つづきです。
なぜアメリカンイングリッシュをお勧めするか。
理由は簡単で、日本人が中学校、高校と習うのは「アメリカンイングリッシュ」だから。
一番耳慣れているので、というのがその理由。
小さい頃から少しでも聞いているほうが、一から始めるより楽デス。
また、
世界的にも一番流通しているのがアメリカ英語であると思われます。
どこの国でも通じやすいし、スタンダード。
一端身に付けてしまえば、他のなまり(イギリスやオーストラリアの)の英語も分かるようになるので、まず自分がしゃべる英語としては、アメリカ英語かな、と思うのです。
もちろん、この先イギリスに留学したい、とか、大好きな俳優さんがオージーなので、ぜひオーストラリア英語を理解できるようになりたい、とかいう明確な理由がある場合は別デス。
スタンダードなイギリス英語は『クイーンズイングリッシュ』といわれて、
品のいい英語とされてます。
家族Bの友達がしゃべってるのを聞いても、やっぱりクイーンズイングリッシュは綺麗デス。
RとかAの音が上品で、歯切れがいいし、イントネーションも飄々とした感じ。
家族Bは小さい頃からイギリス人のチューターをつけたりしていたし、イギリス領の国にいた時間が長く、友達でもイギリス人が多いので、イギリス英語もしゃべれますが、アメリカンスクールに通っていたので、基本的にはアメリカ英語を使うことが多いみたい。
イギリス人がクイーンズイングリッシュを話すのはいいのですが、たとえばアメリカ人がクイーンズイングリッシュで話していると、「すかしてる」感じがすることもままあるようデス。
かっこつけてるっていうか。
まあ、それなりの上流階級出身で、オクスフォードに留学してました、なんていう人は問題ないのかもしれませんが・・・
でもあまり聞いたことはないですね。ふざけているとき以外は。
でも日本人がクイーンズイングリッシュを流暢にしゃべるのなら「おおお~~」って感じかな。
ただし
『流暢にしゃべれるなら』って一言付け加えちゃいたくなりますが・・・。
でもって、ここだけの話ですが、オーストラリア英語は・・・・
はっきり申し上げますと、明確な目的がある以外は、これから世界に羽ばたく人が身に付ける英語としてはどうかな、と思います。
とくにオーストラリア以外の国にも行きたい、と思っている方には・・・・。
とりあえずはやっぱりアメリカ英語がお勧めかな。
これはjesterの偏見、といわれればそれまでなんですけれど、オーストラリア英語は世界的にはちょっと「田舎のなまり扱い」とでも申しましょうか・・・・そんなイメージがあります。
ま、ぶっちゃけた話、よその国ですごいオージーなまりで話していると、それを聞いてて陰で笑うような人もいるんですよ。
いや笑われたっていいのです!
あの、オーストラリアの素朴~~な明るい人たち、わたし大好き!!でもって、いつか移住するならオーストラリアがいいなあ~~なんて思うぐらいなんです。
なんか歴史の重圧がない分、人の考え方が開放的だし、日本人を差別するような意識が少ないと思います。
対日感情がいいのですよ。オーストラリアで嫌な思いした事はあまりありません!(でも悲しいことに
少しはありますが・・・)
よそ者にオープンで、その上アメリカ人ほど荒れたりすれたりしてないところも好きデス。
土地柄か、じめじめとした感じがなくて、私は
本当にオーストラリア大好き人間なのですけれど。
でもでも、ただ「言語」として考えたとき、オーストラリアに「語学留学」(異文化を知りたくて、というのはいいと思います!)とか、オーストラリア人に英語を習う、というのは・・・・・どうかな~~?
『インドに語学留学』ほどではなくても、jester的には考えてしまいます。
外国人が、日本語を習うのに、地方でもお勉強は出来ます。
人がよくて、物価が安くて、空気もよくて、いいことはたくさんありますよね。
でも、日常生活の中で日本語を実際に使う場面で、ローカルな人は土地の方言(そこでしか使わない単語とかイントネーション)を使うから、その意味も憶えなくてはいけないし、それを「日本語だ」と思っても、日本のほかのところでは通じないことがあります。だから、最初に勉強するなら、できたら標準語が使われている地域のほうがいいかな? というぐらいの感じです。
(日本の語学学校でも、オージーはネイティブの先生として一杯いるらしいですが、そういう場合はなまりを矯正してらっしゃるのでしょうね・・・・。
むかし、英語のネイティブが数少なくて、フィリピン人やインド人がネイティブとして英語を教えているって聞いたことがありましたけれど・・・。
ま、ちょっとした会話ならいいのかなあ・・・・
海外で暮らしたことがない日本人の先生よりはましか?
)
ま、オージーだってシドニーではタスマニアから来た人を「あのタスマニアなまりのひどいイナカッペ」なんて陰で笑ましたから・・・(実話)
日本から見たら、シドニーだってタスマニアだって、同じオーストラリアだってば~~
とまあ、ごちゃごちゃ細かいことを言ってきましたが、突っ込みどころ満載のお話になってきてしまいました。変なこといってたらごめんなさ~~い!
しかしこれ以上なまりについていろいろ細かいことを書いても長くなるだけなので、概要だけ書いて、この辺で次に進みますね。
今まで書いたことは、
初心者が日本で英語の耳慣れにDVDを選ぶとき、という前提のもと ということでご了承くださいませ。
しかも、「jesterが思うのには」、ということなので、ほかの意見がある方ももちろんいらっしゃると思いますデス。
で、
具体的にどんなDVDがお勧めか。
たとえばこれなんかいかがでしょう?
詳しくは・・・また続きます・・・・・