JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

ミニマルチアンテナ NB32X 組立 (1)

2014年10月25日 | 空中線

 タワー系整備作業がが昨日のスチールワイヤーのグリスアップで一段落ついたので今日から WARC バンド用アンテナ (MBX32) の組み立てを始めました。

 取扱い説明書を読んでみると CD 社の取説と比べれば判り易さに少し難があるような気がしますが、充分に説明が記載してあるので組立に際して困るようなことはありませんでした。

 次に気が付いた点は、エレメント用の各パイプはタッピングビスで全て固定するようになっていて、エレメント長は調整不要になっています。
 SWRのカーブがどのようになるか気になるところですが、各バンド幅は 10MHz 帯 (50kHz)、18MHz、24MHz (100kHz) と広くないのでエレメントは固定長で調整不要のようです。

 組立作業にかかる前に部品が揃っているか一通りチェックしますが、エレメント固定用のビス (6角ボルト式、+ネジ式 2種) の説明が判りにくく、数量が不足している?かと思いましたが、どいう訳か2つの袋に分けてあっただけで数は揃っていました。

 先ずは各パイプを接続する前に導電グリスを内側になるパイプに塗り、外側のパイプへ差し込みます。トラップコイルはトップ側・ブーム側がありますので、間違わないようパイプに貼ってあるシールを確認して差し込みます。

 各パイプの固定にはタッピングビスを使用しているので、この穴の部分にも導電グリスを塗布します。

タッピングビスをしっかりとねじ込みます。

 取扱い説明書ではタッピングビスを自己融着テープを巻いて保護するよう指定してあるので、自己融着テープを巻き、その上にビニールテープを巻いてさらに補強して仕上げます。

 エレメントの径が大きいこととエレメント片側 1 本当たりパイプ 4 本+トラップコイル 1 本で 4 本なので、テーピング箇所は 4 カ所× 2(左・右)× 2 エレメント、さらに位相給電用のパイプ 2 ヵ所 × 2 本、計 20 カ所となるので、自己融着テープも丸々 1 本使い切ってしまいました。

 各エレメントやブームそれぞれ完成したので次はアンテナマストへブームを固定し、アンテナエレメントの取り付けと給電ケーブル (8D2V) の引き回し作業になりますが、MB32X はコンパクトなアンテナなので、室内で各エレメントの組み立てを行うことができました。

 

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アンテナエレベーター用 スチールワイヤーのグリスアップを実施

2014年10月23日 | 空中線

 今日は朝から好天なのでアンテナエレベータを吊りあげているスチールワイヤーのグリスアップを実施。
特に最先端部分はグリス切れしており、前々からグリスアップをしなければと思いつつ延び々びになっていた作業です。

 グリスアップのための高所作業を避けるため、まずスチールワイヤーをアンテナエレベータから外してトラムに巻いている余長部分を全て繰り出して地上でグリスアップを実施。

 手前のロープに接続しているところがワイヤーの最先端部です。アンテナエレベータ底部のところから直角に曲げ、水平方向に伸ばしています。なお、タワー最上段のプーリーからワイヤーが外れると面倒なことになるので、ワイヤーが弛まないよう常にテンションを掛けて作業 ( 図 ② の部分 ) を行いました。

 次にタワー途中までブリスアップしながら登ります。( 図 ③ の部分)

 

ドラムでアンテナエレベータワイヤーを定位置まで巻き上げ、図上「高所部のワイヤー」部分が低い位置になるのでドラム側からグリスアップしながら登ります。( 図 ⑤の部分)
以上の作業手順でスチールワイヤーのグリスアップ作業が全て完了です。

 

     グリスアップを完了したスチールワイヤードラム

 

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YS1/NP3J

2014年10月22日 | 新着QSLカード

 中米 YS1/NB3J (El Salvador) から QSL カードが届いてきました。

 

今月 28MHz / RTTY で QSO していたもので、エルサルバドルの 28MHz は Band NEW、RTTY は Mode New になります。

 

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U/V GPアンテナ復活

2014年10月20日 | 空中線

 昨日はローテーターの取付が午前中に終了。午後からはローテーターのコントロールケーブルとU/V GPアンテナの給電線を一緒に架渉するため、GP アンテナを取り付けました。

 GPアンテナの (旧)取付位置は地上高が充分でなかったので、今回は取り付け金具をタワー最上部から数えて 3 段目 (地上約12m) へ移設して改善を図りました。

 一方ケーブル類の架渉は 2 本。U/V GP アンテナ用の 8D-2V (約10kg) はあらかじめ地上で GP アンテナへ接続しておき、タワー 3 段目の取付位置までロープで引き上げてから 2F の無線部屋と結ぶ支線のところへ流し、最終的に ローテーターコントロールケーブルと一緒に支線へ仮止めして無線部屋に引き込んだ。

 次は WARC バンドのトライバンダーの取付作業となるが、アンテナエレベーターの引き上げ用スチールワイヤーがグリス切れしているのでグリスアップを先に済ませてからと考えている。

 

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ローテーター取付完了

2014年10月19日 | 空中線

 ローテーターの整備を終えたのでコントローラとローテータ本体を新しいケーブルで仮接続して試運転。回転音も静かでスムーズに回る。指示角度の確認も0度 ~ ± 180 度まで正常に回転し、プリセット制御も指示どおりに停止します。

 ローテータの回転に異常がないことが確認できたので、タワーの面とアンテナのブーム方向が平行となる角度 (80度) にローテータの向きを合わせて仮接続していたケーブルを外して機能確認終了。

 ローテーター側コネクタの防水処理は自己融着テープで処理するが、今回初めて エフコテープ 1 号 を使用してみた。一般的には緑色パッケージの エフコテープ 2 号 を使用するが、エフコテープ 1 号 は 2 号と同様テープ状なのだが、くぼみ部分に押し込んでパテみたいな使い方ができる。材質は 1 号、2 号ともおなじものなので混ぜて使っても最終的には融着して一体となる。

 

 写真のようにコネクタの根本をクルクルテープを引き伸ばしながら巻き上げて凹面に詰め込んで仕上げており、この後一般的な エフコテープ 2 号 で全体をグルグル巻きにし、最終ビニールテープを巻いてコネクタ部分の防水処理の仕上げとなる。

 上の写真はビニールテープを巻き終わって防水処理の完了したコネクタ部分です。コントロールケーブ(7芯・30m)も今回新しいものに更改しており、午後からケーブルの引き流し作業を行う。

 

 

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