マンガ大好きjesterですが、このところ、読む漫画家さんが決まっていて、新しい著者のものを試すチャンスはあまりありません。
月刊誌とか週刊誌とかは読まないので、単行本しか買わないからです。
なので、どなたかに貸していただいて好きになったりする以外は、
(iguさん、みとっち、ありいちゃん、そのほかの漫画を貸してくださる方々、いつもありがとう!)
お気に入りの漫画家さんの描いたものを「作家買い」しております。
でも私のお気に入りの漫画家さんたちは、最近あまり描かなくなってきていて・・・・
(だって一緒に育ってきた萩尾望都さんとか大島弓子さんとか山岸涼子さんとか竹宮景子さんとかは・・・かなりベテランということもあって、無茶な連載とかしなくなってきてるし・・・)
その中で買い続け、本棚に置いて読み続けてるのは何と言っても「三月のライオン」!
3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)
(かわいい表紙なので大きな画像で!)
なぜ「羽海野」で「ウミノ」と読むのか、不思議ですが・・・・
『ハチミツとクローバー』からのお付き合いですが、本作では、零くんの将棋だけでなく、いじめや恋愛、家族問題も絡めて、11巻になっても全く減速せず、大人も楽しめる作品。
そして最近はこの方も
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)
『エマ』からお世話になってる森薫さん。
『乙嫁』は、途中の双子が出てくる辺でちょっと淀みましたが、また話がすすみ、ハラハラし続けてます。
中央アジアの生活に思いをはせながら読めます。
細やかに手仕事を描くかと思えば、割とクールな動物観や人が死ぬ戦闘シーンもきっちり描きこんでくれるのが嬉しいです。
でもって、ロンドンで、その辺にあった家族B のキンドルで読んだのがこちら。
(奴は私が買って持って行ってあげた日本のアマゾンにつながるキンドルで漫画を買いまくっておった。
で、ロンドンの地下鉄の中で堂々と読んでるらしい。
日本では電車の中で漫画読むのは恥ずかしいとか言ってたくせに。)
かくかくしかじか 1
東村アキコさんの『かくかくしかじか』
数々の賞を受けているとはつゆ知らず、「絵柄はそれほど好きなタイプじゃないな」、と思いつつ暇だったので読み始め・・・・
半徹で全巻読了!
今は漫画家として活躍している東村さんが、宮崎県で高校生だった頃、美大を目指して入った『絵画教室』で出会った先生とのほろ苦い思い出を私小説(というか私漫画か・・・エッセイ漫画とかいう?)的に描いてます。
油絵を志してるふりをしながら、実は漫画を描こうとおもいつつ、描けずに・・・・
卒業しても、勤めを始めるアキコさん。どうなるのか・・・
全体にコミカルな描き方なのに 本当は調子者で残酷で冷たい『若さ』というもの
を掘り下げるのがテーマ・・・なのかな。
最後まで読むと、本当はちょっと重いテーマで後味がすっきりとは言えないけれど・・・・全体にちりばめられたギャグに救われていて、そして今を悔いなく生きて日常を大切にしようという気持ちになります。
とにかく絵画教室の先生である日高健三先生が魅力的すぎ!
「天才だ!ってほめられちゃうかも?」とアキコがわくわく脳天気に向かった絵画教室では、しょっぱなから
(以下ネタバレ画像・・・・・ )
絵を竹刀で殴るどころか、上手く描けない生徒本人をビシバシ竹刀でなぐり、泣かせ!?
楽しみで絵を習いに来ているおじいさんには、デッサンのために、ずっとティッシュの箱を描かせつづけ?!
こんな美術教師なんて、とんでもない・・・と思える日高先生は、実は・・・・
(この先は読んでのお楽しみ・・・読み進むにつれてじわじわとくるパラダイムシフトがたまりません・・・)
(ちなみに日高先生は実在の先生です。五巻の最後に写真も・・・・)
青春の頃、絵を描いていた人、漫画家を志していた人、美大へ行った人・・・・
そして『自分の青春時代を思い出すと恥ずかしくて頭を抱えたくなる大人』全員に読んでほしい漫画なんです・・・・(もちろんjesterも・・・)
ロンドンから帰って、すぐに
かくかくしかじか コミック 全5巻完結セット (愛蔵版コミックス)
全巻セット(愛蔵版コミックス)を買ってしまいました。
だって紙の本でじっくり読みたかったんだも~~ん!
