日本裁判官ネットワークブログ
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11日に「青法協修習生部会、現行62期修習生実行委員会共催」の「おこしやす1月集会」で裁判員裁判の話をしてきました。青法協という名前も久しぶりですが、約200名の参加者には驚きました。新62期も多数来ていたとのことですが、修習生が増加したとはいえ、裁判員裁判、ビラ配布、ワーキングプア、環境破壊、アスベスト問題、外国人研修生問題、えん罪等のテーマの集会にこれだけ集まるのか、と若い人のパワーに感心しました。

 もっとも事前アンケートでは裁判員制度に反対と言う参加者が過半数ということで、いささかがっかりしていたのですが、同じアンケートで制度が始まったら積極的にかかわると言う人も過半数いた、といことでホッとしました。私と大阪の後藤貞人弁護士が、現在の刑事裁判の重大な問題点と裁判員裁判の基本的な改革指向について、熱心に話しましたので,理解が深まったのではないか、期待している次第です。

 懇親会では、就職問題への不安も聞かれましたが、他方貧困問題に取り組みたい、というような元気な声も聞かれ、63期(合格者)が今後もこのような集会を続けたいと述べるなど若い法曹もなかなかのものだと感じて帰ってきました。

                           年寄り「花」

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