PC ケースのサイドパネルを開けてみるとホコリも溜まってなくきれいだ。
早速リチウムボタン電池を外して電圧をチェックしてみると 3.3V ほどあり、異常はなさそうだ。PC には通常 AC100V をつないだままで電源ユニットのメインスイッチも切断しないから電池はほとんど放電しないのだろう、正常に電圧を維持している。
この段階で電池を戻し、電源を投入して PC が立ち上がるかどうかを確かめれば、原因箇所が特定できるが、今回は正常回復優先で作業を進めているので、続けてマザーボードの 24PIN 電源コネクタを外す作業を行った。
電源側プラグはコネクタにしっかり接続されていてゆるみ等は感じられない。次に電源プラグを外してみたが、コネクタ側、プラグ側のピンも異常が無い。
しいて不良箇所を考えれば、表面酸化によるコネクタの接触不良あたりではと思い、電源側プラグを 2 度ほど抜き差し経後、外しておいたリチウムボタン電池を元に戻した。
PC の横パネル は開けたまま、AC100Vコードを接続して PCの電源スイッチを押してみると、「ピッ」というBIOSの正常起動音とともに立ち上がってきた。回復である。
24PIN コネクタの配列をマニュアルで調べてみると、3V ラインが 4 系統あって特定できないが、この中のいずれかが BIOS 系の電源のはずだ。その該当ピンに流れる電流は少ないはずで、ピンの表面に酸化膜が形成されると接触不良を生じることになるのではと推定した。
BIOSが初期化されているので、カレンダー、時刻、1'st Boot Device などを再設定して修理完了となった。
いずれにしても無事正常に復旧したので、めでたし、めでたしであります。Hi.
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