JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

Sparrow40-E完成

2006年07月19日 | 7MHzDC受信機の製作

 ケースの穴あけが終わったので、完成していた基板をようやくケースに収めました。

 当初の目的である送信モニターには、Mark5の出力を10W程度まで絞るとOKとなるが、100W~200W出力では、入力が飽和してしまってこのままではNGでした。

 送信機出力を10W程度にしてモニターで使用してみると、周波数特性は良いようです。TS-690でモニターしていたときには気が付かなかった、Mark5の出力特性で低域が結構伸びていることが判りました。普通のトランシーバは、低周波アンプで低域をそこそこにカットしているのでしょう。なお、本機はダイレクト受信機なのでAGC機能が無いためのせいか?検波出力がフワフワしたような感じになりました。

 一般的な7MHz帯の受信はまずまずで、Mark5でSメータが9程度振れている信号であれば、SSB、CWともFBに受信できます。サレンキータイプのLPFがよく効いているようで隣接の高めのビート信号をカットし、隣接信号による混信はさほど苦になりません。

 ただ、トップの同調回路がブロードなため、7,140kHzの北京放送が単純に検波されて、チューニング位置に関係なく受かってしまうのが少し気になりますが、この程度は止むを得ないでしょう。 (7,140kHzに同調したトラップを入れるとFBかもしれません。)

 チューニングは直接小さなツマミでVRを動かしていますが、大き目のツマミを使うか、バーニアダイヤルでVRを回すようにするとFBでしょう。手持ちのヘリカルポテンションメータを使ってみたのですが、残念ながら調子が悪く元に戻しました。

 なお、使用した受信空中線は3.5MHz用スローパーアンテナ(給電点18m高)で、昼間時間帯に受信したときの状態です。

Front400 Naibu400

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