9月中旬から開始した今回のアンテナ更改作業は本日の同軸ケーブル類の引き込みや整理作業を終え無事完了。アンテナ系整備取り換え作業全てが終わりました。
大きく分けると ① U/V 用GPアンテナを高い位置へ移設&同軸ケーブル交換、② 7+14~28MHzトライバンダー、3.5MHzロータリーダイポールの撤去、③ 7MHz、WARCバンドアンテナの新設、④ ローテータケーブルの更改、アンテナエレベータ用スチールワイヤーのグリスアップ作業になり、タワー本体以外、全て手を加えました。
竣工写真になります。最上段が WARC バンド用 HB9CV 型アンテナ (NB32X) 、2段目が 7MHz 用ロータリーダイポール (R401DX)、最下段は U/V 用 GPアンテナです。
以下今回初めて使用するミニマルチアンテナのSWR特性です。両アンテナとも各エレメントはタッピングビス止めとなっており、全く調整不要且つとても FB な結果となりました。
WARC バンド用 NB32X の SWR特性
10MHz帯
バンドエッジ下部が少しSWRが高いようですが、まずまずのSWR値になっています。
18MHz帯
バンド全体に渡って良好です。
24MHz帯
バンド全体がすこぶる良好です。
7MHz ロータリーダイポール R401DX の SWR 特性
エレメント長が 13m もあるので、7MHz帯 200kHZを低 SWR 値でカバーしています。
CW も 7,100kHz より上での国内ラグチューどちらも文句無しに使えます。
※ SWR 値の測定は リグエキスパートジャパン製のディジタル SWR 計 AA-30 を使用しています。この SWR 計はバンド全体をスキャニング表示してくれるので、アンテナの特性が一発で判ります。
なお、7MHz、10MHz の CW バンドはも少し細かく特性をみてみようと思っています。
アンテナ整備作業を終えたので、明日から DX / 国内ラグチュー QSO を再開します !! 。
無事に工事完成で何よりです。
堂々の完成おめでとうございます。
(旧)アンテナの撤去作業の際はお世話になりました。ご覧のとおりSWRも低い値で収まっており、一安心です。
今朝は10MHz、18MHzに出てみましたが、受信・送信ともまずまずです。24MHzはカリブ海 (KG4WV) がクラスターにアップされていましたが、信号が弱いとのレポートもあり、こちらは全く聞こえませんでした。Hi.
教えて頂きたいのですが、お使いのR401DXは、エレメント長をメーカー標準から変更されているでしょうか?
取説では、もう少し下のほうにSWRの底があると思うのですが、長さを変更されているのか、それとも長さはそのままで上下のアンテナの影響でしょうか?
私も最近R401を購入し、暖かくなったら上げるよていですが、貴局と同じようなSWR曲線にしたいと思っています。
エレメント長はデフォルトのままでこのような特性になっています。元々タッピングビス用の穴が開いており、そのまま施工しました。
現在はこの写真の状態に加えR401DXの下に214C(14/21MHz 4ele)が加わっていますが、SWR特性もこの記事に掲載している特性とほぼ変わらず、7,100kHz近辺が底になっていて、7,010kHzではSWR値は1.7ほどになっています。
おそらく上に上がっている10~24MHz用HB9CVの影響が大きく出ているものと推定しています。
運用に際しては7,150kHz近辺でSSBによる国内QSOにもしばしば出ており、7MHzのDXは以前のアンテナ(CD社 318-40、CW用に調整)で100 Ent. を既に突破しているので、このままでRTTY、CWは高めの周波数で利用しています。Hi.
CWバンドにおけるSWR値は少し高めですが、明け方ののノイズレベルの低い時にはEU、AFにもそれなりに飛んで行ってくれています。
どうしても他のアンテナの影響が少なからずあるので、組み上げた後、エレメント長の再調整は必要であろうと思いいます。
こちらも上下にあるアンテナにサンドイッチされる形であげることになるので最初はそのままで上げて様子をみようかと思います。
CWがメインなんですが、たまに拡張バンドに出たいことがあり、帯域の広いRDPを探しておりました。
底さえうまいところに持っていけば使いやすいアンテナと期待しています。またお空でお会いできましたらよろしくお願いします