ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

小石川 後楽園の 涵徳亭美都屋

2009-02-28 | グルメ
春に咲く花の中で特に好きなのが梅で、その香り、寒さの中で一番に春の到来を教えてくれる可憐で清楚な佇まいの花が大好きです。

さて、この冬一番の寒さといわれる日、小雨の中を小石川の後楽園に行きました。
(そんな物好きは私ぐらいのものです。閑散としてました。)

後楽園というと、東京ドームとか遊園地を連想する方が多いかもしれませんが、小石川後楽園ってもともとは水戸藩の中屋敷(後に上屋敷となった)があった所で、あの黄門様が作った庭園があるところなのでありまして、今でも300円払えばその広大なお庭を見る事が出来ます。

飯田橋から歩いていける場所(大江戸線からだと2分ぐらい)にあるこのお庭、ぐるっと歩くと1時間ほどかかる大きさで、中国風の風物を取り入れたものです。

写真はそこに咲いていたしだれ梅。

小さな梅園があるのですが、そのあたり一帯、うっとりするような梅の香りでした。


そして、ここに行ったのは、飯田橋付近で用事のあとに、友人とお昼を食べることになったからでございまして、目標はこのお庭の横にある、涵徳亭美都屋でございました。

お茶会だの句会だのが開かれるので有名な、美しい庭園を窓いっぱいに見られるお店で、元は萱葺の茶室で硝子紙をもって障子としたため「ガラスノ茶屋」と 呼ばれていたのを、享保年間に林信篤が涵徳亭と名づけたんだそうです。

現在の建物は昔のものではないですが、そこそこ古びていて、廊下がかすかにきしむのもいい感じです。

店員さんもなんか勤続30年というような感じの方ばかり。
時間が止まったような場所なんですね。
京都なんかに行くとこういうお店が時々ありますが、東京ではめずらしいと思います。

照明のせいなのか、建物のせいなのか、何となく昭和30年代にタイムスリップしたような気分。
音楽もかかってなくて、静かです。


ここのお昼が実はお手ごろ価格なんでございます。

このお弁当で630円。

今時630円で庭園をみながらこのようなお弁当が食べられるなんて!

携帯で撮ったので写真が悪いのですが、値段にしては品数が多くて豪華な内容です。

他にも630円で関西風のおうどんと鉄火丼のセットとか、いろいろなメニューがあります。

しかし男性には量が少ないんではと思っておりましたら、先日行った時、隣のテーブルの方が「お弁当、大盛り!」と注文なさってました。

そういうのもあるのね。

新日フィルのコンマス、西江辰郎さん

2009-02-20 | 音楽・ミュージカル・コンサート
すみませぬ、しばらくご無沙汰しておりました。

春なので・・・・(殴

jester心ここにあらぬ間に、ご訪問くださっていた方たちに深く感謝致します。



今日は冷たい雨が降る東京ですが、少しずつ春に近づいてくるのを感じますね~~
近所の紅梅だの沈丁花などがうっとりするような香りで、散歩していても嬉しくなります。

しかし風の強い日は外に出ると目がかゆくなってきて、やばい感じも。


さて、先日、宮川彬良さん指揮、新日フィルの「コンチェルタンテⅡ」という題のコンサートに行ってまいりました。

内容は「ファミリーコンサート」という感じで、おしゃべりと小曲でプログラムされた楽しいものでした。

ベートーベンの「悲壮ソナタ第二楽章」をコンチェルト風に編曲したもの、「エリーゼのために」を同じくコンチェルト風で、しかもハリポタみたいな出だしにしたものなど、楽しめました。

しかしjesterが驚いたのはコンマスの辰巳さんがすごいハンサムだったこと。

席がいつも取るのより右よりの前方の席だったこともあって、まじまじと辰巳さんを見てしまいました。

非常に端正な顔だちで優雅なボウイング。
(jesterは何を見に行っているのだ? というのは置いておいて。)

途中宮川さんとのからみで「マンボ!」「アチョ~~~!」の掛け声に、ファーストバイオリンの若き女性たちが、異常にうちわ受けしてずっと笑っていたのに、彼への団員の愛を感じました。

すごく若くして仙台のフィルのコンマスになったので有名な方ですが、これからが楽しみです♪

ちなみにこのコンサート、東京を皮切りに5月から夏にかけて全国を廻る模様。
クラシックをあまり知らない方でも楽しめる構成になっておりますので、お子様と一緒にお出かけになるのにいいかと思われます。