(キンドルだと持ち歩きが超楽だし、保管場所をとらなくてすごくいいけど、漫画を読むのにはちょっと画面が小さい。
もちろん拡大しつつ読めるけど、各ページを拡大しつつ読むのがめんどうくさい・・・・
カラーページが白黒でしか見えない・・・・
というわけで、お気に入りの漫画をじっくり読むのにはやっぱり紙の本です♪)
その後、東村さんにはまり、
ママはテンパリスト コミック 全4巻完結セット (愛蔵版コミックス)
彼女がブレイクした、絶対笑える子育て漫画、『ママはテンパリスト』(あくまで自虐ギャグ!)や
海月姫 コミック 1-15巻セット (KC KISS)
クラゲ好きの腐女子が主人公なのに、講談社漫画賞少女部門受賞しちゃって、アニメにもなった『海月姫』や、
[まとめ買い] 東京タラレバ娘
コメディかと思いきや、読むうちに現代の東京を生きる女性の悩みをリアルに描いて胸がギュッとなる傑作の「東京タラレバ娘」
(この人、ギャグとシリアスのちりばめ方のテンポが絶妙です♪)や、
雪花の虎 1 (ビッグコミックス)
えええ! 上杉謙信?
そんなものまで描いちゃうんだ!!!
しかも実は女?!
とびっくりした現在連載中の『雪花の虎』まで、・・・次々に東村さんにはまりまくってる今日この頃です。
ワクワクしつつ、次は何かなと本屋(アマゾンの時もあるけど)に行くのが本当に楽しみ♪
ほんとにこの人、人間観察が鋭くて、賢い人なんだなあ~と思いつつ読んでます。
小さなエピソードも取りこぼしなく丁寧に拾い、細部を描きこむことで人間の心のひだを繊細に描いていく・・・・
そう、『人間観察の鋭さ!』これにつきます。
私にとってはだけど、少し絵がなんでも、やっぱり何が描きたいか、つまるところストーリーなんだよな、漫画って。
うんうん。
いや、もちろん絵も大切だけど。
でもってやっぱりマイベストは『かくかくしかじか』かなあ・・・・
さすが第8回マンガ大賞だけじゃなくて、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞まで受賞しちゃっただけある。
なんか『描ける歓び』を感じさせてくれて、しかも『若さ』の残酷さをほろ苦~~~く味わわせてくれるので、ロンドンでのお気に入り、ロココチョコレートのSea solt なんかかじりつつ、読み返しておりまする。
月刊誌とか週刊誌とかは読まないので、単行本しか買わないからです。
なので、どなたかに貸していただいて好きになったりする以外は、
(iguさん、みとっち、ありいちゃん、そのほかの漫画を貸してくださる方々、いつもありがとう!)
お気に入りの漫画家さんの描いたものを「作家買い」しております。
でも私のお気に入りの漫画家さんたちは、最近あまり描かなくなってきていて・・・・
(だって一緒に育ってきた萩尾望都さんとか大島弓子さんとか山岸涼子さんとか竹宮景子さんとかは・・・かなりベテランということもあって、無茶な連載とかしなくなってきてるし・・・)
その中で買い続け、本棚に置いて読み続けてるのは何と言っても「三月のライオン」!
3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)
(かわいい表紙なので大きな画像で!)
なぜ「羽海野」で「ウミノ」と読むのか、不思議ですが・・・・
『ハチミツとクローバー』からのお付き合いですが、本作では、零くんの将棋だけでなく、いじめや恋愛、家族問題も絡めて、11巻になっても全く減速せず、大人も楽しめる作品。
そして最近はこの方も
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)
『エマ』からお世話になってる森薫さん。
『乙嫁』は、途中の双子が出てくる辺でちょっと淀みましたが、また話がすすみ、ハラハラし続けてます。
中央アジアの生活に思いをはせながら読めます。
細やかに手仕事を描くかと思えば、割とクールな動物観や人が死ぬ戦闘シーンもきっちり描きこんでくれるのが嬉しいです。
でもって、ロンドンで、その辺にあった家族B のキンドルで読んだのがこちら。
(奴は私が買って持って行ってあげた日本のアマゾンにつながるキンドルで漫画を買いまくっておった。
で、ロンドンの地下鉄の中で堂々と読んでるらしい。
日本では電車の中で漫画読むのは恥ずかしいとか言ってたくせに。)
かくかくしかじか 1
東村アキコさんの『かくかくしかじか』
数々の賞を受けているとはつゆ知らず、「絵柄はそれほど好きなタイプじゃないな」、と思いつつ暇だったので読み始め・・・・
半徹で全巻読了!
