CW送信機の基板を組み立ててみました。約3時間ほどで基板は完成です。
基板が大きく作ってあり、部品の取り付けやハンダ付けがも苦労しません。初心者の方でも「てんぷらハンダ」にならないよう気をつければ、難しくはなさそうです。
テキストにはダイオード(2本)を取り付ける際の向きについての説明が無く、基板へダイオードを取り付ける際は、極性を間違わないよう気をつけてください。ダイオードの片方の周囲に線を引いてあり、これが「カソード」(ダイオードの配線記号の直線)になります。
これ以外は、基板にシルク印刷されたとおりに部品を取り付けていけばOKです。
その他の注意点は、「抵抗のカラーコード」と「コンデンサーの表示番号(101とか103)」の読み間違いをしないようよく確かめながら、部品をとりつけてください。抵抗はテスターで数値を確認しながら行った方が間違わないかもしれませんね。
完成した基板のVXOの発振周波数は、手持ちの周波数カウンタで計ってみると、7,016.26kHz ~ 7,021.47kHzまで可変でき、約5kHzほど周波数可変範囲(L1のマイクロインダクタは22μHを使用)があり、Mark5で受信してみると、きれいな直流音になっています。
ファイナル電力増幅段は、コネクタ類をまだ取り付けていないので動作させておらず、出力等の確認は、これからになります。
問題点はテキストにも記載されていますが、常時発振回路とバッファ回路を動作させており、この出力が結構大きく、横にあるMark5で、S9ほどの強さで信号が聞こえます。
基板をケースに入れずむき出しで動作させているためかもしれませんが、シールド等の対策がしっかりと必要かもしれません。