最近CQ出版社より「スペクトラム・アナライザ入門」、著者JE6LVE(高橋朋仁)という本が出版されています。
私のところにはスペアナはあるがマニュアルがなく、わずかな経験と感で操作しており、「RBW],「VBW」といったことも、おおよその見当でしか判っていない状況でした。そこで本書を広告で見つけると直ぐに注文したしだいです。
内容は、タイトルどおりの基本的な操作手順や、これから手に入れる場合の選択基準に多くを割いていますが、測定用アクセサリの作製紹介まで触れており、初めてスペアナを使ってみようとする方には、JA5DBEお勧めの一冊です。
純正マニュアルが手元にあることがベストですが、純正のマニュアルは英文であったり、日本語マニュアルであっても詳しく記載してあるため、ポイントがなかなかつかめなかったりします。このような場合に本書は、スペクトラム・アナライザの入門書として最適ではないかと思います。
なお、本書はアジレント・テクノロジー社のESA-Lシリーズを例にとって説明を加えていますが、基本機能について述べているので、私が使用しているアドバンテスト社のスペアナ(JA5DBE'sホームページをご覧ください)にも十分応用できています。