・
待っておりました、3作目!!
その期待を裏切らない面白さでした!
このブログにいらっしゃる方は、たぶんファンタジーとか児童文学とかミステリーがお好きな方が多いかもしれません。
そういう本のレビューが多いですし。(そうか?)
jesterは雑本読みで、字が書いてあればジャンルを問わずなんでも読んじゃう活字中毒者なので、とりあえず本屋さんで気になった本は手に取ってしまいます。
でもレビューを書こうかなと思うのは、その中のほんとに100分の1ぐらい。
そして企業小説は、あんまり興味なし・・・かな?
積極的に買ったりはしません。
しかもこのお話、M&Aとか、金融業界の裏側が書かれていて、共感できる女性は出てこない、つうか、出てくるのはほんの二人(爆
(半沢君の奥さんのはなさんと、平山美幸だけ・・・だった気がする。しかも二人とも嫌な奴!)
男だけの世界の、銀行だの企業の裏話の、どこが面白いんじゃ~~!!
・・・これがめちゃくちゃおもしろいのです・・・
ま、三作目の最初は、IT企業の電脳雑技集団とか東京スパイラルとかフォックスとかコペルニクスとかいっぱい会社が出てきて、どれがどれだかわからん状態に・・・
でも我慢して読んでいくと、われらが半沢君が、またもやかっこよく・・・・
あのしいたげられた半沢君が・・・・
半沢はいった。「――― やられたら倍返しだ」 p44
かっこえ~~!!
まあ、ほとんどが会話で話がすすみ、難しい法務関連とかはちゃんと説明してくれるし、わからない部分は適当に読み飛ばしても話が通じるので、全体的にはとても読みやすいです。
著者の池井戸さんは慶応卒で某銀行員だったおかたで、半沢君も慶応卒の銀行員。
半沢君は自分の半身、またはなりたかった自分なのかもしれませんね。
「銀行なんて体のいいやくざだ!」
なんていわれると、そっか?と思いますが、
「そんな理屈が通る相手じゃない。自分たちを正当化するのは銀行員の特技だからな」 P212
とか
「知恵でかなわなきゃ、人事権にものをいわせてポストから引きずり降ろす。それが銀行のやり方ですか」 P294
とかとにかく銀行についてめちゃくちゃいってます。
実は…
jesterの身内にも銀行員がおります。
誰とは言いませんが。
ある日、「○○さんっていい人だよね~」(○○さんは同僚の銀行員)とjesterが申しますと、
「・・・銀行員にいい人なんていねえよ」
と、ぼそっともうしておりました・・・・
(そういう君も銀行員!)
今回も半沢君は、大量のすんごい悪い銀行員たち(爆)を相手に、やってくれるのであります。
読んですっきり、ああいい気分♪
できれば、一作目から半沢君の活躍をお楽しみくださいませ♪