JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

RHM12 (第一電波工業) 10MHz ~ 21MHz の SWR 特性を見る (3)

2022年03月03日 | 移動用アンテナ

 昨日のラジアル長調整により、SWR 値を 1.5弱まで追い込んだものの、まだ不十分なので今日もラジアル長の再調整を行ってみました。

 

 

 ⑤、⑥ 項が本日の調整結果です。

 先ず、ラジアル長を 2.4m ⇒ 3m に 60cm 程長くしてみると、SWR は 1.46 ⇒ 1.35 少しと改善されたので、ラジアルの長さが足りなかったと判断しました。

 そこで、2.4m+0.6m で 3.0m にしていたラジアルの 0.6m 部分を外し、1.2m として、ラジアル長を 3.6m ( 2.4m + 1.2m ) にしてみました。

 

  

 結果、上写真のようにストンとSWRが落ちて SWR:1.1 以下まで下がっていることが判ります。

 

 中心周波数における SWR 値を見てみました。

 21,075kHz で、SWR:1.02 と申し分の無い値に改善出来ています。

 

 インピーダンス等詳細データは以下の通りです。

 

 念のため、ラジアルに流れる RF電流を見てみると、昨日40 40mV あったものが 27.4mV に下がっています。
RF 電流そのものは多く流れているほど、アンテナへの電波の乗りが良いということになるのですが、読み取っている数値は相対的な物なので、実際に 21MHz 帯で電波を出してみないと判りません。

 

 標準のラジアル ( 5m ✕ 5本 ) を使った 21MHz では、SWR:1.6 ほどあったものを 21MHz 帯用のラジアルを別途作成することにより SWR 値を改善できた訳ですが、実用上どれほどの差があるか、これから暖かくなってくると共に、High Band のコンディションも良くなってくるので、その内判ってくると思います。また、エレメント長 7m の釣り竿アンテナとも比べてみようと思っています。

 

コメント
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