今は漫画家として活躍している東村さんが、宮崎県で高校生だった頃、美大を目指して入った『絵画教室』で出会った先生とのほろ苦い思い出を私小説(というか私漫画か・・・エッセイ漫画とかいう?)的に描いてます。
油絵を志してるふりをしながら、実は漫画を描こうとおもいつつ、描けずに・・・・
卒業しても、勤めを始めるアキコさん。どうなるのか・・・
全体にコミカルな描き方なのに 本当は調子者で残酷で冷たい『若さ』というもの
を掘り下げるのがテーマ・・・なのかな。
最後まで読むと、本当はちょっと重いテーマで後味がすっきりとは言えないけれど・・・・全体にちりばめられたギャグに救われていて、そして今を悔いなく生きて日常を大切にしようという気持ちになります。
とにかく絵画教室の先生である日高健三先生が魅力的すぎ!
「天才だ!ってほめられちゃうかも?」とアキコがわくわく脳天気に向かった絵画教室では、しょっぱなから
(以下ネタバレ画像・・・・・ )
絵を竹刀で殴るどころか、上手く描けない生徒本人をビシバシ竹刀でなぐり、泣かせ!?
楽しみで絵を習いに来ているおじいさんには、デッサンのために、ずっとティッシュの箱を描かせつづけ?!
こんな美術教師なんて、とんでもない・・・と思える日高先生は、実は・・・・
(この先は読んでのお楽しみ・・・読み進むにつれてじわじわとくるパラダイムシフトがたまりません・・・)
(ちなみに日高先生は実在の先生です。五巻の最後に写真も・・・・)
青春の頃、絵を描いていた人、漫画家を志していた人、美大へ行った人・・・・
そして『自分の青春時代を思い出すと恥ずかしくて頭を抱えたくなる大人』全員に読んでほしい漫画なんです・・・・(もちろんjesterも・・・)
ロンドンから帰って、すぐに
かくかくしかじか コミック 全5巻完結セット (愛蔵版コミックス)
全巻セット(愛蔵版コミックス)を買ってしまいました。
だって紙の本でじっくり読みたかったんだも~~ん!
(キンドルだと持ち歩きが超楽だし、保管場所をとらなくてすごくいいけど、漫画を読むのにはちょっと画面が小さい。
もちろん拡大しつつ読めるけど、各ページを拡大しつつ読むのがめんどうくさい・・・・
カラーページが白黒でしか見えない・・・・
というわけで、お気に入りの漫画をじっくり読むのにはやっぱり紙の本です♪)
その後、東村さんにはまり、
ママはテンパリスト コミック 全4巻完結セット (愛蔵版コミックス)
彼女がブレイクした、絶対笑える子育て漫画、『ママはテンパリスト』(あくまで自虐ギャグ!)や
海月姫 コミック 1-15巻セット (KC KISS)
クラゲ好きの腐女子が主人公なのに、講談社漫画賞少女部門受賞しちゃって、アニメにもなった『海月姫』や、
[まとめ買い] 東京タラレバ娘
コメディかと思いきや、読むうちに現代の東京を生きる女性の悩みをリアルに描いて胸がギュッとなる傑作の「東京タラレバ娘」
(この人、ギャグとシリアスのちりばめ方のテンポが絶妙です♪)や、
雪花の虎 1 (ビッグコミックス)
えええ! 上杉謙信?
そんなものまで描いちゃうんだ!!!
しかも実は女?!
とびっくりした現在連載中の『雪花の虎』まで、・・・次々に東村さんにはまりまくってる今日この頃です。
ワクワクしつつ、次は何かなと本屋(アマゾンの時もあるけど)に行くのが本当に楽しみ♪
ほんとにこの人、人間観察が鋭くて、賢い人なんだなあ~と思いつつ読んでます。
小さなエピソードも取りこぼしなく丁寧に拾い、細部を描きこむことで人間の心のひだを繊細に描いていく・・・・
そう、『人間観察の鋭さ!』これにつきます。
私にとってはだけど、少し絵がなんでも、やっぱり何が描きたいか、つまるところストーリーなんだよな、漫画って。
うんうん。
いや、もちろん絵も大切だけど。
でもってやっぱりマイベストは『かくかくしかじか』かなあ・・・・
さすが第8回マンガ大賞だけじゃなくて、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞まで受賞しちゃっただけある。
なんか『描ける歓び』を感じさせてくれて、しかも『若さ』の残酷さをほろ苦~~~く味わわせてくれるので、ロンドンでのお気に入り、ロココチョコレートのSea solt なんかかじりつつ、読み返しておりまする。